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国島 真希子 院長、木村 絹子 先生の独自取材記事

国島歯科

(岐阜市/名鉄岐阜駅)

最終更新日:2025/03/06

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科 main

金華山の麓、城下町の名残を感じる場所にある「国島歯科」は開業して70余年の月日がたつ。国島真希子院長が父の後を継いだのは1976年のことだ。清潔感あふれる待合室には一人がけ用ソファーやドリンクコーナーが設けられ、ゆったりと過ごすことができる。5部屋ある広々とした治療室はすべて個室。歯科技工室、エックス線室、検査室も完備。噛み合わせ治療を専門としてきた国島院長は、一般歯科を幅広く経験してきた木村絹子先生とともに口の中から全身を健康へ導くための診療を提供している。一人の患者にじっくりと時間をかけて向き合う2人の歯科医師から、治療のポリシーや独自の取り組みなど幅広く聞いた。

(取材日2024年3月13日/情報更新日2025年2月28日)

噛み合わせ治療で全身の健康も意識

院長が噛み合わせを専門とされたきっかけは何でしょうか?

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科1

【国島院長】先代の院長である父が咬合学を専門としていて、噛み合わせ治療にはもともと興味がありました。一般歯科、小児歯科、矯正歯科を行っていく中、本格的に噛み合わせについて考え始めるようになったのは20年ほど前からです。きっかけは、ある患者さんから、原因のわからない体調不良などの不定愁訴の症状をお聞きした時に、ちょうど大阪大学の先生の講習会に参加し、「噛み合わせに原因があるのでは?」と思ったからです。噛み合わせが悪いと下顎の位置がずれ、顎関節症になりやすいばかりか、これにつながる頭の位置のずれや傾きが生じ、補正作用として背骨がゆがんできてしまいます。背骨の周りには自律神経が通っており各臓器とつながっていますから、姿勢の悪さがさまざまな病気のもとになりかねません。このメカニズムを理解した上で、噛み合わせ治療について勉強を続け研鑽を重ねてまいりました。

噛み合わせ治療をする上で大切にされていることは何ですか?

【国島院長】「数車無車」あるいは、「木を見て森を見ず」という格言があります。人の体も、体の一部だけを見て体全体を見ないでいると、全体の不具合に気づかず、その問題により一部分の症状も良くならないという結果を生みかねません。歯並びを整える目的は口の機能的審美的改善を目的にしますが、顎の矯正を図る噛み合わせ治療は、噛み合わせを体全体の中の一部として捉え、不定愁訴にアプローチし、体の調子を整えることが目的です。口腔内という体の一部だけでなく、噛み合わせを通して全身の健康をめざしていくのが私のポリシーです。

噛み合わせ治療の流れについて教えてください。

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科2

【国島院長】初診では虫歯や歯列、噛み合わせ、顎関節のエックス線写真撮影、そして全身写真の撮影をし、生活習慣についての質問も含め患者さんの全身症状を把握していきます。この結果を踏まえ、後日カウンセリングを念入りに行い治療計画を提案いたします。治療に進まれる場合の精密検査では、CTや重心動揺計などさまざまな機器を用いて細部にわたる検査をします。治療では特殊な半透明のマウスピース型装置をオーダーメイドし、3次元的に下顎の矯正を図り顎のずれを徐々に整えていくことをめざします。

患者の不定愁訴にさまざまなアプローチ

木村先生のこれまでのご経験とどうしてこちらで働くことになったのかを教えてください。

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科3

【木村先生】東北大学歯学部を卒業後、新潟大学歯学部で1年間研鑽を積みました。その後、総合病院の歯科で一般歯科のスタンダードを学んだ後、徳真会という大きなグループの歯科医院に所属。そこは補綴や虫歯治療などの専門の先生が来て教えてもらえたので、幅広く専門性の高い知識を身につけられました。患者さんも多かったので、実際に多くの治療を通して技術の研鑽を重ねました。それから、主人の転勤でこのエリアへ引っ越し、信頼している先生から当院を紹介していただいたのです。噛み合わせの分野に強く、お口だけではなく全身の健康に着目しているのが面白いと感じてあいさつに来たことがご縁になりました。

