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国島 真希子 院長、国島 隼也 先生の独自取材記事

国島歯科

(岐阜市/名鉄岐阜駅)

最終更新日:2019/08/28

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金華山の麓、城下町の名残を感じる場所にある「国島歯科」は開業して70余年の月日がたつ。国島真希子院長が父の後を継いだのは1976年のことだ。清潔感あふれる待合室には一人がけ用ソファーやドリンクコーナーが設けられ、ゆったりと過ごすことができる。5部屋ある広々とした治療室はすべて個室。技工室、レントゲン室、検査室も備える。噛み合わせ治療を専門としてきた国島院長と、歯内療法を得意とする息子の歯科医師、国島隼也先生がタッグを組み、相乗効果を生かした治療が特徴だ。一人の患者にじっくりと時間をかけて治療を提供している2人の歯科医師から、治療のポリシーなどを聞いた。
(取材日2018年5月18日)

顎のずれを矯正する噛み合わせ治療で全身の健康も意識

院長が噛み合わせを専門とされたきっかけは何でしょうか?

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【国島院長】先代の院長である父が咬合を専門としていて、噛み合わせ治療にはもともと興味がありました。一般歯科、小児歯科、矯正歯科を行っていく中、本格的に考え始めるようになったのは20年ほど前からです。きっかけは、ある患者さんから、原因のわからない体調不良などの不定愁訴の症状をお聞きした時に、ちょうど大阪大学の先生の講習会を受け「噛み合わせに原因があるのでは?」と思ったからです。噛み合わせが悪いと下顎の位置がずれ、顎関節症になりやすいばかりか、これにつながる頭の位置のずれや傾きが生じ、補正作用として背骨が歪んでしまいます。背骨の周りには自律神経が通っており各臓器とつながっていますから、姿勢の悪さがさまざまな病気のもとになりかねません。このメカニズムを理解した上で、噛み合わせ治療について勉強を続け研鑽を重ねてまいりました。

噛み合わせ治療をする上で大切にされていることは何ですか?

【国島院長】「数車無車」あるいは、「木を見て森を見ず」という格言があります。人の体も、体の一部だけを見て体全体を見ないでいると、全体の不具合に気づかず、その問題により、一部も良くならない、という結果を生みます。歯並びを直す目的は口の機能的審美的改善を目的にしますが、顎を矯正する噛み合わせ治療は、噛み合わせを体全体の中の一部として捉え、まず不定愁訴にアプローチし、体の調子を整えることが目的です。口腔内という体の一部だけでなく、噛み合わせを通して全身の健康をめざしていくのが私のポリシーです。

噛み合わせ治療の流れについて教えてください。

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【国島院長】初診では虫歯や歯列、噛み合わせ、顎関節のエックス線写真撮影、そして全身写真の撮影をし、生活習慣についての質問も含め患者さんの全身症状を把握していきます。この結果を踏まえ、後日カウンセリングを念入りに行い治療計画を提案いたします。治療に進まれる場合の精密検査では、CTや重心動揺計などさまざまな機器を用いて細部にわたる検査をします。治療では特殊な半透明のマウスピース型装置をオーダーメイドし、3次元的に下顎を矯正し顎のずれを徐々に矯正していきます。

噛み合わせ治療と歯内療法の相乗効果を狙う

隼也先生の就任への思いをお聞かせいただけますか。

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【隼也先生】母校の歯内療法科で根管治療について学んだ後、埼玉県にあるクリニックに勤務していました。基本に忠実で、後輩の育成にも力を入れている先生のもとで多くの技術を学び、当院へ4年ほど前に就任しました。院長は噛み合わせという全体を見ていますが、僕は一般診療を専門とし、一つ一つの根の治療や虫歯、歯周病組織を見ていくなど部分的な治療を担当しています。全体も部分も、どちらかが不完全であっては、きちんと機能しません。私たちがそれぞれのスキルを生かし、バランスをとって、完璧な治療を追求していきたいと考えています。

歯内療法に注力されたきっかけは何ですか?

