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伊藤 正幸 院長の独自取材記事

わしづか歯科

(碧南市/碧南中央駅)

最終更新日:2019/08/28

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名鉄三河線の碧南駅から車で10分ほどの住宅街にある「わしづか歯科医院」。入り口には手入れの行き届いた植木鉢が並び、アットホームな雰囲気が漂うクリニックだ。駐車場も完備しているので車での通院も心配ない。診療科目は、一般歯科、小児歯科、予防歯科、インプラントや矯正歯科など幅広く対応。また、院内に技工士が常駐しているためかぶせ物の作製など細かい調整がすぐに行えるのも安心だ。診療室に入ると、目の前にはきれいに整備された庭園が目に飛び込む。「パーティションで区切られたすべての診療用チェアから、四季の移ろいを楽しむことができます」と話すのは院長の伊藤正幸先生。今回は伊藤院長に、医院の運営方針や地域医療の大切さなどについて、じっくり語ってもらった。
(取材日2017年4月4日)

「患者さんの心に残るクリニック」をコンセプトに開業

まず、歯科医師を志したきっかけと開院までの経歴を聞かせてください。

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高校時代は理数系の科目が得意で、理工系の大学に進みたいと思っていました。また、両親からは「手に職をつけなさい」と言われていたので、そうした条件の職業を探していて候補として浮上したのが歯科医師です。胸を張ってご披露するような立派な志ではなく心苦しいですが(笑)。結果的に大学の歯学部で学ぶ道を選びました。そうと決まれば、地元愛知県にはには愛知学院大学という歯科医師養成の大学がありますので迷うことなくそこに進学。卒業後は6年ほどの勤務医経験を積んだ後、生まれ故郷のこの地で1988年に開業しました。

クリニックの内装や中庭にも、こだわりが感じられますね。

クリニックを開業すると決めた時、最も力を入れたことの1つはクリニックのデザイン・設計でした。「患者さんの心に残るクリニック」をコンセプトに、玄関から待合室・診察室への動線や、そこから見える景色など頭の中で何度もイメージしながら、繰り返し構想を練り直しました。デザイン・設計面では自慢できる点が2つあります。1つ目は、診察室に向かう廊下から見える景色です。視線の先に庭の景色が広がり、目も心もリラックスできるよう工夫を凝らしました。2つ目は診察台の配置です。すべての診療チェアが庭に向いていて、樹木や花を見て四季の移ろいを楽しみながら治療を受けられます。そして、ちょうど足元に陽光が差すよう設計してあり、冬でも昼間は足元がポカポカして心地良いんですよ。クリニックの主人公は患者さんたちです。患者さんに心地よく治療していただくことを第一に考え、デザイン・設計したつもりです。

クリニックの患者層に特徴はありますか、またどんな主訴が多いのでしょうか?

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このあたりは碧南市の中心地からは少し離れた住宅街ですので、患者さんのほとんどが地元住民の方たちです。年齢層は、小さな子どもさんから高齢者の方たちまで、幅広いですね。また治療の主訴は、虫歯や歯周病の方が多いのはもちろんですが、それ以外にも歯列矯正を希望する方、口臭に悩んでいる方、インプラントについての相談、ホワイトニングを希望する方、定期的なメンテナンスの方など、実に多様です。医師の場合は、内科や外科、皮膚科や耳鼻科などそれぞれの専門領域に分かれますが、歯科医師の場合はお口の中の悩み全般について幅広く診断できるオールラウンダーの能力が求められます。

患者の悩みの本質を理解することが治療の第一歩

診療の際には、どんなことを心がけていますか?