クリニックとして新しいことにも取り組んでいるそうですね。

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科4

【国島院長】噛み合わせの治療をしていくうちに同じ顎のずれがある方でも頭痛や首こりなどの不定愁訴の症状が重く出る方は、噛み締める生活習慣があると気づきました。そこで、口周りの筋肉を和らげるための咀嚼筋マッサージを始めました。噛み締めると咀嚼筋が凝り、不定愁訴につながりやすくなります。咀嚼筋はインナーマッスルに直接ふれることができる唯一の筋肉。口に手を入れてインナーマッスルを刺激すると咀嚼筋の緊張がほぐれ、血流が良くなり顎や関節も楽になっていくでしょう。またストレスで疲れを感じている方やコロナの後遺症に悩まれている方には、脳の海馬を通じて嗅神経を刺激するアロママッサージも必要に応じて行っています。当院では、歯科衛生士か私が患者さんの咀嚼筋をマッサージして差し上げます。ご自身でも簡単に行えるので、やり方も教えています。お風呂に浸かりながら、マッサージしてもらうのがリラックスできるのでお勧めです。

患者と誠実に向き合い不調の原因を導き出す

専任の歯科技工士がいるメリットは何でしょうか?

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科5

【国島院長】入れ歯など口の中の装置が壊れた時に、院内に歯科技工士がいないと歯科医師が直接直すか、歯科技工所に修理を依頼するしかないのですが、そうなるとお預かりとなり、お戻しするまでに時間がかかってしまいます。その間、患者さんは歯がない状態で過ごさないといけなくなり不便な状態になります。歯科技工士が院内にいることで、その日のうちに修理することができます。朝一番で預かればお昼までには調整し普段どおり使っていただけます。また、前歯の形や色などをチェックし、歯科技工士と打ち合わせをしながら、患者さんのご希望に沿った補綴をその場で作っていけます。さらに、最近の患者さんはセラミックなどの白い歯を望まれる方が多いですが、なるべくコストを抑えて提供できるよう、当院内で作れるようなシステムを整えました。患者さんの満足度を高めるために頑張ってくれている歯科技工士スタッフに感謝しています。

先生たちの診療のモットーはありますか?

【国島院長】診療において必ず答えを出すことです。私は患者さんのお悩みをお伺いして、「何かわからない」と答えることはありません。お悩みがあるということは必ず原因があり、答えがあるわけです。その原因を探し出すための最大限の努力と対応をします。
【木村先生】誠実であることと正確で丁寧であることです。歯科医院はそもそも良いイメージを持たれていないですし、お悩みがあって来る場所です。歯科医師の仕事はマイナスイメージからのスタートだと十分に把握して、患者さんと接しています。お口の中の状態を説明して、コンサルタントのように患者さんと信頼関係を築く。そして確かな技術で患者さんの期待に全力で応えられるようにしていきます。

今後の目標をお聞かせください。

国島真希子院長、木村絹子先生 国島歯科6

【国島院長】今の大きな目標は患者さんだけでなく、私もスタッフもみんな含めて元気になることです。私もスタッフも患者さんが元気だと元気をもらえます。そういった元気の循環をさせていきたいですね。例えば患者さんが「すごく楽になりました。ありがとうございます」と言ってくれたら、私もスタッフもうれしいです。私はスタッフにも喜びを与えられる仕事をしていることを誇りに思って、元気に働いてほしいです。
【木村先生】まずは自分が今までやってきたことをブラッシュアップするところからですかね。それから基本的な技術をしっかり高めていきたいです。当院ではお口の中だけでなく全身の健康にも着目し、患者さんの健康を維持できるようサポートします。治療を進める中で患者さんにとって、信頼できる存在でいられるように努力していきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/8万5000円~

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