【隼也先生】歯の根というのは、家に例えると土台みたいなもの。土台がしっかりしていないのに高価なかぶせ物をしても本末転倒だと思います。また、かぶせ物が必要な場合は大きな虫歯になっているので、神経にも影響が出ているケースが多いんです。歯内療法は、いわば土台をしっかりと整えるためのもの。「可能な限り歯を残したい、抜きたくない」という思いに応えられる療法の一つだと思っています。また、院長はこれまで幅広く研鑽を積んできた中で、歯内療法が重要な基本であるにもかかわらず、良質な治療がされ難い分野だとアドバイスを受け、この道を選択しました。

治療の質を求め、設備へのこだわりも深いそうですね。

【国島院長】器具類は年々研究が進み良くなっています。最良の仕事には最新の道具が必要だと思いますから、惜しまず投資をしていくことが大切です。設備へのこだわりは何にも代えがたいものだと思いますね。
【隼也先生】僕が就任してから、歯内療法に欠かすことのできない歯科用CTとマイクロスコープ、新しい治療用チェアを導入しました。義歯などを技工する際の設計に使用するCAD/CAMシステムも、従来から使用していたものを新しいものに替えたりするなど、先進の機器をそろえるようにしています。

専任の歯科技工士がいるメリットは何でしょうか?

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【隼也先生】入れ歯など口の中の装置が壊れた時に、院内に技工士がいないと歯科医師が直接治すか、技工所に修理を依頼するしかないのですが、そうなるとお預かりとなり、期間がかかってしまいます。その間、患者さんは歯がない状態で過ごさないといけなくなり不便な状態になります。技工士がいることで、その日のうちに修理することができます。朝一番で預かればお昼までには調整し普段どおり使っていただけます。
【国島院長】前歯の形や色などをチェックし、技工士と打ち合わせをしながら、患者さんのご希望に沿った補綴をその場で作っていけます。また、最近の患者さんはセラミックなどの白い歯を望まれる方が多く、なるべくコストを抑えて提供できるよう、当院で作れるようなシステムを整えました。患者さんの満足度を高めるために頑張ってくれている技工士スタッフに感謝しています。

丁寧な説明をし患者に惜しみなく知識を共有したい

歯科医院でありながら、聴力検査も行っていますね。

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【国島院長】顎関節と耳は非常に近いところにあります。顎関節症には聴力も関わっているということがわかってきたんです。そして、聴力検査を使ったいろんなデータを採取することで理解を深めてきました。噛み合わせの習慣が聴力にも影響があるように、例えば、右ばかりで噛んでいると右耳の聴力が落ちてくるのです。ですから、噛み合わせを良くすることでも聴力への影響が期待できます。実は、噛み合わせの治療とともに改善が期待できることはたくさんあって、聴力データだけでなく、体の動揺計データなどからも認識できます。

今後の目標は何ですか?

【隼也先生】噛み合わせに関してはまだ勉強が必要だと感じています。院長と僕とは共通の患者さんを診ていますので、常に院長の後ろ姿から学び、メッセージを受け取っています。院長が長年培ってきた知識をどんどん受け取り、噛み合わせ治療も含め、1人で全部をできるようになることが課題です。
【国島院長】まず私自身が元気で、いつも笑顔であることが患者さんにも良い影響を与えられるのではと思っています。ですからスタッフにも、診療室にある大きな鏡で自分の顔を見て、いつも笑顔でいてほしいと伝えています。また最近、ぶら下がり健康器を置いて患者さんやスタッフにも使ってもらったり、体操したりしています。健康に気をつけて、一人でも多くの患者さんをハッピーにすることが目標ですね。

読者へのメッセージをお願いします。

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【国島院長】私の願いは、患者さんに正しい知識をもっていただきたいということです。ある程度の知識がおありだと、歯科の治療法などを、はやりに惑わされることなく自信をもって選ぶことができるでしょう。そのために私も隼也先生も患者さんのためになることは時間をかけて説明させていただきます。
【隼也先生】医療がどんどん発展している昨今です。治療に全力を尽くすのは当然として、患者さんが健康にとって何がいいのかを選択するために必要な知識やデンタルIQを高めていただくためのお手伝いをしていきたいです。

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