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丸尾 傳 院長、丸尾 尚伸 副院長の独自取材記事

丸尾歯科

(松山市/いよ立花駅)

最終更新日:2026/02/20

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科 main

松山市天山、国道379号沿いにある「丸尾歯科」が、2025年4月にリニューアル。虫歯や歯周病の治療から抜歯、矯正、インプラント治療などに対応する診療棟の隣に「デンタルフィットネス」という取り組みを行う新棟が完成し、予防の先を見据えたメンテナンス、お口の機能向上トレーニングの体制が整った。今回は、長年地域の歯科医療に貢献してきた丸尾傳(まるお・つたえ)院長と息子の丸尾尚伸(ひさのぶ)副院長に、デンタルフィットネスの考え方、患者への思いなどについて聞いた。

(取材日2025年9月17日)

予防のその先へ。「デンタルフィットネス」に尽力

今回のリニューアルの背景を教えてください。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科1

【傳院長】開院以来、当院では予防歯科に注力してきましたが、予防のその先の「健康づくり」をめざすデンタルフィットネスに重きを置いて取り組んでいこうという思いから、診療とメンテナンスのエリアを分けることにしました。増築した新棟をメンテナンスエリアとし、治療を卒業した患者さんはメンテナンスエリアへという動線をつくりました。「メンテナンスエリアはなんだか楽しそうだな、早くあちらへ行きたいな」と治療のモチベーションにしてもらえたらと思っています。
【尚伸副院長】リニューアルを機にエレベーターを設置し、車いすやベビーカーの患者さんも通いやすいようバリアフリー化しました。

デンタルフィットネスについて院長のお考えをお聞かせください。

【傳院長】デンタルフィットネスは、虫歯や歯周病に対しての防御にとどまらず、より健康増進をめざすという考え方です。しゃべる、噛む、飲み込むという機能は、高齢になると徐々に低下していきますが、トレーニングなどで回復を図り、維持することも望めます。またベースとなる機能を子どもの頃からしっかり育て、維持するための知識を身につけておけば、将来的な健康寿命の延伸につながります。赤ちゃんのうちからお口の機能を育てるため、お母さんには授乳や抱っこの仕方を指導し、虫歯や歯列不正にならないお口づくりにこれまで以上に力を入れていきます。

メンテナンスはどのようなことをするのでしょうか。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科2

【尚伸副院長】メンテナンスは1回約60分のプログラムを行います。まず歯科衛生士が問診や口腔内の視診を行い、口腔内写真と歯周ポケット検査、必要に応じてエックス線写真の撮影、さらに染色して磨き残しも確認します。その後、「快感ブラッシング」と呼ばれる歯磨きを行い、気持ち良さや落ち方を体感していただきます。そこから歯石除去や歯の表面の清掃、デンタルフロスをした上で、口腔内写真とエックス線写真の撮影を行います。当院では検査結果を見える化し、磨き残しが多い箇所、出血のある箇所をわかりやすく説明することを大切にしています。3ヵ月に1度のペースで通っていただくので、回数を重ねるごとにご自身が歯磨きを頑張っているという実感ができます。歯ブラシの選び方から歯磨き、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方までしっかりと指導。毎回必ず私たち歯科医師が患者さんと対面し、最終チェックを行います。

口の老化のサインを見逃さないことが大切

メンテナンスを行う上で心がけていらっしゃることはありますか?

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科3

【傳院長】強制的ではなく、一緒に山を登っていくという姿勢を大切にしています。口の中の状態や歯磨きの癖、気をつけなければならないポイントは一人ひとり違いますから、それをしっかりと見極め、見える化し、並走していく。頑張っていく中で、「良くなってきましたね」と喜び合える同志のような存在になれたらと思っています。そして、ただ虫歯や歯周病などの病気を防ぐだけではなくて、ウイルスや細菌にもびくともしない健康をめざしていきたいとも思っています。お口は全身の健康の入り口ですから、健康な人がもっと健康になるために通う場所にするのが私の理想です。

