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樋口 惣 院長の独自取材記事

樋口歯科

(福岡市博多区/博多駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR博多駅から徒歩約5分。博多口前の朝日ビル4階にある「樋口歯科」は約50年の歴史を持ち、博多エリアのビジネスパーソンの口腔ケアに尽力してきた。2013年に院長となった樋口惣先生はマイクロスコープを使った精密治療を得意とし、虫歯の取り残しや唾液による再感染を徹底的に排除することに努める。診査診断やメンテナンスにおいてもマイクロスコープを活用し、細部にわたるまで手を抜かない治療に取り組んでいる。一方、セルフケアの重要性を訴え、予防に特化した短期集中プログラム「歯みがき道場」も展開する。今回のインタビューでは樋口院長が行うこだわりの精密治療をはじめ、セルフケアの重要性などについて詳しく話を聞いた。

(取材日2020年9月28日)

3人の歯科医師がそれぞれの得意分野を生かして診療

口腔外科ご出身ということですが、どのような診療に取り組まれてきたのでしょうか?

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北海道大学歯学部を卒業後、九州大学病院の口腔外科に入局し、上下の顎が大きくずれてしまった顎変形症の患者さんに対する外科手術を併用した矯正治療を担当しました。もちろん一般的な親知らずの抜歯、骨折の治療にも携わってきましたが、歯科口腔外科のある総合病院に勤めたことをきっかけに一般歯科をめざすようになりました。そこの病院でも交通事故など外科処置の必要な外来の患者さんを主に診療していたのですが、入院している患者さんを診る際に一般歯科の相談を受けて、自身の歯科医師としての役割を改めて考えさせられました。歯科治療は歯科医師しか対応できない領域。それまで口腔外科が専門で、虫歯の治療やかぶせ物などの補綴領域などにはうまく対応できない自分を鍛え直したかったんです。それから父が経営していたこのクリニックへと戻り研鑽を重ねました。

開業から約50年。今でも先代であるお父さまは現役だそうですね。

父には以前から通院しているファンがいるので、その方たちが来院される時に勤務してもらい、通常は院長の私と妻の2人で診療にあたっています。基本的に妻は保険診療と矯正治療を担当し、口腔外科的な処置がある場合やダイレクトボンディングなどの自費診療を私が診るようにしています。ダイレクトボンディングとは白い歯科用のコンポジットレジン(CR)と呼ばれる樹脂を使った治療で、精密治療には欠かすことができない技術。現在はメンテナンスでいらっしゃる患者さんも増えましたが、ダイレクトボンディングによる治療を希望される方も多くなってきた印象です。

先生が得意とされているダイレクトボンディングとは、どういったケースで使われる技術なのでしょうか?

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小さな初期虫歯の場合には削る部分を最小限に抑えることが図れますし、また以前は、かぶせ物をするために虫歯の部分に加え、咬合面も削らなければならなかった歯間の虫歯に関しても、悪い部分だけを削る最小侵襲治療が可能です。審美的な面からは、銀歯の箇所をダイレクトボンディングで再治療するケースもありますよ。またダイレクトクラウンやダイレクトブリッジと呼ばれる方法にも対応しています。ダイレクトブリッジは、隣の歯を支えにCRで直接人工歯を作っていく手法です。もちろん金属のブリッジやインプラントなどに比べて強度は落ちますが、周囲の歯を削らずに外科治療を必要としないため、手術や費用面に対して不安を感じている人、全身疾患を持っている方にとっては一つの選択肢として有用だと考えています。

治療後のメンテナンスにまでマイクロスコープを使用

精密治療とはどのようなものなのでしょうか?

