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豊橋市

愛知県の東の玄関口であり、東京や大阪へのアクセスも良好な豊橋市。三河港は国内トップクラスの自動車輸出入拠点として知られ、穏やかな気候に恵まれることから、農業をはじめさまざまな産業が発展してきた。

豊橋市長インタビュー

豊かな風土を未来に引き継ぎ
市民とともに輝く社会を創造する

佐原 光一
市長

1953年豊橋市生まれ。1976年東京大学工学部卒業後、運輸省港湾局(現・国土交通省)に入省。1986年には外務省に出向し、在任中は国際協力事業団の長期専門家としてパナマ共和国政府に派遣された経験を持つ。国土交通省退職後、生まれ育った豊橋市に戻り、2008年に豊橋市長に就任した。

豊橋市は、市長の目にどのようなまちとして映っていますか?

一言で表すなら、「何もないようで何でもある、魅力あふれるまち」です。太平洋に面し、一年を通して温暖で穏やかな気候であることから農業が盛んで、いつでも新鮮でおいしい食べ物を楽しめます。工業の発展も素晴らしく、近隣の豊川市や浜松市などとともに成長を遂げ、東海地方のものづくりを支えてきました。
手筒花火や豊橋筆といった伝統文化が連綿と受け継がれ、市街地では全国でも珍しくなった路面電車が、今もなお市民の足として愛され、独特の景観をつくりだしています。一方で、市街地を離れれば自然が色濃く残っており、中でも葦毛湿原は、世界最小の部類に属するハッチョウトンボの生息地として知られています。
このように、取り上げ始めたらきりがないほど、たくさんの魅力が詰まっているのです。

健康や子育てに関する考え方、市の取り組みを教えてください。

東三河地方では2型糖尿病予備軍が多い傾向にあり、市としても予防に関する啓発の重要性を感じております。その上で、現在豊橋市が特に注力しているのが、市民一人ひとりが生涯にわたって健康的な生活を送れる体づくり。毎日の歩数を記録したり、健診などを受診したり、健康講座などに参加したりすることでポイントがたまる「とよはし健康マイレージ」をはじめ、体への負担の少ない歩き方を学ぶ講習会を開催したり、市営運動施設のトレーニング機器の充実を図ったりと、スポーツを通じての健康増進を図っています。
子育てに関しては、平成29年「こども未来館 ここにこ」の隣接地に、こども若者総合相談支援センターを開設しました。相談窓口も設けていますが、ご要望に応じてご自宅や学校へ相談員がお伺いして相談に応じ、市役所の手続きや病院の受診の同行、カウンセリングなどの支援を通して、さまざまな悩みや不安を抱える子どもや若者、子育てに励む保護者の皆さんをサポートしています。

今後の展望と、市民へのメッセージをお願いいたします。

「とよはし健康マイレージアプリ」を2018年11月から配信開始

社会の多様化が進む中、誰もが自分らしく過ごせるまちをつくるのが、私たちの役割です。その上で、未来ある子どもたちの健やかな成長は、なくてはならないもの。これからも引き続き教育の充実を図っていきたいと考えています。
そして、市民の皆さんと積極的に意見を交わし、より良い社会の在り方を検討してきたいです。社会は、誰かにつくってもらうものではなく、生活する一人ひとりが考え、ともにつくり上げていくものだと思います。そんな社会を、皆さんとつくっていきたいです。

(取材日2018年11月16日)

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