お二人が注力されているフレイルについて教えてください。

【傳院長】しゃべる、食べる、飲み込む、噛むというお口の機能は加齢により徐々に衰えていきます。たとえ歯があっても、舌や唇の動きが衰えていると食べこぼしにつながったり、うまく飲み込めなくなったりしてしまいます。そうなると食べやすいもの、飲み込みやすいものを選ぶようになり、お肉や野菜など食べにくいものは避けるようになってしまう。栄養が不足すると筋肉はさらに衰え、2本足で歩いていたのがつえが必要となり、骨折もしやすくなります。全身のフレイルは口から始まっているのです。ただ、舌も唇も口の周りはすべて筋肉ですから、全身と同じように鍛えることでその力を維持・向上させることは十分見込めます。
【尚伸副院長】当院では60歳を超えた患者さんには皆さんフレイルの検査を勧めています。年に1度は検査をして、その方の状態に応じたトレーニングのプログラムを組み、唇、頬、舌、喉周りの筋力アップをめざしています。

歯周病に対する取り組みについても伺います。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科4

【傳院長】当院では歯周病治療にも力を入れていますが、歯周病も先ほどお話ししたメンテナンス同様、患者さんの治療に対する意識が大切になります。そのため、検査結果をすべてお見せし、患者さんにご自身の歯周病の状態をしっかり把握していただきます。歯周病の治療は長期に及びますから、患者さんには根気強く通ってもらわなければなりません。目標を定め、治療という山を一緒に登っていく中で、いつしか患者さん自身の意識も変わり、毎日の歯磨きも「趣味」と言えるくらいに生活に根づけば、もうゴールは目前。私たちが大切にしているのは患者さんの意識改革です。患者さん自らが気づき、もっと健康になろうという意志を持って前向きに取り組んでいただけたら、それが私たち歯科医師にとって何よりの喜びですね。

父・息子それぞれの得意分野を生かした幅広い診療

矯正治療において特徴のあるアプローチをされているとか。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科5

【傳院長】お子さんに対しては、口腔内の成長と同時にきれいな歯並びへ導いていく矯正を提案しています。顎の発育が悪く、歯が生えるスペースが足りないことで、悪い歯並びになることがあります。そこで、発育に合わせた食事や咀嚼などの指導を行いながら、装置をつけ顎や骨が成長していく際に、歯の並ぶ土台をつくる顎顔面矯正を行っています。これにより、口腔内にスペースができることが望めると同時に気道も広がることが見込め、口呼吸やいびきなどの改善も期待できます。子どもの睡眠時無呼吸症候群はとても多くなっているため、歯並びだけでなく口呼吸から鼻呼吸に改善が期待でき、健全な発育に影響する顎顔面矯正が望ましいと考えます。

尚伸先生の得意分野であるインプラント治療について教えてください。

【尚伸副院長】インプラント治療は抜歯をした後の選択肢の一つとして提案しています。インプラントは自分の骨に直接立っているため隣の歯に負担をかけません。歯がない部分にインプラントを埋入し、インプラントにアタッチメントをつけ、入れ歯を支えとして使うこともできます。そうすると入れ歯の装着感は全然違うんです。以前は抜歯後2、3ヵ月してインプラント埋入する流れが一般的でしたが、状態にもよりますが今は抜歯と同時にインプラント体を入れることも可能になっています。身体的、精神的な負担の軽減が期待できる抜歯即時埋入という術式で、当院ではこの術式によるインプラント治療も可能です。また上顎の骨が薄い方には上顎洞粘膜を剥がしてその隙間に骨をつくる上顎洞挙上手術(ソケットリフト)も併用して幅広い患者さんに対応しています。

今後の展望や抱負についてお聞かせください。

丸尾傳院長、丸尾尚伸副院長 丸尾歯科6

【尚伸副院長】治療したら終わりではなく、患者が虫歯にならないようにするのが、歯科医師の務めだと思います。治療した部位をもう二度と削らないように、定期的なメンテナンスを行うとともに、口の中の細菌の数や唾液の分泌量などを調べる唾液検査や、虫歯リスクを判定するシステムなどを用いて効率的な予防プログラムをめざしています。
【傳院長】人生100年時代になりましたが、健康寿命は男性73歳、女性75歳といわれています。私はもうすぐ74歳。まさにその境目にいるからこそ、フレイルを伝え、子どもの頃から各世代の意識を高めていくことが使命だと考えています。80歳、90歳を迎えても元気に動くことができ、自分の身の回りのことは自分でできる。その鍵はお口にあります。お口の老化のサインを見逃さないように、一緒に健康づくりを進めていきましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

顎顔面矯正/44万円~
マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~
インプラント治療/30万円~、インプラントを用いた入れ歯治療/1本20万円~、上顎洞挙上手術(ソケットリフト)/40万円~

※詳細はお問い合わせください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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