根本の原因から整える小児矯正
口腔筋機能療法という考え方
緒方歯科クリニック
(佐賀市/佐賀駅)
最終更新日:2026/08/12
- 自由診療
子どもの歯並びの乱れは、遺伝だけでなく、口呼吸や舌の位置、飲み込み方といった日々の習慣が積み重なって生じる。歯並びは見た目だけの問題ではなく、噛む・飲み込む・呼吸するといった口の働きや、全身の健康とも深く関わっているそうだ。これらが気になったとしても、どこへ相談すれば良いか迷う保護者は少なくない。佐賀市若宮の「緒方歯科クリニック」は、本気で歯を守るという理念のもと、歯を並べることだけを目的とせず、歯並びが乱れる根本原因に着目した小児矯正に力を入れている。院長の緒方理人先生は、口周りの筋肉や呼吸、姿勢といった機能を子どものうちから整えることで、将来の不正咬合を防ぎ、健やかな成長につなげたいと語る。根本の原因からアプローチする小児矯正の考え方と同院の取り組みについて聞いた。
(取材日2026年7月13日)
目次
歯並びが乱れる根本原因に着目。口周りの機能に働きかけ子どものより良い将来につなげる口腔筋機能療法
- Qこちらでは子どもの矯正に力を入れているそうですね。
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A
▲院内にキッズスペースを備えている
これまでの一般的な小児矯正は、生えてきた歯並びの乱れに対し、装置を使って歯を並べていくものが中心でした。当院が力を入れているのは、そもそもなぜ歯並びが乱れたのか、その原因に目を向ける小児矯正です。歯並びの乱れの背景には、口呼吸や舌の位置、飲み込み方の癖など、口腔内だけでなく全身の健康に関わる要素が隠れていることがあります。こうした原因はお子さんごとに異なるため、一人ひとり丁寧に見極めることが欠かせません。まずは診断を行い、根本的な原因からアプローチすることで、不正咬合を防ぎ、結果として歯並びが整っていくことをめざします。お子さんの健やかな成長を一番に考えた取り組みです。
- Q具体的にどのような治療を行うのか教えてください。
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A
▲話しやすい雰囲気で、なんでも相談できる緒方院長
土台となるのは、口腔筋機能療法と呼ばれる方法です。マウスピース型装置を用いながら、舌や口周りの筋肉の使い方、呼吸の仕方を整えるためのトレーニングを組み合わせて進めていきます。正しい姿勢を保つこと、唇を閉じること、舌を上顎の正しい位置に置くこと、鼻で呼吸すること、正しく飲み込むこと。この5つを目標に、院内ではスタッフが一人ひとりに合わせて指導し、ご家庭でも取り組んでいただきます。トレーニングは基礎から応用へと段階的に進め、装置も舌を導くものや顎の力を育てるものなど、時期に応じて使い分けます。ワイヤーによる矯正は、心理的・身体的な負担にも配慮し、極力用いずに進めることを大切にしています。
- Qいつ頃から始めるのが良いのか教えてください。
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A
▲先進の装置で装着期間の短縮と患者負担軽減をめざす
一つの目安として、6歳から10歳くらいが良い時期だと考えています。特に上顎は、脳に近い部分でもあり下顎よりも成長が早く、10歳頃までにある程度発達します。そのため、上顎が正しく育つよう、その前の時期からトレーニングで働きかけていくことが大切です。早すぎても発育を十分に生かしきれず、成長が進みすぎると生かせる余地が狭まることもあります。ただ、年齢だけで判断できるものではありません。お口がぽかんと開いている、口で呼吸している、食事の時に音が鳴る、食べるのに時間がかかるなど、気になるサインがあれば相談のきっかけになります。まずは一度ご相談いただければと思います。
- Qこちらならではの取り組みや特徴を教えてください。
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A
▲矯正歯科を専門とする医師が在籍している
当院は予防を大切にしており、その一環として、原因に働きかける口腔筋機能療法に力を入れています。この分野は日々進歩しているため、スタッフとともに継続的に学び、熱心に取り組む歯科医院への見学や院内でのミーティングを重ねながら、当院に合う形にして診療にあたっています。いわば「予防につながる矯正」といった考え方です。一方で、この方法だけでは整えることが難しいお子さんもいます。その場合は、マウスピース型装置やワイヤーを用いた一般的な矯正が適することもあるため、矯正を専門とする歯科医師と相談しながら方針を考えます。院内で連携し、一人ひとりに合った方法を選べることも、当院ならではの強みだと考えています。
- Q診療の流れや、その後の通い方も教えてください。
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A
▲患者負担を減らしつつ、安全性と確実性を追求した矯正を行う
初めにカウンセリングで悩みを伺い、精密検査でお口の状態や成長を確認します。その上でトレーニングとマウスピース型装置を用いた口腔筋機能療法を始め、定期的な通院で経過を見ていきます。プログラムはおよそ1年3ヵ月で、初めの3ヵ月で基礎をつくり、残りの期間で無意識に正しい状態を保てるようめざします。マウスピース型装置を外したら終わりではありません。状態を維持できるようリテーナーを使用し、虫歯のなりやすさを数値化して一人ひとりに合った予防も続けます。これは当院が柱とするメディカルトリートメントモデルという考え方に基づくものです。中学生、高校生になっても、健康なお口を保てるよう定期的に管理します。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた口腔筋機能療法/ 55万円~、ワイヤー矯正/ 68万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~

