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薦田 祥博 院長の独自取材記事

こもだデンタルオフィス宮原

(新居浜市/新居浜駅)

最終更新日:2025/09/08

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原 main

生まれ育った地元で「こもだデンタルオフィス宮原」を継承してから9年目になる薦田祥博(こもだ・よしひろ)院長。幅広い世代の患者に対応する中で、健康の基本は食にあり、その食を支えるのが口と歯の健康であると考え、特に幼少期からの予防的ケアの重要性を伝えている。薦田院長が大切にしているのは、日々のケアの重要性を患者自身が理解し、実践できるようにすること。さらに、口の健康だけでなく全身の健康を守れるように、専門の医療機関との連携を積極的に図るなど地域医療を守るかかりつけ医として奮闘する薦田院長に、診療にかける思いを聞いた。

(取材日2025年7月23日)

生まれ育った場所で、幅広い世代の健康をサポート

先代からクリニックを継承されてからこれまで、変化したことはありますか?

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原1

先代である父は先進的な考えの持ち主で、虫歯などの治療にとどまらず、睡眠時無呼吸症候群やドライマウスなど全身の健康と口の健康を結びつけた診療を早くから実践していました。私もその姿勢を受け継ぎつつ、2025年夏には院内を大幅リニューアルし、キッズ診療ブースと大人の診療ブースを分離。これにより、泣き声や雰囲気が相互に影響することなく、落ち着いて診療を受けられるような環境を整えました。また、自動受付機・自動精算機の導入で受付から会計までをスムーズにし、性能にこだわった滅菌機を備えるなど環境整備も強化。キッズブースには天井モニターやフラットタイプの診療台を設置し、楽しみながら診療を受けられる工夫も加えました。大人用ブースは天井を高くし、各チェアに口腔内バキュームを整備。外科用チェアも導入し、より快適かつ衛生的な診療環境を整えています。

治療方針やモットーなど、大切にされていることを教えてください。

診療する上で大切にしているのは、やはり患者さんとのコミュニケーションです。治療を完了することはもちろん大切なのですが、もっと大切なのは治療の後のこと。継続的にケアを続けていく習慣をつけてもらいたいので、わかりやすいたとえ話をしたり、絵を描いたりしながら、その方の生活環境や年代に合わせたアドバイスを心がけています。患者さんの年齢により、気をつけるべきことは変わってきますが、口の健康を守ることが全身疾患の予防やリスクの軽減につながることは変わりません。お子さんの場合は、発達と口の中の健康が関係するということも近年、わかってきています。歯科には、すべての年代の方の健康をサポートする力があると思っていますので、末永く通える地域のかかりつけ医になるべく、日々の診療を行っています。

得意としている分野についても教えてください。

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原2

入れ歯のケアや噛み合わせなど補綴関係の治療を得意としています。補綴というと、高齢の患者さんが多いと思われるかもしれませんが、さまざまな事情でもっと早い段階でご自身の歯を失ってしまう方もいらっしゃいます。噛むということができず、食がおろそかになってしまっていたような方にも、治療を通して食の楽しみを見出していただければうれしいですね。ただ、補綴という分野の専門性のみを深く掘り下げていくというよりも、幅広くいろいろな引き出しを持っていたい、とも考えています。

口と歯の健康が全身の健康を支えている

患者さんに知っておいてほしいことなどはありますか?

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原3

これまでの診療経験を通じて特に伝えたいのは、歯科医院にはぜひ“親子でかかってほしい”ということです。当院では、お子さんには虫歯予防や口腔機能の発達支援、矯正、フッ素塗布に加え、0~2歳児への食生活アドバイスや呼吸機能の改善サポートなど、健やかな発育を口から支えるアプローチを行います。大人の方には歯周病予防として顕微鏡検査やパウダーメンテナンスを導入し、細菌レベルでのケアを実施。世代を問わず、口腔環境の改善を通じて健康な生活を守っていきたいと考えています。

