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坂野 泰造 院長の独自取材記事

さかの歯科

(京都市西京区/桂川駅)

最終更新日:2020/10/01

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歯科が怖い、苦手という人も安心して受診できる歯科医院をめざし、坂野泰造院長が「さかの歯科」を開業したのは1997年のこと。それから20年以上、妻で副院長の坂野美恵先生とともに、患者に寄り添う歯科診療を提供してきた。診療では専門の補綴治療を中心に幅広い治療に対応し、予防歯科にも注力。患者の約7割がメンテナンスで通院しているという。「歯を守っていく時代は必ず来ると思い、開業当初から患者さんに予防の重要性を訴えてきました。10年後、20年後も自分の歯で噛めるように、特に中高年者の歯周病には力を入れています」と坂野院長。丁寧な説明と痛みに配慮した治療をモットーとした診療スタンス、予防への取り組みについて話を聞いた。
(取材日2020年9月1日)

専門の補綴治療から20年後を見据えた予防まで注力

開業までの経緯をお聞かせください。

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大学卒業後は大学病院の補綴科に進み、歯科の基礎を徹底的に身につけました。当時はまだ一般の歯科ではほとんど行われていなかったインプラント治療など、先端の治療にも数多く携わり、大学時代の経験が私の歯科人生の礎になっていると感じています。また大学の先生は歯科に情熱を注ぐ熱い方ばかりで、治療技術や術式だけでなく、歯科の理念や歯科医師としての姿勢もみっちり叩き込まれました。1本の歯を治すことに捉われず口腔全体を1単位と考え、10年先20年先まで見据えた総合的な治療をしていくという理念は、現在の診察にも生かされています。その後は開業医の先生のもとで、数多くの患者さんの治療にあたりました。大学で学んだ基礎を実際の臨床で実践し、完成形の手応えを感じた段階で開業しました。

こちらではどのような歯科治療が受けられますか?

得意分野である補綴治療を中心に虫歯や歯周病の治療、入れ歯、インプラント治療、セラミックを用いた補綴治療など幅広く対応しています。当院の特徴としては、院内技工を行っていることです。その方に合った技工物を作るには、口の中だけでなく顔の表情も含めた全体のバランスまで、正確な情報を歯科技工士と共有することが重要ですが、模型だけでは伝えきれないこともあります。院内に技工士がいれば実際に患者さんと接することもでき、質の高い技工物をスピーディーに作製することもめざすことができます。補綴の専門としては技工物に強いこだわりがあり、当初は自分で補綴物を作っていたんですが、診療が忙しくなって難しくなり、技工士に常駐してもらうことにしました。また妻と歯科医師2人体制で診療しているのも特徴です。子どもや女性の患者さんでは、女性の先生のほうが安心するという方もいますから、臨機応変に担当させてもらっています。

予防に力を入れておられるそうですね。

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中高年者の歯周病予防は、開業当初から力を入れてきました。今でこそ予防の必要性は認知されてきましたが、20年前は予防の話をしても皆さん不思議そうな顔をされていました。それでも治療が完了するまでのどこかのタイミングで時間を取って、エックス線写真などをお見せしながら、患者さんに予防の重要性を説明してきました。そこで理解してくださった方は予防を続けてこられ、15年、20年通っている方もたくさんいます。「あの時、先生が言ってくれたから入れ歯にならずに済んだ」「それは患者さんが頑張ったからですよ」といったやりとりを交わしながら、患者さんにしつこく伝えてきたことは、正しいことだったんだと感じています。

「痛くない、怖くない歯科治療」をめざす

診療で心がけていることは?

