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河原 直親 院長の独自取材記事

横浜つづきクリニック

(横浜市都筑区/中川駅)

最終更新日:2023/09/19

河原直親院長 横浜つづきクリニック main

2020年にブルーライン・中川駅から徒歩2分「横浜つづきクリニック」を開業した河原直親(かわはら・ただちか)院長。もともと外科出身だが、内視鏡と出合い、その可能性に惹かれて研鑽を積んできた。さらに開業を視野に内視鏡を学ぶ中で、心療内科の診療を行う医師からの学びを得て、開業後は、痛みやつらさに配慮した胃と大腸の内視鏡検査と、心と体の両面からアプローチする診療を2つの柱としてクリニックを運営している。開業からさほど年月を経ていないが、内視鏡検査を希望する人や、ストレスによる心と体の不調に悩む患者などが多数訪れるようになった。「優しさと誠実さにあふれたクリニックでありたい」と語り、穏やかな笑顔と親しみやすい語り口も印象的な河原院長に、開業までの経緯や診療の特徴を聞いた。

(取材日2021年12月25日)

痛みに配慮した胃と大腸の内視鏡検査と心療内科を軸に

こちらは、消化器の内視鏡検査と心療内科が特徴とのことですね。

河原直親院長 横浜つづきクリニック1

快適に受けられる胃と大腸の内視鏡検査と、心と体を専門的に診ることの2つを診療の軸としています。内科と心療内科の両方で診ていくので、心療内科の患者さんの体調不良も一緒に診ますし、体調不良の方にも必要ならば心療内科的なアプローチを行います。一般内科については消化器内科が中心ですが、高血圧症や糖尿病の患者さんも来られています。エックス線や採血などの各種検査や検診、特定健診、人間ドックも行っています。また超音波検査については、専門の臨床検査技師が在籍し、腹部だけでなく、甲状腺、頸動脈、心臓などの検査も行います。なかなか見つけにくい膵臓の疾患もしっかり精査いたします。

開業までの経緯を教えてください。

父方も母方も代々医師の家系であったことや、60年代のアメリカ映画に、ミクロ化した科学者たちが人間の体内に潜入するという映画があるのですが、それを見て人体は面白いと感じ医師の道に進みました。最初は外科医としてスタートしやりがいも感じていたのですが、内視鏡に出合ってからは内視鏡室に入り浸るように。夜、仕事が終わってから一人で、練習用大腸模型を使って内視鏡検査の練習をしていましたね。その後、勤務医として荏原病院や東京逓信病院で手術の研鑽を積みつつ、大腸内視鏡の勉強も続けていました。その一方で、父がこの中川で整形外科を開業しており、いい町だと感じていたので、開業して地域の方々に貢献したいという気持ちがだんだん強くなってきました。そこで、開業を視野に、内視鏡に力を入れているクリニックで修行させてもらいました。その中の一つが「信愛クリニック」で、そこで心療内科の診療も行う井出広幸先生と出会ったのです。

内視鏡の研鑽を積む中で、心療内科の診療と出合ったわけですね。

河原直親院長 横浜つづきクリニック2

井出先生に、開業するなら心療内科を覚えたほうが良いと丁寧に教えていただいたのです。当初は戸惑うこともありましたが、患者さんとの距離がとても近いこと、それによって患者さんを助けたい、元気になってほしいという気持ちが強くなることを感じたのです。患者さんからの感謝の言葉も心から言われているような気がしました。また検査して異常はないのに、胸が苦しい、胃が痛い、喉の違和感があるというような方に対して、話をゆっくり聞き、不安感を取るための心療内科の診療でのアプローチが有用であることも実感しました。診察の幅が広がり、これはやはり手がけるべきだと思いましたね。特に消化器の領域では、炎症や腫瘍など器質的な疾患が何もなくても、腹痛や下痢、便秘をするという人は多く、自律神経と関わりが深いので心療内科的なアプローチも必要だと思うようになりました。

安心して受診できるよう、快適性やプライバシーに配慮

院内には、どのようなこだわりがありますか?

河原直親院長 横浜つづきクリニック3

内視鏡検査も、心療内科も、患者さんが快適に安心して検査や診察を受けられることや、プライバシーを守ることがとても重要になりますので、診療室をはじめ、個室を多く設けました。また院内全体も落ち着けて、しかもリラックスできる空間にしたいと考えて、森をイメージして木目調を多く取り入れ、観葉植物を多く配置しました。

心療内科では、どのような診療を行うのですか?

