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安永 敦 院長の独自取材記事

安永矯正歯科医院 福岡

(福岡市中央区/天神南駅)

最終更新日:2025/02/20

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡 main

インテリアショップなどが入る商業施設BiVi福岡1階の一角に、2020年に移転しリニューアル開業した「安永矯正歯科医院 福岡」。明るく洗練された外観で、商業施設の雰囲気になじんでいる。待合室をガラス張りで開放的にしたのは、安永敦院長の「矯正をもっとポジティブに捉えてほしい」との願いから。「矯正歯科専門医院として、責任を持って診療を行うのは当たり前。通院を楽しみにしていただけるようなクリニックでありたい」と語る。そして、「デジタル機器はあくまでもツールの一つ、最終的に患者と歯科医師の心が入って完成するのが矯正」、そういう思いで診療にあたっているのだとほほ笑む。そんな「患者の人生を豊かにするための歯列矯正」にこだわる安永院長に、矯正歯科にかける熱い思いを聞いた。

(取材日2024年12月10日)

患者の人生を輝かせられるような矯正歯科専門医院へ

開放的な待合室が印象的ですが、そこにはどんな思いがあったのでしょうか。

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡1

歯列矯正は隠れて行うものではありません。待合室を開放的にしたのも、患者さんには矯正を受けていることに自信を持ち、ポジティブなイメージを持っていただきたいから。矯正歯科治療は自分自身を幸せに、人生を豊かにするためのものだと考えています。私はよく「歯並びで口元が変わり、表情が変わり、心が変わる」とお話しするのですが、この「心が変わる」というかけがえのない経験を、歯並びで悩んでいる方々にぜひしていただきたいと思っています。自費診療でお金はかかりますが、一生自分の歯で生きていくため、90歳になってもおせんべいをバリバリ食べて笑って過ごすために行うと考えれば、人生における価値を持つのではないでしょうか。当院は矯正歯科だけを専門に行っている歯科クリニックとして、関わるスタッフ皆がプライドを持って対応しています。

安永院長ご自身も、矯正の経験者だそうですね。

大学時代に、矯正歯科医だった父の歯科医院で矯正を行いました。小臼歯を4本抜歯し約2年半装置を、その後8年保定装置を装着しました。歯列矯正というのは長期的に行うもので、今も私は歯の裏に小さなワイヤーを着けているんですよ。歯列矯正は歯並びという形態を整える目的で行い、それによって虫歯・歯周病などトラブルが起きにくい口の中、鼻呼吸しやすい口元などの機能性の向上を図り、健康的な美しさをめざします。長い目で見て、歯列矯正だけでなく歯全体を根本的に治療していきたいと考えていますが、それは矯正歯科だけでできることではありません。志を同じくする専門的な歯科の先生としっかり連携を取りながら診療を行っています。

どのような人が矯正を受けたほうが良いのでしょうか?

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡2

食事にやたら時間がかかる、咬んだ時に奥歯がずれるような感覚がある、奥歯だけで咬んでいて前歯が開いている方などは、この先歯が割れることも考えられるため、矯正を考えたほうが良いかもしれません。最近は矯正を始める方が急増しているようです。舌側(裏側)矯正装置やマウスピース型装置など、矯正中だと他人からもわかりづらい、大人の方でも始めやすい矯正装置が広まってきたことに加え、新型コロナウイルスの影響により日常的にマスクを着けた期間があったことで、口元が人の印象をどれだけ左右するか実感された方も多いようです。歯があり、土台となる顎の骨量が十分にあり健康であれば、何歳からでも矯正は始められます。当院には60~80代の患者さんもいらっしゃいますよ。

シンプルかつ専門的な診療計画でさまざまな矯正に対応

矯正の方法、装置の種類にはどのようなものがありますか?

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡3

表側矯正、舌側(裏側)矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、またケースは限られますが保険適用の矯正など、さまざまな歯列矯正に対応しています。それぞれメリットとデメリットがありますので、まずは患者さんのご希望をしっかり伺った上で、説明したことが患者さんに伝わっていないということが決してないよう丁寧にご説明します。そのため、初診はおおよその通院期間や料金などを伝えた上で、検査とヒアリングもじっくり1時間をかけて行います。矯正装置は患者さんの考えや生活スタイル、予算に合わせて選んでいただいています。大事なのはどの装置を使ってもしっかり歯並びを整えること。無駄をそぎ落としたシンプルで専門的な矯正を心がけています。よくマウスピース型装置を用いた矯正は抜歯しなくて済むと考えている方がいらっしゃいますが、それは違います。診断ありきで装置を選ぶのであって、選ぶ装置によって診断がぶれることはありません。

デジタル機器を導入されているとか。どんなメリットがありますか?

