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専門的な糖尿病の検査や治療で
合併症を防ぎ、健康寿命の延伸を

藤本内科クリニック

(横浜市青葉区/あざみ野駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

生活習慣などの変化から患者数が増え続けている糖尿病。2019年時点で20歳以上の男性の約3人に1人、女性の約4人に1人が糖尿病、もしくはその予備群といわれている。国民病ともいわれながら、その症状や怖さがあまり知られていないようで、健康診断などで血糖値の異常を指摘されても精密検査を受けていない人も多いようだ。しかし血糖値の異常を放置すると糖尿病網膜症や腎臓病などの合併症、失明、人工透析にもつながる場合がある。「藤本内科クリニック」は、糖尿病の診療に注力するクリニック。2021年4月には大学病院などで糖尿病や甲状腺疾患の専門的な診療に携わってきた義間大也医師がクリニックに赴任した。糖尿病の専門的な診療や生活指導に力を入れる義間医師に、糖尿病について取材した。

(取材日2021年7月9日)

多様なタイプがある糖尿病。生活習慣だけでなく遺伝的要因、加齢により発症。合併症に注意

Q糖尿病の原因について教えてください。
A
1

▲生活習慣だけでなく遺伝や加齢など避けられない要因が原因に

糖尿病には1型・2型糖尿病をはじめ、ホルモン異常や膵がんなどの悪性腫瘍から発症するもの、妊娠糖尿病などのタイプがあり原因もそれぞれ異なります。糖尿病のほとんどは2型糖尿病といわれ、遺伝的な要因のほか食べ過ぎや運動不足、そして誰しも避けられない加齢により発症します。さらに、家系に糖尿病患者がいる人は糖尿病を発症しやすいといわれ、遺伝的な素因があると、食生活に気を配っていても発症してしまうケースがあります。一方、1型糖尿病は血糖値を下げる作用を持つインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されることで起こりますが、原因は自己免疫やウイルス感染などであり、発症に生活習慣は関与しないといわれています。

Q主な合併症にはどのようなものがありますか。
A
2

▲合併症のリスクをきちんと理解し早期治療を

糖尿病では、高血糖が長引くことで体の細い血管が障害されます。そのため、神経障害・目の疾患である網膜症・腎臓病が三大合併症とされ、それらの頭文字から「し・め・じ」といわれています。網膜症は視力低下から失明に至ることもあり、腎臓病は人工透析にもつながります。また動脈硬化による合併症は足壊疽(えそ)、脳梗塞、狭心症・心筋梗塞で、それらの頭文字から「え・の・き」と呼ばれています。壊疽は神経・血流障害に感染が加わり足の末端の皮膚や皮下組織、筋肉などの組織が壊死・黒変する病気です。また糖尿病は、認知症やがんのリスクが高まるという指摘もあり、放置すると男性で8年、女性で11年寿命が短くなるといわれています。

Qでは、早期発見するにはどうしたらいいでしょうか。
A
3

▲わかりやすいよう丁寧な説明を行う

著しい高血糖状態では喉の渇きや水分のとりすぎ、多尿、疲れやすい、体重減少などの自覚症状が見られますが、初期症状がないことがほとんどです。知らぬ間に血管が徐々に傷付き、合併症が進行して目が悪くなったり腎臓が悪くなったり、脳梗塞、心筋梗塞を起こして初めて糖尿病であることが発覚することが少なくありません。合併症が進行すると治療の手段も限られてきますので、自覚症状がなくても勤務先での健診や、自営業・主婦の方などは自治体が提供する特定健診を利用し、血糖値の異常を早期発見することが重要です。もちろん高血糖症状を自覚している方は、健診を待たずにクリニックを受診し、すぐに血液検査を受けるようにしましょう。

Q糖尿病治療において大切なことは何であると考えていますか?
A
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▲お互いの信頼関係が大切

同じ2型糖尿病でも、膵臓から分泌されるインスリンの量や効果の程度が違うため、適切な薬剤は異なります。また年齢や治療内容などにより血糖の目標値が変わるため、専門の医師が検査・診断し、一人ひとりに合った治療の提供が重要です。また合併症の予防には血糖値の管理だけでなく、血圧やコレステロール、中性脂肪の治療や禁煙などの総合的な管理が必要です。生活習慣病は長い付き合いとなる病気。患者さん自身が状態を把握し、どんな治療が必要かをしっかり理解し、医療者との信頼関係を大切にしながら治療を続けることが肝心です。目の前の数字を良くするだけでなく、少しでも長く健康に暮らしていくことを意識していただけたら幸いです。

Qこちらのクリニックならではの強みを教えてください。
A
5

▲院内処方なので時間的・金銭的な負担が少ない

大学病院や総合病院で行われるような専門的な検査や治療を、身近な場所で利便性高く提供できることです。また、待ち時間を短縮するため、職員総動員で効率的な診療に取り組んでいます。私は糖尿病・代謝・内分泌領域だけでなく、消化器内科、呼吸器内科、血液内科などの診療経験もありますので、その経験も踏まえた総合的な治療が行えるのも特徴です。また1型糖尿病に対して食事中の糖質量に応じてインスリン量を決定するカーボカウント、小型ポンプで持続的にインスリンを注入する持続皮下インスリン注入療法(CSII)、持続的な血糖測定、インスリンポンプと持続血糖測定を組み合わせたSAP療法などにも積極的に取り組んでいます。

ドクターからのメッセージ

義間 大也 医師

糖尿病には多様なタイプや病態があり、血糖値が高くなる理由は患者さんによって異なるため「この薬を出していけば大丈夫」ということはありません。糖尿病を専門とする医師が診査・診断を行い、その方に適した医療を提供することが必要です。一方で、糖尿病の合併症はすぐに発症するわけではなく、血糖値が何年も高い状態が続いて起きるものです。血糖値の異常を早期発見して適切な治療や生活習慣の改善を続ければ、糖尿病であっても合併症を起こすことなく健康な人と変わらない寿命をめざしていくことも可能です。ですから、症状がなくても年に1度は健康診断を受け、異常が見つかったら、ぜひ糖尿病の専門家の診断や治療を受けてください。

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