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義間 大也 医師 の独自取材記事

藤本内科クリニック

(横浜市青葉区/あざみ野駅)

最終更新日:2021/07/16

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あざみ野駅、たまプラーザ駅から車で約10分の横浜市青葉区の住宅地に位置する「藤本内科クリニック」。内科・糖尿病内科・内分泌内科などを標榜し、糖尿病・高血圧・脂質異常症・甲状腺・肥満症を得意とするクリニックだ。2021年4月より、糖尿病・甲状腺・総合内科を専門とする義間大也医師が診療代表医師に着任。一人ひとりの患者の病態や背景を鑑み、その人に即した治療、丁寧でわかりやすいアドバイスを施す。「糖尿病には『食生活や運動習慣に問題がある人がかかる病』『肥満がある人がかかる病』などネガティブなイメージがありますが、そう言いきれない部分も多いのです。そのような誤解を解きながら患者さんと接していきたいですね」と語る義間医師に、診療への思いや今後の展望などについて聞いた。(取材日2021年6月16日)

糖尿病の専門家として一人ひとりの患者と向き合う

2021年4月から診療代表医師としてご勤務されているのですね。

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はい。和歌山県立医科大学を卒業し、同大学で初期研修を終了後、大阪市立大学で消化器内科の医師として1年勤務しました。その後、和歌山県の紀南病院で3年間、血液内科、呼吸器内科、糖尿病・代謝・内分泌内科を担当し、総合的に診療していました。2017年から昭和大学糖尿病・代謝・内分泌内科に所属し、日本糖尿病学会糖尿病専門医を取得。2021年3月まで昭和大学江東豊洲病院の糖尿病・代謝・内分泌領域の診療責任者として従事していましたが、4月よりこちらの診療代表医師に着任し、日々の診療にあたっています。大学病院ではシステム上どうしても、一人ひとりの患者さんの診療時間は限られますし、患者さんにとっても通院が一日がかりになってしまいます。地域のクリニックで、大学病院で培ってきた治療を提供することで、皆さんのお役に立てればと思っています。

専門は糖尿病とのことですが、血液内科や呼吸器内科など幅広い経験をお持ちなのですね。

学生時代から内科志望でしたが、和歌山県立医科大学で初期研修を行った際に自分の手で検査・治療を行うことができる内視鏡に興味を持ち、医師3年目は大阪市立大学消化器内科に所属。消化器内科医としての基礎的な知識、内視鏡の技能習得に励みましたが、長い医師人生の中で消化器の分野だけではなくその他の内科分野も総合的に診療したい気持ちが芽生え、和歌山県田辺市にある地域の基幹病院である紀南病院へ。そこでは、糖尿病診療をはじめ、血液内科、呼吸器内科、救急科、緩和ケアなどさまざまな診療を経験。主治医制のため24時間365日呼び出しがありハードな日々でしたが、内科医として総合的に診療する力を修練することができました。臨床の現場で知識と経験を重ねる中で、糖尿病には「食生活に問題がある人がなりやすい」「肥満傾向の人がなりやすい」といったイメージがあり、一般の方々から誤解を受けている部分が多いことを実感しました。

糖尿病についてもう少しお聞かせください。

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糖尿病は、食生活や体型というよりも、遺伝や生まれもった体質、そして誰しも避けることができない加齢が要因となり発症することが多い疾患で、食生活に気を配り適度に運動を行っていても発症してしまう方が少なくありません。実際、スリムな体型の患者さんも多くいらっしゃいました。糖尿病専門医となって、より多くの皆さんの誤解を解き、一人ひとりの患者さんに寄り添った治療を施したいと思ったのです。糖尿病の方は男性で8年、女性で11年、日本人全体の平均寿命よりも短いと言われております。糖尿病を早期発見し、しっかり治療しながら血糖値をコントロールすることで、健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持、寿命の確保につながるのです。

患者一人ひとりの病態に合わせた治療が大切

こちらでは、どのような糖尿病の治療を受けることができるのですか?