先生が今一番関心を持っていらっしゃることを教えてください。

補綴を得意としているので、やはり噛むことや食事を取るということにはとても関心があります。例えば、歯が悪くて生野菜や肉類、根菜類など噛み切ることができないものを避けるようになると、ビタミンやたんぱく質、ミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。やわらかく調理した芋類やごはんなどに偏ると糖質や炭水化物が過多となり、そこから生活習慣病や肥満などにつながってしまう恐れもあります。そういう食生活が長く続いてしまうと、一応お食事は取ってはいても、体や筋肉などは弱っていってしまうと思うので、体を守るためにも、歯を守ることから健康をサポートしていきたいですね。適度に食べて、適度に運動する。それが健康の秘訣ではないかと思うのですがその要になっているのが、実は、歯と口の中の健康なんです。

口腔内の環境整備と全身の健康について、もう少しお聞かせください。

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原4

例えば、入れ歯が気になってよく噛むことができないという方であれば、インプラント治療を行うのも選択肢の一つとなるでしょう。いつまでも、ご家族と旅行を楽しまれたり、外食されたりして、アクティブに過ごしていただきたいですね。やはり、いくつになっても健康は大切。その健康を支えるために噛む力や、口の健康というのは大きな役割を担っています。

予防することの大切さを丁寧な診療と説明で伝え続ける

各年代ごとにどういった指導をされているのでしょうか?

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原5

小さなお子さんでは虫歯予防や歯並びへのアプローチはもちろん、甘味の摂取や食後の歯磨き習慣など生活全般の指導も重視。成長期には噛む・飲み込む・呼吸といった口腔機能の発達支援も行います。成人以降は歯周病リスクが高まるため、全身疾患との関連を踏まえた予防・説明を丁寧に実施。義歯を使用している方や高齢の方には、義歯ケアや口腔乾燥対策も行い、快適な口腔環境の維持をサポートします。年代を問わず予防的ケアの大切さを理解し、親子で継続的にかかっていただくことが、地域全体の健康を守る基盤になると考えています。このように各年代で重点を置くポイントは異なりますが、私が何より大切にしているのは、子どもも大人も通える歯科にすることです。

予防の大切さをもう少し詳しく教えてください。

歯科治療もこの50年ほどで大きく変わりました。以前は抜かなければいけなかった歯を残せるようになったり、歯を大きく削らなくても良くなったり。以前は、歯科医院というのは歯が痛くなって初めて行く場所、という感じだったと思うのですが、そうではなくて痛くなる前に予防的にケアをしたり定期的にチェックをしたりすることで、治療費や治療に必要な時間を節約することにもつながるでしょう。小さい頃に痛い思いをして歯科医院を嫌いになってしまう、という人が以前は多かったと思うのですが、予防的にケアをする習慣が小さい時からついていれば、歯科医院は口の中の状態を整えるための場所、という意識が育ち、違和感があれば放置せずに通うことができるようになるはずです。予防の習慣が、長い目で見た時に口の中だけでなく、全身の健康を守ることにつながるということをぜひ多くの方に知ってほしいと思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

薦田祥博院長 こもだデンタルオフィス宮原6

当院では先代からずっと予防の大切さをお伝えしてきています。ここが痛い、という主訴を早急に解決へ導くのはもちろん大切ですが、今後同じような状況にならないようにどうしたら良いか、予防的ケアについても丁寧に説明していくことは引き続き大切にしていくつもりです。丁寧な診療と説明を重ねて、歯科嫌いの方をなくし、歯科全体のイメージアップにつなげていければうれしいですね。ゆりかごから墓場まで、の言葉のように、小さい頃から安心して任せていただけるかかりつけの歯科医院として。お一人お一人を大切に、地域の皆さんの健康と人生をこれからもサポートしていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

スポーツ用のカスタムマウスガード作製/1万6500円~

【インプラント治療】
インプラント埋入手術:1体/16万5000円~
インプラント用仮歯:1本/2万2000円~、上部構造 16万5000円~

【マウスピース型装置を用いた矯正】
診断模型を用いたカウンセリング 2万7500円
1ステップ(1ヵ月)片顎/2万2000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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