「いつもと違う」症状があれば
早めに「かかりつけ医」に相談を
たかしまこどもクリニック
(合志市/光の森駅)
最終更新日:2026/09/29
- 保険診療
子どもが通っている保育園や幼稚園から「お迎えに来てください」と電話をもらったことがある保護者は多いのではないだろうか。また、急な発熱や胃腸炎などの病気はもちろん、「いつものようにミルクを飲んでくれない」「なんだか元気がない」など、赤ちゃんや子どもの「普段とは違う様子」に不安を感じたことがある人も少なくないはずだ。「特に初めてのお子さんの場合、親御さんは不安でいっぱいだと思います。少しでも気になることがあれば、無理に自己判断せずに受診してくださいね」と笑顔を見せるのは、「たかしまこどもクリニック」の高島悟院長。今回、園から迎え要請があった場合の家庭での観察方法をはじめ、小児科を受診すべき目安やタイミングについて詳しく聞いた。
(取材日2026年9月15日)
目次
家庭での観察と小児科に相談すべき目安は? 体温や症状の経過は、できるだけ記録に残すことが大事
- Q園から「お迎え要請」があったら、何を確認すべきですか?
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A
▲日本小児科学会認定小児科専門医が子どもの健康を見守る
まずは、お子さんの体温や症状を聞いてみてください。嘔吐や咳、鼻水、下痢などの有無も確認しましょう。インフルエンザなどの集団感染も考えられるため、「その園で流行している病気はないか」を確認することも大事です。可能ならば、園から聞いたことはメモして教えていただけると、こちらの診断にも役立ちます。また、症状によっては、クリニックではなく、家に帰るケースもあると思います。帰宅後は、例えば「顔色が悪い」「ブツブツができている」など、お子さんの様子に「普段との違いがないか」を見るようにしてください。泣き方や反応、呼吸、飲み・食べの様子など、気になることがあれば、医師に相談するようにしましょう。
- Q赤ちゃんの場合は、どんなところに注目すればいいのでしょうか?
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A
▲院内には子どもたちが安心して過ごせるスペースを整備している
赤ちゃんは自分で訴えることができません。そのため、一番のポイントは「普段と同じようにミルクを飲んでいるか」になるかなと。というのも、発熱などの症状はなくても、具合が悪ければミルクを飲まないこともありますよね。また、顔色の悪さや元気のなさをはじめ、「鼻が詰まっていて苦しそう」「咳をしている」など、普段とは違う症状がないかを確認するようにしましょう。細かいところになりますが、目線や反応、眠り方、おしっこの量や便の具合なども確認すべきポイントですね。気になる点が一つでもあれば、受診していただきたいと思います。
- Q家庭で気をつけるべきことを教えてください。
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A
▲必要に応じて迅速な検査と適切な処置を行う
受診した場合は医師の指示どおりに観察すればいいと思いますが、「熱の経過」や「お薬のタイミング」は記録していただきたいですね。ただ様子を見るのではなく、変化を記録しながら見守ることが大事です。例えば、発熱している場合は、6時間ごとに体温測定をしたり、解熱剤を服用した時間も記録したりしたほうが良いでしょう。また、「咳が増えてきた」「腹痛がある」「下痢が始まった」といった症状の変化はもちろん、食べる・飲む量、おしっこの様子、眠り方なども注意して見守っていただきたいです。
- Qどのような変化があれば、すぐに小児科に行くべきですか?
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A
▲症状ごとに詳しい資料を用いてわかりやすく説明
親御さんにとっては、クリニックに行くべきかどうかの判断は難しいところかもしれません。病気によって症状の出方は違いますし、普段とは違う様子があれば、ぜひ医師に相談していただきたいですね。中でも、当日中に小児科に行ったほうがいい症状としては、39度以上などの高熱です。体温が38度5分以上あれば、解熱剤を服用することで少しは楽になることが見込めます。また、胃腸炎の嘔吐・下痢も当日の受診が良いでしょう。脱水の恐れがありますし、胃腸炎は初日が一番きついはずです。また、喘息も初期症状を放置しておくと、悪化する恐れがあります。もちろん、これらの症状ではなくても、迷ったときは自己判断せずに受診してください。
- Q受診の際に、医師に伝えたほうがいいことは何ですか?
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A
▲今までの経験を生かし、かかりつけ医として地域の健康を守る
先に述べた「園で聞いたこと」や「家庭での症状の経過・変化」は、できる限り詳しく医師に伝えるようにしてください。例えば、発症した時刻、症状、体温の変化、飲食の量、眠り方など、事前にメモしておけば、診察の時にもスムーズに伝えることができるはずです。また、必要に応じて、写真や動画も撮っておきましょう。おむつ替えの時の写真は、便の色だけでなく、「水っぽい下痢なのか」「泥状の便なのか」などが診断に役立ちます。けいれんがある場合も、その様子を動画で撮影していただくと、本当にけいれんなのかどうかを医師が診断できます。普段と違う歩き方や目の動かし方などがあれば、それらも動画に残したほうが良いですね。