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ひとことで糖尿病といっても、1型糖尿病、2型糖尿病、ホルモン異常から発症する糖尿病、がんにより発症する糖尿病などさまざまなタイプがあります。検査により、まずはどのタイプの糖尿病なのかを把握します。また糖尿病の発症には膵臓から分泌される血糖値を下げる働きを持つインスリンというホルモンの分泌低下が関与するのですが、その程度は患者さんにより異なります。糖尿病には「この薬を出せば大丈夫」といったものは存在しませんので、糖尿病専門医が検査・診断し、その方のタイプや病態に合わせた医療を提供することが大切です。糖尿病に悩む患者さんは多いと思いますが、このエリアには糖尿病を専門的に診療するクリニックが少ないため、気になる方はお気軽に受診ください。合併症が起きている可能性がある場合は、必要に応じて総合病院に紹介させていただきます。

検査結果はすぐにわかるのでしょうか?

当院では、指先からの少量の採血で血糖値や糖尿病の状態を知るHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)検査を行っており、その結果はすぐにわかります。HbA1cは、測定前の約1〜2ヵ月の平均血糖値を反映する指標で、糖尿病の管理に必須です。加えて血糖値と同じく動脈硬化を来し合併症の原因となるLDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロール、中性脂肪も当日に結果を把握できます。HbA1cは一般的に合併症予防のための7.0%未満といった目標値がありますが、この目標値もその方の年齢、病態、全身状態、治療内容によって異なります。患者さんの背景を考慮せずに値だけを目安に治療を行うのは避けなければなりません。一人ひとりに合わせた治療を行うには専門的な知識に加えて、多くの患者さんを診療してきた経験が必要となります。糖尿病の診療は糖尿病専門医に受診することが望ましいと思う理由はそこにあります。

診療する際に心がけていることを教えてください。

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患者さんにとってわかりやすく丁寧な説明を心がけ、信頼関係を築くことですね。特に糖尿病の患者さんは、定期的に通院していただくことが多いので、対話を重ねながら自分自身のことも知ってもらいたいですし、患者さん自身のことも知りたい。ご病気のことだけなく、人間性やライフスタイルなども含め、末永くお付き合いできるような関わりを心がけています。

大学病院レベルの治療・検査を身近なクリニックで

糖尿病以外も幅広く診療されているのですね。

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糖尿病と同じく生活習慣病である脂質異常症、高血圧症に加えて肥満症、内分泌代謝の専門家として、バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患も診療しています。甲状腺疾患は、イライラ、動悸、太りやすくなった、痩せてきた、だるいなどさまざまな不定愁訴がありますが、当院では血液検査や超音波検査で診断、治療を行います。その他これまでさまざまな医療機関で消化器内科、呼吸器内科、血液内科など幅広い内科の分野でトレーニングをしてきた経験を生かし、総合的な視点で診療を行います。糖尿病専門医としての専門性の高さと、総合内科の医師として幅広い分野を担当できる強みを生かしていきたいと思ってます。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

家族に医療従事者はいなかったのですが、小さい頃、肘内障になった時に担当の先生がしっかり治療してくださり、子どもながら感銘を受けました。その経験をきっかけに医師に対して漠然とした憧れを抱き、小学校の卒業文集の将来の夢には「医師」と書きました。その後、自分の将来について「人の役に立つ仕事に就きたい」という気持ちが強く、医学部受験を決め、現在に至ります。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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診療代表医師に着任して間もないですが、私が日本糖尿病学会糖尿病専門医であることを知って足を運んでくださる患者さんも多く、医師冥利に尽きますね。月に1回のペースで通院していただくことで、病気をしっかりコントロールすることにつながりますので、患者さんをより良い形でサポートしていきたいと思っています。当院では、2型糖尿病だけでなく、1型糖尿病の患者さんに対してもしっかり対応しておりますので、大学病院でしか受けられない検査、治療をより簡便に受けていただきたいと思ってます。読者の皆さんには症状がなくても年に1度は健康診断を受けていただくことを勧めたいです。40歳以上の方は国民全員特定健診を受けられますのでそれを利用すると良いでしょう。疾患の早期発見、早期治療につなげ、合併症に悩むことなく人生を過ごしていただきたいと思います。気になる症状がある方もない方も当院に足を運んでいただければと思います。

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