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内視鏡を駆使して根治をめざす
アレルギー性鼻炎の日帰り手術

さんか八幡西クリニック

(北九州市八幡西区/黒崎駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

多くの人が悩まされるアレルギー性鼻炎。ダニやホコリによる通年性のもの、花粉、寒暖差などによる季節性のものなど、原因もさまざま。さらにくしゃみ、鼻水、鼻詰まりと発症の仕方も人それぞれだ。しかし共通しているのは、症状がつらく、時には日常生活や仕事・勉強の集中力にも影響してしまうことだろう。八幡西区にある「さんか八幡西クリニック」ではアレルギー性鼻炎に根幹からアプローチする内視鏡を使った日帰り手術を行っている。「日々の生活を快適にしたい方、また妊娠時に薬が飲めないことが心配な方などには手術をお勧めしています」と明朗快活に語る理事長の三箇敏昭先生に、手術の流れ、術後の注意点などを詳しく聞いた。

(取材日2021年9月16日)

日常生活に支障を来すつらい症状、服薬によるリスクをなくしたい人に勧めるアレルギー性鼻炎の日帰り手術

Qアレルギー性鼻炎の症状にはどのようなものがありますか?
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▲ティッシュが手放せないという人は一度相談に来てほしい

発作性・反復性のくしゃみ、水様性の鼻水、鼻詰まりの3つが主な特徴です。3つの症状のうちどれか一つでもあればアレルギー性鼻炎と診断され、多くの方は複数の症状を抱えています。そして症状が出る回数で重症度を測ります。軽症、中等症、重症、最重症の4段階あり、1日平均で症状が11回以上出れば重症、21回以上で最重症になり、重症以上は手術が治療の選択肢に入ってきます。また原因もさまざまで、通年性のものだとダニ、ペットの毛、ホコリなど。季節性のものだとスギ花粉、イネ花粉、寒暖差などがあります。患者さんによって原因や重症度は違いますが、「生活に支障を来すかどうか」が手術のボーダーラインになると言えるでしょう。

Qアレルギー性鼻炎には、一般的にどんな治療方法があるのですか?
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▲患者の希望に沿った治療法を提示

ダニが原因であれば布団を清潔に保つ、花粉であればマスクをするといった予防から、飲み薬や点鼻薬での薬物療法、アレルギー物質に徐々に体を慣らす舌下免疫療法、そして手術と大まかに分けられます。その中で当院が注力しているのは手術。症状が重く、さらに通年性である場合は、毎月の医療費もかさみますし、女性の場合は妊娠すると薬が飲めなくなる場合もあります。そういった日々のコストや将来的な問題を考えると、一度の手術で根本にアプローチしたほうが、つらい状態を長引かせず、快適な日常生活を取り戻せるのではないでしょうか。とはいえ、無理に手術を勧めることはありません。患者さんの希望に即した治療が第一だと考えています。

Q手術の内容や、流れについて教えてください。
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▲全身麻酔をかけ1~2時間ほどで手術を行う

まずは患者さんが手術を希望されるかどうかを確認します。そもそも手術を希望して来院される方も多いため、問診票に「手術の説明を受ける」という項目を設けていますが、すでに生活に支障が出ている方であればこちらから手術を提案する場合もあります。手術は全身麻酔をかけ、内視鏡というカメラを用い手術を行います。大学病院と同等の設備を整えております。手術自体は1〜2時間ほど。当日の注意点としてはご自身での車・バイクの運転は避けていただかなければなりません。術後は2〜3時間ほどリカバリールームで休んだ後に帰宅となります。遠方の方や1人暮らしの方、持病がある方は連携しているJCHO九州病院に1泊することも可能です。

Q手術は怖い、痛いというイメージがあります。実際はどうですか?
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▲術後は5~6回ほどの通院が必要

術中は痛みを感じることのないよう全身麻酔を行い、眠っている間に手術が終了します。全身麻酔は、産業医科大学病院や原三信病院の麻酔専門の先生をお招きしています。手術後の痛みも、「痛み止めを飲んでも耐えられない」という強い痛みではないことが多く、これまで多くの手術を行ってきて思うのは、患者さんへの負担が少ないということです。また、手術には内視鏡を使用し、すべての処置を鼻の中だけで行います。顔に傷がつく・顔の様相が変わるといったこともありません。15歳から80代の高齢者の方まで受けることができますが、小学生でも手術が必要な場合は検討します。手術後は2~3日後から通勤・通学可能なケースも多くあります。

Q手術後の注意点についても教えてください。
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▲落ち着いた雰囲気のリカバリールームを完備

最も注意すべき点は出血です。鼻の中の傷口がふさがるまでおよそ2週間ほど。その間は部活を含む激しい運動や遠方への出張・旅行、サウナ、飲酒などは避けていただきます。またその間は傷口にかさぶたができて修復している真っ最中です。今までの癖で鼻を強くかんだりすすったりしないようお願いしています。通院は手術の翌日、3〜4日後、1週間後まではこまめに来てもらい、詰めているスポンジやガーゼを状態を見ながら取り除きます。その後はさらに1週間後、2週間後、1ヵ月後となり、合計7回ほどの通院で終診となりますが、その間はとにかく無理をせず、出血などの異変があればすぐに来院してください。

ドクターからのメッセージ

三箇 敏昭理事長

「長期間症状が続いている」「薬に抵抗がある」「抗ヒスタミン剤では眠気が出る」「短期間で解決したい」「鼻詰まりで寝苦しい・いびきをかく」といった方は、この手術に適しているでしょう。特に点鼻薬には依存性があり、長期にわたって使用すると反応が弱くなってしまいます。症状に悩まされることなく仕事や学業に集中したいという思いは誰でもあるでしょう。手術は保険適用ですし、高額療養費制度も使えます。一度の手術で長引くつらい症状の根本的な解決を図るのがこの手術の目的ですが、とはいえ「私は薬でいいです」という方に無理にお勧めすることはありません。手術という選択肢があることを知り十分に検討していただければと思います。

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