患者さんの話をよく聞くこと、不安を取り除くことと、できるだけ薬を使わない治療を心がけています。また症状やつらさが長く続いている場合は、カウンセラーによるカウンセリングを受けていただくこともできます。患者さんは、中高生から、現役世代、不定愁訴に悩むお年寄りまで幅広いですね。中高生を診るクリニックは少ないこともあり、学校に行こうとすると腹痛が起こる、排便が不安というような若い世代の患者さんが多く来られます。

胃と大腸の内視鏡検査ではどのような特徴がありますか?

河原直親院長 横浜つづきクリニック4

痛みや苦しさを軽減した検査を受け、安心して帰ってもらえるということを基本にしています。特に大腸の内視鏡検査は痛いというイメージがありますが、私は痛みの少ない挿入法を学ぶために、複数の内視鏡を得意とする先生方に教えを請い、そこからさらにアレンジを加えた無送気軸保持法を習得しました。希望される方には鎮静剤でほとんど寝ている状態で検査を行うことも可能ですし、少なめの鎮静剤で画面を見ながら受けていただくこともできます。胃の内視鏡は、非常に細いスコープを使っており、痛みや嘔吐反射がないように丁寧に進めています。どうしてもつらい方は、鎮静剤で眠ったまま検査を受けていただくこともできます。当院では、胃と大腸の検査を同時に受けられる方も多いですよ。

優しさを大切に、安心して笑顔になれる診療をめざす

診療の上で大切にしているのはどのような点ですか?

河原直親院長 横浜つづきクリニック5

私が最も大切にしているのは「優しさ」です。痛みや不調、不安のある方には、親身になって優しくしてくれる存在が必要だと思うのです。ですから、優しさにあふれたクリニックをつくりたいと考え、スタッフにも、優しさを備えた人を選びました。細かいことを指示したりはせず、スタッフを信頼して任せることを心がけています。みんな、私が診療に専念できるように一生懸命、業務に取り組んでくれていますね。

ところで、先生のプライベートについても少し聞かせてください。

子どもが3人いて、一番下はまだ小学生なので、休みの日は一緒に遊ぶことが多いですね。父は整形外科医で忙しくてあまり家にいなかったので、じっくり話をしたことがありませんでした。開業してから、父のクリニックで整形外科を学んでいるので、その中で初めて話をするようになりました。父は「危ないからバイクには乗るな」と言っていたのですが、自分は大型二輪の免許を取って、バイクを乗り回しているなど意外なこともわかりました(笑)。

今後に向けて、どのような展望がありますか?

河原直親院長 横浜つづきクリニック6

内視鏡内科も心療内科も患者さんが増えているので、医師やスタッフの増員が必要だと思っています。内視鏡に関しては、内視鏡室をもう1室設けているので、それを稼働させて、2つの内視鏡室を使って対応していきたいと思っています。特に大腸がんは、早期発見・早期治療が大切ですから、そのためにも痛みや苦痛のない大腸の内視鏡検査を広めて、大腸がんになる方を減らしていきたいですね。週に2回行っている心療内科のカウンセリングも、もう少し増やしていければと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院の特徴は「痛みや苦痛にできるだけ配慮した内視鏡」と「心と体の両方を専門的に診る」ことです。検査で病気の予防や早期発見を行い、あるいは何も異常がないことを知ることによって安心していただきたいと考えています。私もスタッフも、何よりも優しさを大切に、「出会った人すべてに安心感と笑顔を」という当院の理念を実践して丁寧に診療を行い、帰る時には何か一つでも安心して帰っていただきたい、笑顔になっていただきたいと思っています。また、今までに大腸内視鏡検査で苦しい思いをされた方は、ぜひ当院で痛みに配慮した検査を受けていただきたいと思います。内視鏡検査を行う消化器内科、一般内科、心療内科と幅広い診療域を持っていますので、どんなことでも安心してご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃内視鏡検査/1万6600円~、大腸内視鏡検査/2万円、大腸ポリープ切除/8万円※自由診療時の金額になります。詳細はお問い合わせください。

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