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神谷 龍一 院長の独自取材記事

神谷デンタルクリニック

(高浜市/三河高浜駅)

最終更新日:2023/11/24

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック main

名鉄三河線の三河高浜駅から車で約5分。住宅地の中にある神社の正面に立つ「神谷デンタルクリニック」は、2020年の春に開業したばかり。広い駐車場とリンゴのマークが目印だ。神谷龍一院長は、地域に根差した歯科医院を開業していた父の遺志を受け継ぎたいと、他院で経験を積んだ後、実現させた。入り口はスロープを設け、院内はすべてバリアフリー設計。待合室は温かみのある木目調。大きなガラス窓からは境内の緑が見え、春は桜が美しく、秋は紅葉と、四季折々の自然を感じることができ心が和む。「誠心誠意が信条」という神谷院長に、開業までの経緯や、意気込みなどを聞いた。

(取材日2020年4月6日)

愛着ある土地で、父の思いを継ぎ開業

今月、開業されたばかりなのですね。

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック1

開業して1週間ほどですが、スタッフにも恵まれ、とても良い雰囲気で診療ができています。もともと父がこの場所で歯科医院を開いていたのですが、5年前に亡くなって。当時、私はまだ研修医だったので、経験を積んでからここで開業しようと考え、約6年勤務医をした後、実現させました。父の開業は私が生まれた年で今から32年くらい前。それからずっとここで診療していました。「もっと長く続けたい」と心残りもあったと母から聞いており、その思いを引き継いでいきたいです。大学時代は名古屋に住んでいましたが、ここは生まれ育った地元で愛着があります。内覧会には多くの方が来て、ありがたいことに治療予約も取ってくださいました。同級生やその親御さん……そして父が診療していた方には「待ってたよ!」と言われうれしかったですね。

外から見ると、大きな窓と木目が印象的ですね。

外観を含め、全体的に木目を基調とした温かみのある感じにとリクエストしましたが、それ以外の内装はほとんどデザイナーさんにお任せしました。期待どおりでとても気に入っています。待合室は天井が高く開放的。窓を広めにとっているので、廊下も光がたくさん入って明るいです。また目の前が神社で、窓からちょうど桜が見え、四季折々の景色が眺められますよ。キッズスペースは動物の壁紙で楽しそうな雰囲気にしていて、大きなクマのぬいぐるみは大学時代の友人たちが開業祝いで贈ってくれたものです。お子さんたちが喜んでくれて良かったですが、あんなに大きいのが届くと思わなかったのでびっくりしました(笑)。

院内設備や医療機器などで重視したことはありますか?

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック2

入り口は段差のないスロープとし、院内はすべてバリアフリー設計に。廊下も、車いすやベビーカーが通りやすいよう十分スペースを取っています。4つの診療室はすべて個室とし、廊下も2ヵ所設け、治療中に他の患者さんが横を通ったり、患者さん同士がすれ違わないようプライバシーに配慮しています。設備機器では、まずマイクロスコープ。患者さんの口の中を詳細に診ながら治療をするために必須と考え、性能にこだわって選びました。患者さんに画面を見てもらいながらわかりやすく説明するための口腔内カメラも同様です。また、安全・安心のため滅菌系の機器も完備しています。

患者にとってより良い治療のため“誠心誠意”を大切に

診療方針についてお聞かせください。

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック3

“誠心誠意”という言葉をモットーとしています。治療のご提案やご相談、過ごしやすい環境も含め、自分の家族だったらどう対応するか、勤務医の頃から常に意識して診療にあたってきました。それによって幸せな生活を送れるようサポートできたらうれしいです。治療する時に心がけているのは、患者さんに安心してもらえるよう「〇〇しますよ」とその都度声をかけることですね。またお子さんは歯医者がトラウマにならないよう、親御さんの治療を診て雰囲気に慣れてもらったり、診療台に座ることが怖いお子さんには、キッズスペースにある赤い椅子に座ってもらうことから始めるなど、無理のない診療を心がけています。キッズスペースの隣にある診療室は、扉を開けておけばキッズスペースの様子もわかり、互いに安心感を持てるよう設計しています。

勤務医時代について教えていただけますか?

