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古橋 匡文 院長の独自取材記事

古橋歯科医院

(名古屋市中村区/本陣駅)

最終更新日:2022/03/31

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本陣駅より徒歩5分。名古屋駅の西側に位置し、昔ながらの商店街など下町情緒が残る地域にある「古橋歯科医院」。1981年に開業し30年以上の歴史を持つ同院は、清掃が行き届いた清潔感のある院内で、どこか懐かしく親しみを感じさせるクリニックだ。古橋匡文院長は、大学病院の口腔外科で経験を積み、歯科医師としては珍しい「睡眠時無呼吸症候群」の専門家でもある。睡眠時無呼吸症候群の治療や歯科矯正で、口腔全体のバランスを見ながら治療を進める重要性について、また患者の思いに寄り添いながら歯を保つ治療方針についても聞いた。

(取材日2022年2月21日)

地域に根づき診療を続けるクリニック

30年以上の歴史があるクリニックだと伺いました。

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1981年に開業したものですので、30年以上たちますね。建物は建て替えておらず、受付などの配置も開業当初のままです。私は2010年9月にそれまで働いていた大学病院を辞めて、父が開業していたこちらでの診療を始めました。父も副院長として現役で働いていますよ。私が当院で働くようになってから、インプラント治療に力を入れていくため歯科用CTを導入しました。神経の位置など、エックス線写真では見えなかった細かな部分まで確認することが可能になり、とても役立っています。また、マイクロスコープも導入しました。患者さんご自身の歯を少しでも長持ちさせていくためには、入れ歯やかぶせ物の治療の際には噛み合わせを確認することも大事ですが、土台となる根っこの治療と、かぶせ物をする部分の境目の治療の精度が重要なんです。マイクロスコープは目では見えない細部も高倍率で確認でき、高い精度の診断や治療をめざせるようになりましたね。

どんな患者さんが多いですか。

近隣住民の方たちがやはり多いです。当院より北側は下町情緒が残る古い町並みが残っているんですが、最寄りの本陣駅は名古屋駅から近いこともあり、近年単身向けのマンションなどが増えてきています。その影響で、夕方以降は仕事帰りの若い人たちが多く来院されます。一方で午前中は昔から通ってくださっている近隣住民の高齢者が多いですね。主訴は入れ歯を作りたい、入れ歯の噛み合わせを治したいなど入れ歯に関することが多いです。皆さん私が子どもの頃のことも知っている人たちばかりなので、私の記憶に残っていない幼い頃の思い出話を聞くこともありますよ。

先生が歯科医師になったきっかけを教えてください。

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父をはじめ、親戚も含めて医師が多い環境で育ちましたから、子どもの頃から将来は医師か歯科医師になりたいと、自然と医療の道をめざしました。愛知学院大学歯学部に入学していろいろと学ぶうちに、歯科医療の面白さに目覚めたんです。私は子どもの頃からプラモデルとか細かい物を作ることが好きだったので、義歯などを製作する作業が楽しくて好きでしたね。今でも歯科技工士さんたちがどんなふうに作業しているのか技術に興味がありますし、吸収したいですね。当院にはもともと技工室があるので、私自身でも技工をすることもあります。自分が作ったものが患者さんの口に入り、機能向上や補助につながっていけると思うとうれしいですね。

医科と連携した睡眠時無呼吸症候群の診療

睡眠時無呼吸症候群を専門にされているとお聞きしました。

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大学院で睡眠時無呼吸症候群を専門にしていました。在籍していた大学の医科に睡眠科があり、そこから患者の紹介を受けて、共同で研究できる環境だったんです。当時新幹線の運転手が居眠り運転をしたニュースがあり、原因が睡眠時無呼吸症候群だったことで、人々に睡眠時無呼吸症候群のことが認知され始めていた頃でしたね。私が大学院時代に診ていたのは軽症から中等症の患者さんが中心でしたが、潜在的な患者数はまだまだ多いだろうと感じました。睡眠時無呼吸症候群は心血管障害にも関連している場合があり、治療の必要性や意義を強く感じ、大学院を修了した後も、この治療に関わり続けています。

睡眠時無呼吸症候群を訴える患者の来院数はどのくらいですか?

