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口腔と全身の健康のため
定期的にメンテナンスを受けることの意義

こもだデンタルオフィス宮原

(新居浜市/新居浜駅)

最終更新日:2025/09/08

こもだデンタルオフィス宮原 口腔と全身の健康のため 定期的にメンテナンスを受けることの意義 こもだデンタルオフィス宮原 口腔と全身の健康のため 定期的にメンテナンスを受けることの意義
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歯のメンテナンスという言葉に対し、自身では落としきれない歯石やプラークの掃除を想像する人は多いのではないだろうか。口腔ケアの重要性は、近年メディアなどを通して周知されているが、「こもだデンタルオフィス宮原」の院長を務める薦田祥博先生によると、かかりつけの歯科クリニックが行うメンテナンスにはさまざまな目的があるという。薦田院長は、単に虫歯や歯周病の有無を確認するだけでなく、噛み合わせや口腔粘膜の状態、さらには変化し続けるライフスタイルまで把握するために、定期的な受診を呼びかける。口腔環境と一緒に生活習慣も改善し、患者の年齢に応じた口腔内のさまざまなリスクを極力下げていくことが重要なのだとか。歯と全身の健康を守るために重要なことについて、同院のメンテナンス内容と併せて聞いた。

(取材日2025年7月23日)

口腔全体のリスクと生活習慣を知るためのメンテナンス、粘膜疾患や口腔がんの早期発見に役立つという利点も

Q全身の健康と、口腔内の環境との関連について教えてください。
A
こもだデンタルオフィス宮原 基礎疾患のある患者も安心して受診できるようモニタリングを実施

▲基礎疾患のある患者も安心して受診できるようモニタリングを実施

歯周病と全身疾患との関連性は深いと、専門家の間でもいわれています。歯周病菌は動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを悪化させる要因の一つであり、歯周病は糖尿病の合併症として知られています。さらに口腔内細菌が繁殖している状態で心臓の手術を行うと、細菌が血液を介して患部に感染し、心内膜炎を引き起こす恐れも。寝たきりの高齢者の中では、誤嚥によって虫歯菌や歯周病菌が肺に侵入し、誤嚥性肺炎になるケースが増えています。また、重度の歯周病の妊婦さんは、歯周病ではない人と比べて早産や低体重児出産のリスクが高いというデータも存在します。口腔ケアは、年齢・ライフスタイルを問わず幅広い方にとって重要なものなのです。

Q年代ごとに必要になる対応や口腔管理はありますか?
A
こもだデンタルオフィス宮原 成人用のすべてのチェアにパウダーメンテナンスの機器を導入

▲成人用のすべてのチェアにパウダーメンテナンスの機器を導入

虫歯は、虫歯菌が口の中に入るだけではできず、糖分の大量摂取や不十分な歯磨きが重なることで発生します。当院では特に親子でかかってほしいという思いから、お子さんには虫歯予防や口腔機能の発達相談、矯正、フッ素塗布などを実施。0〜2歳児には食生活の相談も行い、呼吸や機能訓練を通して健やかな発育をサポートします。一方、大人には歯周病予防として顕微鏡による細菌レベルの検査やパウダーメンテナンスを導入。早期にリスクを把握し、従来では届きにくかった汚れの除去まで行うことで、世代を問わず健康な口腔環境の維持をめざします。こうした取り組みを継続するためにも、30代より前からの定期的なメンテナンスを推奨しています。

Qきちんと噛むためのケアも、生活の改善に役立つそうですね。
A
こもだデンタルオフィス宮原 奥歯でしっかりと噛むために、患者に合わせ幅広い治療を行う

▲奥歯でしっかりと噛むために、患者に合わせ幅広い治療を行う

奥歯の噛み合わせが悪いと全体の咬合バランスが崩れ、前方の歯に負担が集中することで崩壊のスピードが加速します。日本の食文化を考えても、奥歯はすり潰して食べる役割を担う大切な存在です。当院では噛み合わせの調整に加え、大人の方には歯周病予防を重視。顕微鏡による細菌検査でカビや細菌の状態を把握し、虫歯や歯周病の根本的な予防に取り組みます。また、パウダーメンテナンスにより歯面や歯周ポケットの汚れを効率的に除去し、より長く安定した口腔機能の維持をめざします。噛む力を守ることは、食生活や全身の健康維持にも直結するため、定期的なケアを欠かさないことが重要です。

Q自身の歯を守る意識は、幼少期から持つことが大切と伺いました。
A
こもだデンタルオフィス宮原 キッズ診療ブースはフラットタイプのチェアと天井モニターを完備

▲キッズ診療ブースはフラットタイプのチェアと天井モニターを完備

お子さんが「歯科医院は痛くて怖い所」という先入観を持ってしまうと、大人になっても重症化するまで受診をためらう傾向があります。そうならないよう、当院ではまず親御さんの意識改革を重視。小児歯科では応急処置以外は急がず、歯科医院の雰囲気や治療器具に慣れることから始めます。その上で虫歯予防や口腔機能発達相談、矯正、フッ素塗布、0〜2歳児の食生活相談などを実施。さらに呼吸や機能訓練を通して健全な発育を支えます。こうした経験を通じて「歯医者=口を健康に保つための楽しい場所」という意識を育み、親子で無理なく通える習慣をつくることをめざしています。

Qこちらの口腔管理や歯周病治療の方針について教えてください。
A
こもだデンタルオフィス宮原 かかりつけの歯科医院として口腔内疾患の早期発見に努める

▲かかりつけの歯科医院として口腔内疾患の早期発見に努める

当院のメンテナンスは、口腔内チェックや歯石・プラーク除去にとどまりません。粘膜疾患や口腔がんの早期発見、生活習慣の把握、噛み合わせの管理など多角的に行います。さらに「親子で通えるかかりつけ医」として、お子さんには虫歯予防や発達支援、大人には顕微鏡による細菌検査やパウダーメンテナンスを活用した歯周病予防を実施。口腔環境を長期的に守るため、世代ごとに異なるニーズに対応します。患者さんとのやりとりは双方向の対話形式を心がけ、絵やイラストを使ってわかりやすく説明。こうして家庭ぐるみで安心して通えるよう体制を整えています。

ドクターからのメッセージ

薦田 祥博院長

定期的なメンテナンスは、口腔環境が再び悪化するのを防ぐための近道です。特に歯並びが悪い方や義歯を入れている方はセルフケアをしにくいため、取り残した汚れを専門家の手でケアする必要があります。そして歯科衛生士が汚れを取って終わりではなく、歯科医師が噛み合わせや歯茎、粘膜などに異常がないか確認し、時にエックス線検査で過去の状態と比較する。そこまでやるのが真のメンテナンスだと思います。メンテナンスを通じて初期の舌がんが発見されるケースもあります。昔の内科医師が患者さんの全身から病気の手がかりを探したように、当院も主訴以外の部分まで目を向け、小さな変化に気づけるかかりつけの歯科医院をめざします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/13万2000円~

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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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