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竹内 一貴 院長の独自取材記事

竹内歯科医院

(綾歌郡宇多津町/宇多津駅)

最終更新日:2023/06/26

竹内一貴院長 竹内歯科医院 main

本州から瀬戸大橋線を利用して海を渡ると、最初にたどり着くのが香川県宇多津町だ。「竹内歯科医院」は、急速に発展を遂げてきたこの町で、県内外の患者を迎えている。代替わりに伴い増築、リフォームしたという院内は明るく近代的。院長の竹内一貴先生はむし歯の悪循環を止めるため、歯科用マイクロスコープを活用した精密なむし歯治療に取り組むとともに、院外での講演活動にも力を入れる。日々研鑽を怠らず、ひたむきに目の前の患者と向き合う姿からは誠実な人柄が伝わってきた。「最期まで診るという覚悟をもって診療している」と話す竹内院長に、これまでの歩みや歯科医療への想いを聞いた。

(取材日2021年7月6日)

臨床の現場に立って、むし歯の悪循環を止める

開業はいつ頃になるのでしょうか?

竹内一貴院長 竹内歯科医院1

この歯科医院は、父が30年ほど前に開業したものです。もともと祖父が善通寺市で歯科医院を営んでいたんですが、父の代になって、私の母方の実家があるこの宇多津町へ移ってきました。今でも当院には祖父の代の患者さんがいらっしゃっていますよ。私自身は文系志望でしたが、高校3年生の頃、当時の先生に「歯科の分野に興味はあるんだから」と歯学部の受験を勧められ、北海道大学の歯学部に合格したことで歯科医師の道に進むことになりました。両親は喜んでいましたね。卒業後は大学病院などで勤務し、2015年に帰郷。院長に就任したのは2019年のことです。建物自体は昔のままですが、代替わりの時に増築、リフォームをしているので、以前より大きくなっています。

歯科医師以外の夢もあったのですか?

日々の臨床に加えて、歯科医師会の会務などで多忙を極める父の姿を小さな頃から見ていたので、医療行政に携わることで、歯科医療のシステムそのものを見直したいと考えていました。例えばむし歯は両親などから遺伝したり、感染したりするという話がありますが、実際はむし歯になる生活習慣を親御さんから引き継ぐことでむし歯になってしまうんですよね。その循環を止めるためには、誰かが手を差し伸べなければいけない。そこで行政が主導して社会的なアプローチができれば、むし歯に苦しむ人々の口腔環境も、ひいては歯科医師の働く環境も、改善が見込めるのではないかと思ったんです。

歯科医師になる前から、歯科医療、むし歯治療について考えてこられたんですね。

竹内一貴院長 竹内歯科医院2

歯科医院に行き、治療が終わったと思っても、また1年後にむし歯が再発することは珍しくありません。私は歯科医師になってから、最初に受けたむし歯治療が不十分で、そこから次のむし歯ができてしまったという患者さんを何人も診てきました。時には20代にして、銀歯をたくさん入れている方もいらっしゃいます。決してむし歯を放っておいたわけではなく、歯科医院に通っていたにもかかわらずです。これは治療によって、むし歯の循環が止められなかったということですよね。昔はこの悪循環を制度から変えようと思っていましたが、歯科医師として臨床現場に立つ今は、「目の前の患者さんの状態やご希望に合わせた、具体的な予防策を提案することで、むし歯の循環を止めたい」と考えています。

精密な治療に心を砕き、講演活動にも尽力

むし歯をつくらないためには、何が重要なのでしょう?

竹内一貴院長 竹内歯科医院3

治療を終えても、二度とむし歯ができないわけではないということ。そして、むし歯にならないためには何をするべきか知っておくことだと思います。歯科医院での高濃度のフッ化物塗布やフッ化物入り歯磨き粉の使用、フッ化物洗口は有名ですね。お子さんの場合は、保護者の方が仕上げ磨きや歯磨き粉のフッ素濃度、デンタルフロス、おやつの内容や回数などにどれだけ気を使っているかによって大きく差が出てくると思います。私が患者さんによくお話ししているのは、「むし歯は知識で治療するもの」ということです。まずは患者さんの知識を高めることで対応し、進行して穴が開いてしまったものは私たちの技術で対応する。知っているか知っていないかで、身近なむし歯予防のチャンスを逃してしまうかもしれません。そうならないためにも、私は日々患者さんに提供すべき知識をお伝えしています。

精力的に講演活動をされているのも、そうした想いからですか?

