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歯を残すための根管治療
歯の根の感染を取り除くことをめざす

須田歯科

(大阪市北区/梅田駅)

最終更新日:2023/04/11

須田歯科 歯を残すための根管治療 歯の根の感染を取り除くことをめざす 須田歯科 歯を残すための根管治療 歯の根の感染を取り除くことをめざす
  • 保険診療

生涯にわたって自分の歯を一本でも多く残したい。そう願って予防を心がけていても、虫歯(う蝕)や歯周病はちょっとした隙に進行してしまうもの。原因菌が歯髄にまで達して炎症を起こせば、将来的に歯を失ってしまうリスクが大幅に上昇するともいわれている。このような症例に対し、「医療法人 須田歯科」でも専門的に取り組んでいるのが根管治療と呼ばれる歯内療法。「根管治療は、いわば最後の砦」と、院長を務める須田剛義先生はその重要性を強調する。今回は同じ大阪大学歯学部の後輩にあたり、同院の根管治療のエキスパートとして活躍する歯科医師の安東美佳先生も同席。どのような目的で何をするのか、クリニックならではのこだわりも交えて端的に解説してもらった。

(取材日2023年3月10日)

大切なのは重症度を自覚し、環境の整った歯科で適切な治療を受けること

Q根管治療が重要な理由を教えてください。
A
須田歯科 根管治療を専門とする歯科医師を招き、万全の体制を心がける

▲根管治療を専門とする歯科医師を招き、万全の体制を心がける

【須田院長】虫歯(う蝕)や歯周病などの細菌が歯の深部まで及んで神経が感染してしまうと炎症が起こり、そのまま放置していると歯を失う、抜歯が必要といった事態を招いてしまいます。そうならないように歯の根っこの感染菌を徹底的に取り除き、再感染を防いで歯を守っていくのが根管治療の目的です。歯を残すためには、その土台となる根っこをしっかり保たねばなりません。せっかく建てた家も土台が悪ければ倒れてしまうのと同じですね。歯の保全を考えれば、根管治療は重要な位置づけにあるといえるでしょう。根管治療には抜髄治療も含まれますが、目的はあくまで感染の除去。必ずしも神経自体を抜いてしまうわけではありません。

Qどのような流れで治療を行うのでしょうか?
A
須田歯科 どんな悩みにも対応できるよう、設備・環境充実に余念がない

▲どんな悩みにも対応できるよう、設備・環境充実に余念がない

【須田院長】まずは根管内の炎症や感染の状況を丹念に調べ、根管治療が必要かどうかをしっかりと見極めた上で治療に進みます。実際の治療では、虫歯や過去の充填材料などの感染部分を削って除去する、神経のある根管を拡大する、根管内を清掃・消毒して密閉するなどの処置を行いますが、何を行うかはその患者さんの状態によって異なり、治療に痛みが伴う場合は麻酔を用いることもあります。いずれにせよ、多くの場合は周囲の他の部分にも影響が及んでおり、感染拡大を徹底的に抑えなければ歯は残せません。根管治療が必要ということは、それほど大変な事態、つまりは重症度が高いということを認識していただければと思います。

Q診断にはどのような検査を行いますか?
A
須田歯科 専門家の知見から客観的な判断を心がける

▲専門家の知見から客観的な判断を心がける

【安東先生】根管治療に限らず、診断には患者さんの主訴だけではなく専門家による客観的な診査が必要となります。臨床所見やエックス線のほか、判断しづらい場合は歯科用CTの鮮明な画像で硬組織の状態を適切に把握します。ほかにも弱い電流で歯に刺激を与えて神経の生死を確認するための電気歯髄診、トントンと打診して痛みを感じれば神経に及ぶ感染がある確率が高いなど、さまざまな検査を複合的に組み合わせることが重要になります。その問題がなぜ起こったか、まずは原因を徹底的に究明することが当院の基本スタンス。むやみに根管治療をお勧めするのではなく、本当に必要かどうかを適切に診断することが何より大切なポイントといえます。

Q治療に際して注意していることを教えてください。
A
須田歯科 衛生面にもこだわり、安心・安全な治療の提供をめざす

▲衛生面にもこだわり、安心・安全な治療の提供をめざす

【安東先生】根管治療は歯を残すための最後の治療となるため、かなり慎重に行う必要があります。高倍率の歯科用ルーペのほか、歯を削ったり掘ったりするファイルもさまざまに使い分け、薬剤や超音波などを併用しながら慎重に進めていきます。また、目的は炎症と感染の除去ですから、治療中に二次感染を起こせば元も子もありません。清潔な器具やラバーダムによる防湿など、衛生面や感染防止には特に細心の注意を払います。大切なのは安全性の確保と再感染の予防。当院では入念な準備を行うため、根管治療は1時間から1時間半ほどかけて行います。

Qこちらで行っている根管治療のポイントをお聞かせください。
A
須田歯科 「患者が自分の歯を残せる可能性を最後まで模索したい」と語る

▲「患者が自分の歯を残せる可能性を最後まで模索したい」と語る

【須田院長】根管治療のような複雑な治療で大切なのは、全体的な流れや治療計画といった大きなイメージを常に意識すること。しかし、最初の一筆を誤ってしまうと絵は完成しません。その点を盤石にするために、安東先生のようなエキスパートに根管治療をお任せしているわけですね。可能性のある限り歯を残す。根管治療はそのための最終手段であり、最初の土台でもあります。複雑な難症例の場合は、他の医療機関の専門の先生に診断を委ねるケースもありますが、大切なのは歯を残すだけでなく、残すだけの価値があるかどうかをしっかりと見極めること。そこは患者さんのメリットを第一に考え、目的を見誤ることがないよう常に心がけています。

ドクターからのメッセージ

須田 剛義院長、安東 美佳先生

20代で詰め物をしたら40代で歯がなくなってしまう。過去にそんな話をよく聞きました。削って詰めて、外れてまた詰めてを繰り返しているうちに、最終的に抜歯が必要となってしまう。そのサイクルを進めないよう行うのが根管治療です。将来インプラントなどを入れることを考えれば、歯が残っている間に根管治療を受けたほうが負担が少ないといえるでしょう。自覚症状がある場合だけでなく、中には症状がなくても根管治療が必要と診断されるケースがあります。最終的な判断は患者さんご自身ですが、根っこの炎症は最終ステージ。それだけに歯科選びは重要。ぜひ安心して適切なアドバイスをもらえる歯科医院にご相談ください。

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