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当院のように街中で開業しているクリニックには、さまざまな症状の患者さんが来院します。患者さんのご希望にできる限りお応えできるように、歯科医師は最新の技術や知識を身に付けていなければなりません。しかしその一方で、最新の技術がすべての患者さんに適した治療かと言うと、必ずしもそうではありません。それぞれの患者さんのお口の状態、生活環境などによって、最適な治療は異なるものです。患者さんとよくお話しをして、最適な治療法を広い視野からご提案することが大切です。そのために、一人ひとりの患者さんが抱えている病状を的確に把握し、悩みの本質を理解するよう注意を払って診療にあたっています。患者さん自身が悩みの本質を理解していなかったり、お年寄りやお子さんの場合は思いを表現できない場合もありますので、ご家族に話を聞いたり、患者さんに理解していただけるような言葉で、会話のキャッチボールをするように心がけています。

新しい治療にも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

歯科医療は日進月歩の世界です。治療方法、治療用器具や義歯の材質なども大きく変化しています。開業当時は「歯を削って、詰める、かぶせる。ダメな場合は抜いて義歯を装着する」というのが歯科治療の主流でした。しかし、今の時代は「虫歯にならないための予防」を中心に、できるだけ多くの歯を長く残すことが治療の基本になっています。また、歯列矯正も以前はワイヤーを使っての矯正が当たり前でしたが、現在はマウスピース型の装置で矯正する時代で、患者さんの負担は大きく軽減されています。そうした新しい知識や技術は歯科医療の発展にとって欠かせないものですから、「知識の引き出し」は多いに越したことはありませんね。どのような治療を選択するかは患者さんの判断にもよりますので、私の側から強制することはありませんが、患者さんから相談を受けた時などには選択肢の一つとして紹介することで、患者さんが選ぶ治療の幅も広がっていきます。

虫歯や歯周病と口臭との関係、またその予防についての先生の考えはいかがですか?

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ひと月に何人かは口臭に悩んで相談に来る患者さんがいらっしゃいます。当院では10数年前から、さまざまな検査をもとに診断、治療を行う口臭治療法を導入しています。保険適用外の自由診療になりますので、治療の流れや料金体系などを詳しく説明し、納得いただいた場合には治療を行います。口臭の原因はさまざまですが、お口の中に原因がある場合は「プラーク(歯垢)と食事の食べかす」が大きな要因です。実は、この「プラーク(歯垢)と食事の食べかす」というのは歯周病を誘発するリスク要因でもあるんですね。ですから、口臭治療と歯周病治療とは密接な関係にあるということができます。正しい歯磨きを実行することが予防につながりますから、ぜひ歯科衛生士に歯ブラシ指導を受けていただきたいですね。

医療人として、たゆまぬ研鑽で地域の健康を後押しする

長年にわたり碧南市の歯科医師会活動を積極的にされていたと伺いましたが、何か思うところはありますか?

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一つのクリニックとしてできることは個々の患者さんのお口の健康を守ることに尽きますが、歯科医師会として、或いは地域全体として取り組まなければいけないことは山積しています。例えば、子どもの健康を守るためにはご家庭や教育機関、行政の協力と理解が必要ですし、地域の歯科医療への意識を高める啓発活動も重要です。また、旗振り役をどこが担うのかという問題もあります。そういった問題解決のためにも、今後も地域の歯科医師として協力していきたいと思っています。

地域の中でのクリニックの役割についてはいかがですか?

一人の医療人としては、地域の健康を守っていくことが第一の使命です。碧南市も少子高齢化という時代の波に直面し、通院もままならない高齢者が増えています。そうした方々が必要としているのが「訪問診療」です。当クリニックでは早い時期から訪問診療を行っていますが、これからはより一層地域ぐるみで協力体制を構築し、さらなる連携強化とレベルアップ、情報の共有化などが求められます。歯科以外の医療機関、行政、介護専門職など、多様な立場の関係者が協力して、笑顔が耐えない地域社会をつくっていけるよう尽力してまいります。

今後取り組んでいきたいことはありますか?

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患者さんの幅広い希望に応えられるように、常に最新の医療知識を吸収するよう心がけ、技術面での研鑽も怠らず、さまざまな治療形態を模索し、進化をしていきたいですね。ほぼすべての人々の虫歯や歯周病の予防の可能性が、すぐ手の届くところに来ていると実感していますので、歯科医療に関しての正しい知識と情報を発信し続けたいと思っています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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