デジタルシステムを活用し
短期間で精度の高い矯正をめざす
おぎの矯正歯科
(亀岡市/亀岡駅)
最終更新日:2025/01/16


- 自由診療
近年、ますます身近になってきた歯列矯正。周りを見渡せば、治療経験者や矯正中の人に出会うことも珍しくない。きれいに並んだ歯は見た目の美しさはもちろん、機能的にも優れ、虫歯や歯周病の予防にもつながるなどメリットは非常に大きいが、その一方で、治療期間の長さや満足のいく仕上がりになるのかなど、不安を感じる人も少なくない。そんな治療に二の足を踏んでいる人の背中を押してくれるのが、「おぎの矯正歯科」が導入しているデジタルシステムを活用した矯正治療だ。実際に撮影したさまざまな画像データを合成し、コンピューター上でシミュレーションすることで、治療の精度の向上と治療期間の短縮化につなげている。今回は荻野茂院長に、矯正に関する疑問やそのプロセスについて詳しく話を聞いた。
(取材日2020年7月17日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qデジタルシステムを活用した矯正の特徴を教えてください。
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A
最大の特徴は、精度の向上と安全性を確保しながら、治療期間の短縮化が図れることです。デジタルシステムでは、口腔内スキャナーと歯科用CTで撮影した画像データを使用し、患者さまのお口の中を3D化して、矯正治療のシミュレーションや矯正装置の設計をしていきます。歯が動いていく様子を目で見て確認しながら理想的な治療計画を立てることができるだけでなく、歯が埋まっている骨の状態まで含めて歯の動きを見ることができるため、より高い精度で矯正を行うことが可能です。また、従来の方法よりも多くの情報をもとに診断、治療ができますので、これまでは歯科医師の経験に頼っていた部分が可視化され、より効率的な治療が実現できます。
- Q治療期間・通院頻度の目安は?
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A
矯正治療というと、少なくとも1〜3年程度はかかるイメージがあると思いますが、矯正治療で時間を要するのは最終調整の部分です。たしかに、今までは最終調整に時間がかかっていたのですが、ロボットを用いたデジタルシステムの導入により、大幅に時間を短縮できるようになりました。まず、バーチャル模型上で最終形態を作成し、ワイヤーの設計図を作ります。そして、ロボットが最終形態に沿ったワイヤーを精密に作製してくれます。この部分は人間の能力よりロボットが優れているため、最終調整にかかる時間を大幅に短縮することができ、治療期間を半年から1年短縮することができました。短い方だと歯の裏側の矯正でも8ヵ月で終了します。
- Q費用についてはいかがでしょう。
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A
矯正治療は高額だと思っていませんか? しかし、実際には保険適用になるケースもありますし、医療費控除の制度もあります。当院の場合は、矯正前に行う検査と診断料のほか、実際に矯正治療が始まったら保定料金を含む基本料金をお支払いいただきますが、3年以内でしたら無金利で何回でも分割でお支払いいただけますし、銀行振込でのお支払いも可能です。わからないことがあればスタッフにお尋ねください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・カウンセリング
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まずは歯に関する悩みや要望をしっかりと伝えることからスタート。カウンセリングでは口腔内の状態チェックや日々の習慣など詳しく問診。また、治療の概要や流れ、おおよそかかる期間や費用などの説明も。わからないことはなんでも聞いて、しっかり理解することがポイントだ。
- 2精密検査でデータを収集
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口の中の状況をより正確に把握するために精密検査を受ける。唾液の検査をはじめ、エックス線・歯科用CT検査を行い、口腔内写真、顔の写真数枚を撮影。20歳以上の人は顎関節の動きの検査、歯周病の検査も行う。検査項目は多岐にわたるが、正確な診断とより良い治療のために、どれも不可欠な検査なのだそうだ。
- 3診断・治療計画の説明
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精密検査で得たデータを使用し、デジタルシステムを使用してさまざまな角度から検証した上で診断が行われる。患者の希望に合わせ、適した装置や治療法の説明を受ける。シミュレーションシステムを使用することで、治療の仕上がりや自分の顔貌の変化など、治療後のイメージが事前にしっかり把握できるという。
- 4いよいよ矯正開始
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患者の希望に合わせた方法で治療スタート。装置の装着は、特殊な接着剤で歯に乗せるだけなので痛みの心配もなく、ワイヤー装着まで15分ほどで終わる。矯正装置装着中は、ブラッシングがしにくいので歯科衛生士によるブラッシング指導を行っているそう。便利な清掃グッズもあるので、上手に活用しよう。
- 5アフターフォロー
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矯正装置が外れた後も、指示に従って保定装置を使用することが大切だ。また、矯正後の状態をより長く維持するためには、口腔内の環境を良い状態に保つことが重要。虫歯や歯周病のリスクを減らすためにも、定期的なメンテナンスをしっかりと行いたい。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/(ワイヤー矯正)76万3000円~80万4000円、検査・診断料/20歳未満:3万8000円、20歳以上:4万5000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。