そうですね。最初に声をかけていただいたのは、20代後半の頃でしょうか。地域の歯科医師会からのご依頼で、演題はむし歯の治療に関することでした。現在は大小合わせて年間20〜25回ほどの講演を行っていますが、自分の説明や処置が、最新の論文と比べた時に正しいと言えるかどうか、客観的に振り返る良いきっかけになっています。むし歯の循環を止めるためには、質の高い治療を日々行うことが重要です。しかし、私一人では限られた範囲にしか影響を及ぼすことができません。講演活動はむし歯の予防的な知識を持つ人を一人でも多く増やし、またむし歯を循環させない治療を実践する歯科医師を少しでも増やしたいという想いで続けています。他の先生や行政も巻き込みながら、子どもの頃からむし歯をつくらない環境と、その後のむし歯を食い止める医療の仕組みをつくっていけたらいいですね。

治療では、マイクロスコープを積極的に使われています。

竹内一貴院長 竹内歯科医院4

マイクロスコープは、精密な歯科治療を心がける私にとってなくてはならないものです。拡大視野によってとても高い精度で治療ができ、精密な処置によって歯を削る量や回数が減れば、歯の寿命の延伸にもつながります。問題のある箇所を写真や動画で撮影し、患者さんにお見せできれば患者さんも現状を理解しやすくなりますし、何もわからぬまま治療されるという悲しい状況を避けられます。さらに患者さんに問題点を理解していただくことで、私たちもより高度な治療方法をご提案できるんです。特殊な器具が必要で治療時間が長くなり、医療費は高くなる傾向にありますが、歯が長持ちしやすくなりますので、長期的なコストパフォーマンスは良いと思います。私はマイクロスコープを使いこなすため、肉眼では確認できない微細な問題をシビアに判断する知識を増やすとともに、こまやかな手技を向上させる継続的なトレーニングを行っています。

「最期まで診る」覚悟を持ち、患者の生涯に寄り添う

治療方針として大切にしていることを教えてください。

竹内一貴院長 竹内歯科医院5

研修医時代は口腔外科に所属し、人の命に関わる状況を見てきました。その中で強く感じたのは、お子さんやお孫さんと同じ食事をして、たくさん会話をするということは、人生を豊かにする非常に大きな要素だということです。私は、自分の患者さんにはそんな未来を迎えてほしいという想いで、日々診療を行っています。拡大視野下できちんと治療をすることで、できるだけ歯の寿命を延ばし、噛めるようにして差し上げたい。もちろん全身状態によっては歯を抜くしかない状況もありますが、そうした状況も含めて、最期まで診るという覚悟をもってやっています。特にご高齢になると、歯周病の悪化状況やむし歯によって失われた歯の神経の数などが、その後の健康寿命にも関わるといわれています。ご年齢に応じてできる処置は変わってきますから、患者さんそれぞれの生活背景まで配慮した上で治療目標を立て、一緒に処置を進めていく姿勢を大切にしています。

忙しい毎日の中での、息抜きの方法を伺いたいです。

スープカレーの食べ歩きが好きですね。学生時代に北海道のスープカレーにはまり、歯科医師になってからは全国各地の勉強会や講演会に参加しながら、300店舗以上のスープカレー店を訪れました。食べ歩き以外にはあまり趣味がないので、「趣味は歯医者」とよく言われます。新しいことを身につけるのは好きですし、得た知識を患者さんに還元するのもやりがいになっています。最近は入れ歯の治療についてよく学んでいますよ。歯を1、2本失った場合は、インプラント治療や患者さんご自身の歯の移植を選択しがちですが、歯をたくさん失ってかみ合わせが不安定になっている場合は、金銭的な問題や外科的なダメージ、治療後の補修のやりやすさを考えて、入れ歯を選ぶことが少なくありません。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。

竹内一貴院長 竹内歯科医院6

食べたり話したりといった、患者さんの生活の質を左右する行動の維持を妥協することなく追求し、より向上させていきたいと考えています。思ったような治療が受けられず、歯科医院選びで苦労されている方については、特にお力になれると思っています。出会ったすべての人のお役に立てるよう、生涯にわたって丁寧に誠実に寄り添っていきますので、一緒に健康な口腔環境をつくっていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:38万5000円〜、フルジルコニアクラウン:7万4800円、セラミックスクラウン:10万7800円〜、ダイレクトボンディング:4万4000円~、歯周組織再生療法:5万5000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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