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高校生の時に友達が、「歯医者さんって口の中で何をされているかわからないから怖いんだよ」と話していたことがあったんです。それがずっと頭に残っていて、患者さんが安心して通える歯科医院をつくりたいと思いました。患者さんを不安にさせないためには、きちんと説明をして、口腔内の現状と治療内容を十分に理解してもらうことが大切です。言葉で伝えるよりも実際に患者さんの目で見てもらったほうが何十倍も伝わりやすく、また記憶として頭に残りますから、視覚的な説明を心がけるようにしています。当初はお口の中を鏡で確認してもらうしかありませんでしたが、口腔内カメラなど機器がどんどん進歩し、それを追うように導入していきました。今ではデータ画像をパソコンに取り込み、モニター画面で確認できるシステムをすべてのチェアに設置しています。治療の「見える化」はこれからも進めていきたいと思います。

痛みに配慮した治療が患者さんに喜ばれているそうですね。

「痛いことをされるから歯医者さんに行きたくない」という人も、少なくないと思います。治療中の痛みを完全にゼロにすることは難しいのですか、当院ではできる限り痛みを与えない治療をめざして取り組んでいます。治療内容に応じて電動麻酔器や表面麻酔を使い、治療に伴う痛みを和らげるとともに、極細タイプの注射針を用いることで、針を刺す時のチクっとする感覚をできるだけ感じさせないようにしています。緊張した表情で診療室に入って来た方が笑顔で帰っていかれる時は、うれしくて思わず私まで笑顔になりますね。

不安を与えない雰囲気づくりも大切にされているそうですね。

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実際は、痛くて耐えられない処置というのは、ほとんどないはずなんです。私が思うに、「怖い、痛いから歯医者さんが苦手」という人は、「痛くなりそうで怖い」という心理状況なんじゃないでしょうか。チェアを倒され、眩しいライトの光とバキュームの音と、そこに口の中を真剣な表情で覗き込む歯科医師の顔を見たら、「痛いことをされるんじゃないか?」と想像するのも無理はありません。処置を行う際は「麻酔をしますよ」とあらかじめ声をかけたり、スタッフが優しく話しかけたりして、緊張をほぐすように意識しています。リラックスできる雰囲気づくりというのは、スタッフ全員がチーム一丸で心がけていることです。受付や電話の受け応えも丁寧に対応し、患者さんに安心感を与えられるように努めています。

満足度の高い治療は、患者との信頼関係があってこそ

できるだけ抜かない治療がモットーだと伺いました。

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残せる可能性のある歯はできるだけ抜かないで済むように、最善を尽くすのが歯科医師の役目です。患者さんが歯を残したいと希望されるのであればなおのこと、私の一方的な判断で諦めることはしません。もちろん歯を残すことで他の歯に悪影響が出てしまう場合は、そのことをきちんと説明し、考えられる治療の選択肢をお伝えします。歯を抜くかどうかの重要な選択では、患者さんとの信頼関係なくしては納得のいく結果にはつながりません。たまに「別の歯科医院で抜歯しか方法はないと言われた」「前の先生の治療が良くなかったんじゃないか」とおっしゃられる方がおられますが、私が思うに決してその先生の判断や治療が間違っていたのではなく、説明が十分でなかったために不信感を抱かせてしまったのではないかと思います。そうならないためにも、患者さん本位の治療方針を貫き、「先生が言うのなら」と納得してもらえるような関係を築いていけたらと思います。

感染対策も強化されていますね。

当院は、厚生労働省が定める設備環境、医療体制、安全制度の条件を満たした「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」です。紙コップやエプロンは使い捨てのものを使用し、治療に用いる機器やバキュームなどは、高圧蒸気滅菌器や超音波洗浄機などでしっかりと滅菌を行っています。さらに新型コロナウイルス感染症の予防対策として、フェイスガード・ゴーグル・より高性能な医療用マスクの着用、常時の換気と消毒を行うなど感染防止に努めています。衛生管理の徹底的な取り組みは、患者さんに安心を感じてもらえる部分だと思います。

今後の展望をお聞かせください。

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自分が誇りを持ってやっている仕事に手応えを感じ、さらにその反応が返ってくることほど心地良いことはありません。診療を終えて患者さんに喜ばれることは歯科冥利に尽きます。それは私だけでなくスタッフも同じで、自分が頑張ったことで患者さんに感謝され、満足してもらえることは大きなやりがいにつながっていると思います。ねぎらいの言葉は誰にとってもうれしいものですが、医療人には格別で、モチベーションが上がるものなんですよ。これからもスタッフとともに、患者さんの歯を一緒に守っていくという気持ちを一つにして、仕事が楽しいと思える歯科診療をしていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~、ホワイトニング/片顎2万円~、両顎4万円~、セラミックを用いた補綴治療/9万円~

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