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住永 雅司 院長、伴野 麻悠子 副院長の独自取材記事

住永クリニック

(川崎市高津区/溝の口駅)

最終更新日:2020/04/01

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溝の口駅近くのビルの2階にある「住永クリニック」では、ベテランの住永雅司院長と2児の母である伴野麻悠子副院長が診療を行っている。年齢、性別の違う2人の医師がいることで、患者の感じ方や反応も変わり、長年通院している患者から思いがけない話を聞くこともあるという。2人が心がけているのは、雑談を通して患者と親しくなり、患者の背景を理解すること。「治療の話ばかりしていても患者さんに響かない。けれどプライベートの話もできるようになれれば治療の提案や生活アドバイスも受け入れてもらえる。だからいろいろな話をすることが大切」と2人は語る。住永院長と伴野副院長に話を聞いた。
(取材日2019年2月4日)

患者との対話を重視し、人と人の付き合いをする

2人の医師で診療を行う強みを教えてください。

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【住永院長】だいたい午前は副院長の伴野が、午後は私が診療しています。医師が2人いれば1人の患者さんをダブルチェックできます。女性医師がいると女性の患者さんに喜ばれることが多いです。通いやすい、話しやすいと感じられるようですね。長い間診ている患者さんでも、副院長に対して初めて新しい情報を言ってくれることもあります。年代が違うので、ものの見方・考え方が異なり、多角的に見た治療につながっています。

腎臓・透析の専門家として、一般内科や生活習慣病の治療にも力を入れているそうですね。

【住永院長】当院で人工透析を受ける患者さんは増えています。腎臓が最初から悪いのではなく、他の生活習慣病の合併症として結果的に腎臓が悪くなった方が多いのです。透析患者さんの中でも糖尿病が原因の方が半数近くを占めています。腎臓は加齢とともに機能が低下するといわれていますから、今後さらに治療を必要とする人が増えるでしょう。
【伴野副院長】私は病院勤務時代、入院中の透析患者さんの全身管理のほか、慢性腎臓病や糖尿病・高血圧などの合併症の管理についても学びました。実は、高血圧は腎臓を専門とする医師の得意分野でもあるんです。早期に生活習慣病を治療することは、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な合併症の予防にも役立ちます。一般内科診療の経験も生かし、特に糖尿病の患者さんに対しては、年齢や生活スタイルに合わせて無理なく続けられる方法での治療に努めています。

透析の患者さんには、どのような診察をされていますか?

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【伴野副院長】当院には日本腎臓学会腎臓専門医と日本透析医学会透析専門医を取得している医師が2人常勤でおり、透析管理だけでなく、透析に至った背景にある原因疾患の管理についても意見交換をしながら取り組んでいます。透析を受けない日も、合併症などの治療のために複数の病院に通院されている方は多くいらっしゃいます。透析日以外はなるべくご自身の時間を楽しめるように、原因疾患に対する内服調整や処方などにも対応しますので、安心してお任せくださればと思います。透析クリニックは患者さんにとって週3回も来る生活の場ですので、当院では医師、看護師、その他の職員も含め、患者さんに寄り添った温かい医療の提供をめざしています。個別の送迎に関してもご相談ください。

押しつけない診療で理解してもらえるよう力を尽くす

患者さんに接する際に気をつけていることは何ですか?

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【住永院長】その方がどんな人生を送りたいのか、生活習慣や性格、家庭環境を踏まえた上で、病気との付き合い方を考えています。治療をするということは、患者さんが自分の体や人生、そして寿命に対峙するということです。患者さんと一緒に治療を進めていく過程が重要ですので、病気ではなく患者さん自身に焦点を当てた診療を心がけています。
【伴野副院長】患者さんが一番困っていることは何かを、まずはしっかりと伺うことを大事にしています。医学的に病気ではなくても、それが原因で生活の質が下がってしまうならば介入する必要があるからです。高齢の方なら一人暮らしか、介助してくれる人がいるのか、若い方でも生活スタイルや妊娠を希望するかによって治療法の選択肢が変わります。会話の中から患者さんを知ることはとても大切で、必要に応じてご家族とも連携を取りながらサポートしています。