2つの歯科医院に勤めましたが、どちらも熱心な院長で幅広く技術と知識を得ることができました。地方の勉強会にも行かせてくださいましたね。卒業後すぐに勤めた医療法人は規模が大きく、乳幼児から100歳の方まで幅広い世代の患者さんがいらっしゃいました。複数の歯科医院を経営しており、法人すべての歯科医院に行きましたが、同じ経営母体でもカラーが違い、患者さんの世代もお口の中の環境も、虫歯の多い・少ない、入れ歯や矯正など地域性がありました。2番目に勤務したのは自由診療中心の歯科医院で、インプラントを専門に治療していました。インプラントは5~6社のメーカーを扱っていたり、その他セラミックによる審美面に配慮した治療のご相談も多く、ありとあらゆる症例を経験できた期間でした。患者さんへの接し方も含め、多くの経験ができましたので、こちらでの診療にも存分に生かし、幅広いご相談に応えていきたいと思います。

他院との連携についてはどのようにお考えですか?

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック4

勤務先に、別の歯科医院での治療がうまくいかなかった患者さんが来ることもありました。難治療の場合、より専門的な歯科医院や大学病院などを紹介するか否かの判断はなかなか難しいのですが、広く診てきた分、その線引きができるようになったと思っています。何でも自分ですべてを完結させようとせず、より専門的なところが適していると判断した時は紹介することも大切と考えています。最近は専門分野に特化している歯科医院もあり、周辺には碧南市民病院、刈谷豊田総合病院など高度な医療設備を整えた総合病院もあります。地域に根差した歯科医院として気軽に相談に来てもらい、専門医療機関への窓口、橋渡し役にもなれればと思っています。

地域に貢献し、愛される歯科医院を目標に

先生が歯科医師を志した経緯について教えてください。

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック5

物心ついた頃には、父のようになりたいと思っていました。診療所は住まいと同じ建物でしたから、すぐ隣が診療室。小学校から帰ると、キーンと機械の音が聞こえてくるのが日常でした。父は家では寡黙でしたが、患者さんには分け隔てなく親身だったと聞いています。開業にこだわらず勤務医のままでという先生も増えていますが、開業医になることに迷いはありませんでしたし、父は今も目標とする大きな存在です。

休日の過ごし方や、ご自身の健康法について教えてください。

子どもが4歳と1歳になるので、休日はかかりきりですね。中学から大学まで剣道をやっていましたが、今は子どもと遊ぶことで体を動かしているくらいです(笑)。大学時代の剣道部の仲間は皆、歯科医師をめざした同志であり、よい先輩・後輩にも恵まれ、今でも時々集まっています。開業時には花を贈ってくれて、応援してくれるありがたい存在です。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

神谷龍一院長 神谷デンタルクリニック6

自分も父親になりましたが、この場所も通った小学校も、自分が子どもの頃と一緒です。戻ってきたいと思っていたので、これからが楽しみですね。いずれは行政にも働きかけ、セミナー開催や市のイベントでお話しするなど、歯科医療を通じて地域に貢献できたらと考えています。父は私の小学校の学校歯科医だったので、自分も学校歯科医になって虫歯のセミナーなどできたらいいですね。父のおかげかわかりませんが、私は虫歯がありません。口腔内を良い状態に保つには、自分と歯科医院でうまくコントロールしていくことが必要です。虫歯の原因を詳しく知ること、正しいブラッシング法やシュガーコントロールも大切なので、食育も含め、親御さんにも伝えていきたいですね。緊急性がなければ初診はカウンセリングルームでスタッフがゆっくりお話を伺いますので、歯科医師には聞きにくいようなことも含め、気軽にお話ししていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/45万円~
オフィスホワイトニング/4万円、ホームホワイトニング/2万円
オールセラミックス/10万円~
小児矯正/50万円~、一般矯正/70万円~

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