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枚方市

大阪市と京都市の間に位置し、江戸時代には宿場町として栄えた枚方市。淀川や生駒山系の山々など、緑豊かな自然にも恵まれている。近年は市内に6つの大学が所在することから、「学園都市」をめざしている。

「医師会」活動レポート

住民の身近なかかりつけ医であり、地域医療の重要な役割を担う「医師会」。今回は、地域の医師会の会長に、力を入れている活動や取り組みについてお話しいただきました。

枚方市医師会

医師会と行政、地域の団体が連携し
住みやすい「健康医療都市」をめざす

大阪市と京都市の中間に位置し、ベッドタウンとして成長してきた枚方市。市内には関西医科大学附属病院、市立ひらかた病院をはじめ、5つの公的病院のほか、260を超える中小病院と診療所がある。その地域医療のまとめ役を担っているのが、枚方市医師会である。
「枚方市は病病連携、病診連携がしっかりできているだけでなく、コンソーシアムという共同事業体を設立して、病院協会、医師会、歯科医師会、薬剤師会、行政、大学など14団体が連携して、健康増進や医療の充実をめざす事業を展開しています」と話すのは藤本良知会長。医・歯・薬・看の大学の学部がすべてそろっていることも同市の特徴で、他業種間の交流と研究の場が創出しやすいという。
連携体制の強さは、地域包括ケアシステムに生かされている。高齢化が加速する中、住み慣れた自宅で最後まで自分らしく暮らせるよう、地域の多職種が一体となり、安心して在宅医療や在宅介護が受けられる環境を整えてきた。
こうした高齢者支援制度や乳幼児医療制度がより有効に活用されるために、大切な役割を果たすのが診療所の存在。健康に関する不安から日常生活の悩みまで、気軽に相談できるかかりつけ医を持ってもらおうと、同会では「かかりつけ医マップ」を配布している。
「顔が見えるわかりやすい医療を推進し、健康医療都市ひらかたの名に恥じない市民の方々が健やかに暮らせるまちにしたいですね」

(取材日2019年2月27日)

藤本 良知
会長

(医療法人健心会 藤本内科)

Profile

1982年近畿大学医学部卒業後、滋賀医科大学内科学講座に入局。琵琶湖大橋病院、彦根市立病院、西京都病院での勤務を経て、1994年藤本内科を開院。2014年に枚方市医師会会長就任。

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