患者さんに病気を理解してもらい、医師の生活指導を受け入れてもらうことも大切ですよね。

【伴野副院長】初対面で深くライフスタイルや食事の内容をお聞きするのは難しいですし、患者さんも積極的に伝えようとは思わないのではないでしょうか。時間をかけて患者さんを深く知り、適切な治療ができるように努力しています。急性疾患の場合は、慣れない症状に患者さんも不安が大きいため、受診のタイミングをお伝えするようにしています。 一方、慢性疾患の場合は、長く付き合っていく疾患に対する正しい理解も必要です。そのため、かみ砕いたわかりやすい説明に注力し、目を見て理解してもらえているかどうか探りながらお話ししています。1回の説明で全部がわからなくてもいいんです。診療回数を重ねる中で理解を深めていただき、前向きな治療につなげることが大切だと思っています。

院長先生は長いお付き合いになる患者さんも多いのではないでしょうか。

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【住永院長】30年来のお付き合いの方がたくさんいらっしゃいます。若い頃は患者さんとアウトドアを楽しむようなお付き合いをしていました。雑談の中でスキーの話が出れば「一緒に行ってみますか」というようにね。今はクリニックを取り巻く環境も変わってきていますが、患者さんからご提案があれば可能な限りさまざまな方法でコミュニケーションを取っていきたいです。

腎臓以外のことも相談できるかかりつけ医でありたい

重い腎臓疾患にならないために、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

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【住永院長】健康診断は年に1回は必ず受けましょう。自覚症状がなくてもそこでリスクを発見できる可能性があります。詳細な健康診断では数年前から腎臓機能に関する項目が追加されていますので、それを手がかりにして早めに対応できます。
【伴野副院長】健康診断で尿にタンパクが出ていたり、異常値が出たり、経過観察が必要と指摘されたりしても、そのまま受診しない方もいらっしゃいます。当院では特定検診や、その他の検査も行っていますので、お気軽にご相談ください。

お忙しく過ごす中で、お2人のリフレッシュ方法を教えてください。

【住永院長】ゴルフをやっていますが、年齢とともにだんだん飛ばなくなってきました。けれど気分転換にもなるので続けています。ゴルフ場は別世界ですからリフレッシュには最適です。大学時代の仲間たちと40年やっているコンペティションもあり、同窓会的な意味でも参加しています。
【伴野副院長】スポーツ好きで、子どもの頃から冬はスキーです。大学時代はスキー部に所属し、競技スキーをしていました。今は子どもたちを連れて家族で滑っています。

今後の展望や希望を教えてください。

【住永院長】長年この地で診療を行っていますので、今後はより深く皆さんと関わっていきたいです。専門領域においてはその知識を生かし、何でも相談できる場でありたいと考えています。
【伴野副院長】地域のかかりつけ医でありたいですね。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の治療や透析医療など、幅広く診療に携われればと思っています。自覚症状がないために、治療を中断したり、治療に至らずに放置してしまっていたりする方もいらっしゃいます。そのような方が少しでも減るように、駅から徒歩3分という立地も生かし、若い方から高齢の方まで、健康管理のパートナーとして気軽に来院していただけるクリニックにしたいです。

読者へメッセージをお願いします。

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【住永院長】病気のときはもちろん、病気以外のことも話せる、人と人との付き合いができるクリニックとして皆さんの健康をサポートしていきたいと考えています。また、必要に応じ、ネットワークを生かし、専門医への紹介も行いますので、ご相談ください。
【伴野副院長】外来では、症状に合わせ無理なく開始できる治療をご提案しますので、まずはお気軽に来院ください。透析患者様におかれましては、当院では合併症も含め、腎臓以外の領域も全身管理しています。透析以外のことにも気を配り、透析以外の日に他院の外来受診をなるべく減らせるように診療しておりますので、安心して来院していただければと思います。

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