睡眠時無呼吸症候群は、医科の先生の診断を受けて、それから歯科医院へ紹介されてきます。そのため医科の先生から紹介されて来院される方がほとんどです。口腔内の状態を確認するのはもちろん、歯科用CTで気道の状態なども解析が可能ですので、気道が狭くなっていないかも合わせて観察していきます。また舌の位置が下がってしまうと舌の根が気道を塞ぎ、睡眠時の呼吸を妨げることにつながりますので、それらをしっかりと分析していきます。ただしまずは病院での診断を受けることが基本なので、強い眠気を感じたり、同居人から呼吸が止まっていると指摘されたりした方は、かかりつけのクリニックや病院などで検査を受けてほしいですね。

どうやって治療をしていくのでしょうか?

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睡眠時無呼吸症候群の治療というと、就寝時にCPAP(シーパップ)という装置を装着するイメージが強いかもしれませんね。しかし症状の程度や原因によっては、スリープスプリントと呼ばれる就寝時に装着していただくマウスピースを使う方も多いんですよ。眠りの質や深さ、口内の状態を見て総合的に判断し、噛み合わせなども見ながら呼吸を助けていくためのマウスピースを作っていきます。歯ぎしりも睡眠時無呼吸症候群が原因の場合があります。当院では歯科筋電図検査を実施しており、顎に貼る検査装置を貸し出して、睡眠時の歯ぎしりの回数や強さを調べています。愛知県内でもこの検査を行う歯科クリニックは多くないようですので、歯ぎしりにお困りの方は、ぜひ一度検査してみても良いかと思います。

歯を残していくための予防としての歯列矯正にも着目

歯列矯正にも力を入れているそうですね。

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歯列矯正は、場合によっては睡眠時無呼吸症候群の方の選択肢にもなり得ると考えています。噛み合わせや舌の位置、さらに気道の状態まで含めた口腔内のバランスを整えていくことを矯正でめざしていけるからです。また、歯列が整うことで歯磨きがしやすくなり磨き残しも減るので、虫歯や歯周病のリスクを軽減することにもつながるでしょう。予防歯科の観点からも、歯列矯正は意義のあるものです。特に歯が抜け替わる子どものうちに、矯正に取り組んで口腔内環境を整えていくことをお勧めします。すべて永久歯に生え替わってから矯正するより成長や生え替わりの段階に合わせて乳歯の段階からケアしていく方が、矯正の期間や矯正時の痛みなどの負担が少ないでしょう。私自身にも子どもがいますが、子どもを見ているとそれを実感します。

こちらでは、どのような方法の矯正に対応しているのでしょう?

ワイヤーでの矯正はもちろん、成人であれば、昨今選ぶ人も増えているマウスピース型装置を用いた矯正も選択いただけます。マウスピース型の装置であれば目立ちにくいですし、体への負担も少なく矯正を進められると思いますので、比較的ハードルも低いのではないでしょうか。CTで撮影したデータに基づいてシミュレーションし、矯正後の状態を事前にビジュアルでも確認いただけますので、矯正のモチベーションも上がると思います。歯科の世界は日進月歩で進化していて、治療技術もどんどん新しいものが出てきています。矯正技術もそうですね。見た目だけでなく歯を大切に残していくための予防歯科として、矯正も検討に入れていただければと思います。

先生のモットーや、今後の目標を教えてください。

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私が治療した歯をトラブルなく使い続けてもらうことが目標です。悪いところが複数箇所あったとき、気になるところだけを治療すればいいと考える患者さんもいらっしゃいます。こちらとしては気になっているところだけでなく、全部の治療を進めていきたい気持ちがあっても、あまり無理にはお勧めできません。「何をどうしてほしいか」、患者さんの意思を大事にしています。最初の診断から治療経過も大事ですね。治療の手順をきちんと行った結果維持できたとか、メンテナンスしていったことで使えました、となればいいなと思います。そのために新しい技術や知識を学び、日々研鑽を積みたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/5万円~、ワイヤー矯正/35万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/35万円~、インプラント治療/28万5000円~、セラミックを用いた治療/5万円~ インプラント検査・診断料/3万5000円~、矯正検査・診断料/5万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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