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当クリニックのコンセプトは、治療の一つ一つの工程を省くことなく丁寧に確実に行うこと。歯科治療には検査から治療、銀歯などの歯科技工物の接着、ケアなど、さまざまな工程が含まれます。そのどれか一つでも手を抜いてしまえば、結果的に歯を長持ちさせることはできません。けれど虫歯の再治療で訪れる患者さんが多いのも事実。それは最初に手を抜かずに治療しておけば防ぐことができたはずだと考えているのです。だからこそどんなに小さな虫歯でも、緻密な根管治療であっても、精度を上げて再治療を防ぎたいと思っています。そのための手段としてダイレクトボンディングがありますし、歯科用顕微鏡であるマイクロスコープも活用しています。

治療だけではなく検査やメンテナンスにもマイクロスコープを使われているそうですね。

マイクロスコープは、虫歯を取り残さないため、あるいは根管治療で細い神経の治療を行う際には欠かすことができないと考えています。当クリニックでは3台を導入し、検査から治療、メンテナンスまですべてにおいて利用しています。特に痛みなどの主訴がなく初診で来られた患者さんについては、歯周病検査やエックス線検査を行い、歯磨き指導を実施した上で、歯科衛生士がマイクロスコープを使い虫歯やヒビがないかなどすべての歯を細かくチェックします。歯がきれいでなければ隅々まで確認することは難しいので、先にセルフケアの徹底を推奨しています。メンテナンスで通院されている患者さんに対しても、歯科衛生士がマイクロスコープを使って細部まできれいにクリーニングしていきます。

マイクロスコープを患者さんへの説明にも使われているのでしょうか?

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口の中は自分で見ることができないので、歯の状況や治療の過程を映像で見せることは、治療やセルフケアへのモチベーションアップのほか、歯の健康に対する意識向上などにつながっていきます。歯科は治療過程が見えないだけに何をやっているかわからない、本当に治療が必要だったのかと不安を感じられることがあるかもしれませんが、実際に映像として見ることができればそのネガティブなイメージは払拭することができるでしょう。治療が終わった後にも再度検査を行い、初診時からどう変化したかを説明する際にも映像を使っていますよ。

自分で自分の歯を守るためにセルフケア指導を徹底

セルフケアについても非常に重視されていると伺いました。

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個人的には歯磨きがすべてだと思っています。世界一腕の良い歯科医師と、世界一腕の良い歯科技工士が、最高の治療を提供したとしても、歯磨きが行き届いていなければ結局虫歯になってしまう。ある種、患者さんにとっては治療よりも歯磨きの指導のほうが大事なのかもしれません。メンテナンスは通常3ヵ月に一度ですが、定期的に通っているからと歯磨きを怠ってしまえば苦手な部分の磨き残しはその期間たまってしまい、虫歯や歯周病のリスクは高まります。そのためにもまずは患者さんに対して歯磨き指導を徹底的に行うことが重要ではないでしょうか。

重点的に歯磨きを練習する“歯磨き道場”という取り組みもユニークですね。

歯磨き道場は2019年からスタートさせた、短期集中型の正しい歯磨き習得プログラムです。メンテナンスで定期的に正しい歯磨きの方法を習っていたとしても、期間が空いてしまえばなかなか身につきません。例えばピアノを月1回練習していても上達が見込めないように。だからこそ集中して身につけることが重要。歯磨き道場では約1ヵ月の間に5回程度来院いただき、徹底的に歯磨きの技術を養います。加えて食事の摂り方、歯ブラシや歯磨き粉の選び方、虫歯の成り立ちなど正しい知識についても座学で習得します。すべては自分自身で自分の歯を守るためです。

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

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歯の一生を考えると、基本的には誰もが最初は白くてきれいな歯を持っています。しかし、セルフケアが行き届いていないことで、まずは初期虫歯になり、進行すればかぶせ物が必要ですし、根管治療を経て、最後は抜歯に至る。それは一方通行で、一度削ってしまえば戻ることはありません。だからこそまずは何も主訴がない状態で歯科に行き、歯磨きを習うことを検討してみてはどうでしょうか。また歯科には早い、安い、うまいはありません。一人ひとりの症状、口腔環境に合わせたオーダーメイドの治療です。治療を焦らずに、まずは確かなセルフケアを身につけることから始めましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正(検査代別途5万円)/部分10万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~、全歯60万円~、根管治療/5万円~、ダイレクトボンディング/3万円~、ダイレクトクラウン/10万円~、ダイレクトブリッジ/12万円~、インプラント治療/41万2500円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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