歯型を採るための装置として、デジタルスキャナーを導入しています。従来のような、印象材を歯に押し当てて歯型を採るという不快な思いをしなくて済むので患者さんの負担軽減につながりますし、細かく記録できるのでたいへん有用です。矯正をする過程のシミュレーションを患者さんと情報共有できるのも大きなメリットです。ただ、このようなデジタル機器はあくまでもツールであって、これによって矯正期間が短くなるといったことが言えるかはわかりません。歯には個人差があり、結局は、人が人を診るというアナログ的なところが大事だったりするんです。

保険が適用される矯正もあるんですね。

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡4

下顎が前に突き出たような顎変形症や、唇顎口蓋裂のような先天的疾患など、厚生労働大臣が定める疾患に起因した不正咬合に対する矯正は、外科的手術を併せて行うことが多く、健康保険が適用される場合があります。ただし、保険適用で矯正を行うことができるのは、一定の施設基準を満たした保険医療機関です。当院は歯科矯正診断料算定ならびに顎口腔機能診断料算定の指定医療機関なので、先天的疾患などに起因した咬み合わせの異常に対する矯正治療は保険適用で行うことができます。

子どもは成長のピークが過ぎてから矯正をスタート

子どもの矯正についてはどのようにお考えですか?

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡5

まず、子どもは成長し顔立ちも変わっていきますから、子どもの頃の矯正で完結するわけではない、ということを知っていただきたいと思います。当院では成長のピークが過ぎた後、高校生になった頃から本格的な矯正に入ります。それまでは長期休暇ごとに経過観察するくらい。友達と遊んだり習い事に熱中したりする時間をしっかりとって、そのまますくすく育っていただき、成長しきった段階で抜歯の必要性の有無も含め再評価し、矯正歯科治療をスタートすれば良いと考えます。20歳頃までに装置を外し、あとは定期的なメンテナンスをしながら一生自分の歯で過ごしていただくのが理想ですね。ただ、今後の発育に悪影響が出ると思われる場合には早めに矯正を始めることもありますので、まずはご相談ください。

矯正の相談に来られた親御さんにはどんなお話をされているのですか?

結局、歯を維持していくのはその子自身。歯を矯正できるという自分の環境を当たり前と思わず、親御さんへの感謝の気持ちを持って矯正に取り組んでいただきたいと思っています。初診のお子さんには、「家に帰ったら、今日先生がした話をご家族全員にプレゼンテーションして、親御さんがOKを出してくれたら次の検査にまたおいで」と話します。親御さんが矯正のお金を出してくださるなら、あなたが社会人になった時に楽しそうに仕事をしている、輝いている姿を見せるのが親孝行なんだよ、と。まるで学校の三者面談のようになってしまうのですが(笑)、矯正をきっかけに、お子さんたちには自立心と、自分の歯をマネジメントしていく意識を持っていただきたいと願っています。そしてもう一点。お口がぽかんと開いている場合は要注意です。前歯が出ているなどが原因で口が閉じず、口腔内が乾燥することから歯周病や虫歯になりやすくなるため、早めのご相談を。

最後に、今後の展望を教えてください。

安永敦院長 安永矯正歯科医院 福岡6

すべての歯科医師は矯正歯科を標榜することができるとはいえ、矯正はまさに職人の仕事。矯正に関する高度な技術・知識・経験に大きく左右される専門的な分野です。矯正を考えていらっしゃる方はぜひ、大学病院の矯正歯科や、矯正専門の歯科医院、矯正専門の歯科医師が在籍する歯科医院などを訪ねてください。また、全国にいらっしゃる矯正歯科専門の開業医とのつながりも大事にし、患者さんから寄せられたトラブルへの相談などを共有するなどしています。矯正歯科業界全体の環境がさらに向上し、患者さんがより良い治療を受けられるよう、社会的な活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

表側矯正/99万円~
上のみ舌側の矯正/132万円~
上下舌側の矯正/148万5000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/132万円~
限定矯正(0期/乳歯列〜混合歯列期)/11万円~
部分矯正(1期/混合歯列期)/22万円~

※すべて税込み価格

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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