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逗子市・葉山町

神奈川県の三浦半島のつけ根に位置し、明治時代から避暑地、別荘地として発展してきた逗子市と葉山町。東京や横浜への交通利便性が高い一方、海と山の自然を暮らしの中で楽しめ、ベッドタウンとしても注目される。

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会」。 医師会は、日頃どんな活動をしていて、私たちの生活にどのように関わっているのでしょうか。 今回は、地域の医師会会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

逗葉医師会

2つの自治体をつなぎ地域の健康増進をバックアップ

温暖な気候と豊かな自然に恵まれた逗子市と葉山町。この2つの自治体にまたがって活動するのが逗葉医師会だ。「それぞれの行政との信頼関係を重視しながら、市と町の垣根を越え、地域全体がより良い方向に進むよう、医療の面からサポートすることが医師会の役割だと考えています」と池上晃子会長。
周囲に多くの地域医療支援病院があり、登録医制度などを利用して緊密な病診連携ができているのも、このエリアの特徴だ。また、高齢化率が全国平均より高いとされることから、在宅医療の推進に力を入れている。
「在宅医療を充実させるためには、地域を把握している医師会が中心になるべきと考え、医師会事務局に在宅医療相談窓口をつくりご相談に応じています」
また、災害時に向け、歯科医師会、薬剤師会とともに役割分担し、行政と提携したチームづくりを進める。さらに、地域に密着した、かかりつけ医ならではの知識や情報を集約して医療行政に生かすため、逗子市や葉山町への申し入れも積極的に行っているという。
同会では、高齢者に対する医療を推し進めるだけでなく、将来を考えて、若い世代の予防意識を高めることもめざしているという。
「私たちの目的は、住民の健康を守り、地域の健康レベルを高めること。さまざまな世代の健康づくりに役立てていただけるように、私たち医師会の活動を積極的にアピールしたいと思います」

(取材日2017年11月27日)

池上 晃子
会長

(医療法人社団 湘南内科ペインクリニック)

Profile

岡山大学医学部卒業後、東京大学、米国デューク大学付属病院などで研修。順天堂大学、東京都養育院附属病院(現・東京都健康長寿医療センター)、国立横須賀病院麻酔科医長を経て「湘南内科ペインクリニック」開業。2011年より現職。

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