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皆川 和男 院長の独自取材記事

皆川クリニック

(福岡市早良区/室見駅)

最終更新日:2020/07/16

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福岡市営地下鉄空港線の室見駅から徒歩9分、室見団地など住宅が広がる地域の中心に「皆川クリニック」はある。1990年の開業以来、長年にわたり地域住民の健康を守り続けている同院の皆川和男院長は、内科全般を幅広く診療しており、患者と向き合い対話を続ける医療を大切にしているようだ。「病気だけを見るのではなく、その人全体のことをよく見て診断することや、アドバイスすることが大切なんです」と語る皆川院長に、地域医療で大切にしていることと、クリニックとして力を入れている取り組みを中心に、さまざまな話を聞いてきた。
(取材日2020年7月1日)

地域に根づいた、かかりつけ医をめざして

医師をめざすことになったきっかけについて教えてください。

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もともと父親が外科の開業医だったので、幼い頃から身近なところに医療機関や医師の存在があったのが大きなきっかけでしょう。絵描きになりたいと思った時期もあるのですが、父親が医師として働く姿を見たり話を聞いたりする中で、将来は医師になろうという思いへ傾いていきました。人より時間がかかってしまいましたが、そこからようやく猛勉強し始めて無事に医学部へ入学し、医師になるための勉強をスタート。いろんな診療科に興味を持ったのですが、最終的には内科、特に消化器系を専門とするようになりました。ちなみに私には兄がいましたので、兄も同様に医師の道へ進み、内科の循環器系を専門としていました。父の専門であった外科ではないのですが、兄弟ともに父の背中を追って医師という道を歩むことになりました。

開業に至るまではどのような経験をされたのですか?

消化器内科としての技術や経験を至る所で積ませてもらいました。私が大学で学んでいる頃に内視鏡の検査方法が一般的に広まるタイミングで、その技術を一から学んでいったことを今でも覚えています。大学卒業後、福岡県久留米市の久留米大学病院の第二内科消化管グループに所属し、内視鏡検査を中心に勉強。しかし、大学病院で研究するよりも、実際の診察を通して人のお役に立てるほうが自分に合うと思ったので、さまざまな病院に出張をさせてもらうようにしました。そこで福岡県内だけでなく、大分県日田市や北海道函館市などで経験を重ねてきました。そしていよいよ開業をしたいと思った時に、自分にとってゆかりのある福岡で何か力になれればと思い、福岡市早良区南庄に当院を開業したんです。

クリニックのコンセプトや力を入れていることについて教えてください。

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もともと地域医療に取り組みたいと思っていたので、当院に通うことのできる範囲にお住まいのお子さまからご年配の方まで、幅広くお越しいただける地域密着型のクリニックをめざしています。私の専門は内科の消化管系となるのですが、専門に絞った診療をしているのではなく、内科の医師として幅広く診療を行っていこうと思っています。この地域の皆さんの健康をサポートする医師として、総合的、全人的な医療を心がけています。ちょっと体調が悪いなと思ったとき、不調が一定期間続くなと思ったときでも構いませんので、気軽にお越しいただける存在であり続けたいですね。

患者と向き合う、総合的で全人的な医療

力を入れられている「総合的、全人的な医療」とはどういうことなのでしょうか?

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近頃、専門性に特化した治療を行うクリニックが少しずつ増えてきています。そうした病院は専門性が高いことは良いことですが、そこだけにスポットが当たりやすくなります。当院ではそのように病気だけに注目するのではなく、患者さんの訴える症状、状態、生活習慣などの得られる全体的な情報をもとに治療やアドバイスを実施する、全人的な医療を心がけているんです。医師は病気だけに向き合うのではなく、目の前にいる患者さんと向き合って、治療を行うという姿勢を忘れずにいたいですね。

その上で、設備面で工夫をされている点があるそうですね。

その人の症状を多角的に捉えていくためにも、病気の見逃しがないよう検査の機器を充実させています。例えば、エックス線検査、消化管造影検査、内視鏡検査、腹部超音波検査など。一般的にバリウムを用いた消化管造影検査よりも内視鏡検査のほうが優れているのではないか、という声を医師からも聞きますが、実はどちらも良い点悪い点があるのです。確かに、内視鏡検査であれば胃の内部のわずかな変化をしっかりと目視で確認できるため、病巣の早期発見に役立ちます。しかし、胃の外側をはうタイプであるスキルス性胃がんを発見するのは非常に難しいのです。それに対して、バリウムを用いた消化管造影検査であれば、胃や十二指腸の全体を確認してスキルス性胃がんの発見に役立てられます。

それぞれの検査方法に、一長一短があるんですね。

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そうなんです。それぞれの検査方法の良し悪しをきちんと使い分けて、患者さんの訴える症状の原因を探っていくことが大切です。そのためにも、見逃しのない多角的な観点からの検査と治療を心がけています。その上で大きな病気が見つかった時や、より専門的な機関での検査が必要だということがわかった時には、当院が連携をしている病院をご紹介しています。決して患者さんを囲い込むようなことはせず、一人ひとりの健康面、通うためのご都合などを総合的に勘案して、検査と治療を進めていきますよ。

土日の診療や感染症対策に取り組み、通いやすさに配慮

健康に過ごしていくために、気をつけてほしいことはありますか?

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ストレス社会といわれる現代において、ストレスを原因にさまざまな症状を訴える患者さんが増えています。専門的な医療機関で検査を受けても原因がわからず、ただ不調を抱える日々が続き不安になる方も。そういう方は、慢性的な睡眠不足や不規則な生活を続けているなど、日頃からストレスフルな状態が続いていることが多いのです。ストレスを原因にした胃痛、過敏性腸症候群や心臓神経症のような症状は、その原因となるものを検査で見つけることがなかなかできません。検査と丁寧な問診や診察がそろって初めて、生活習慣や心因性のもの、つまり気持ちが原因であるというのがわかっていくのです。現代では大人だけでなく子どももストレスを原因とした不調を抱えています。だからこそ、日頃からストレスをためないような生活になるよう心がけるだけでもいいです。きちんと睡眠を取り、食事の時間も規則正しくし、ストレス要因を取り除けるようにしていきましょう。

土曜日・日曜日にも診療されているそうですね。

土曜日と、日曜日の午前中は原則開けるようにしています。土日に体調を崩してしまうお子さんが多いため、少し離れたところからでもお越しいただくことが多いんです。一度土日に当院に来たからといって、今後も引き続き来てくださいというわけではなく、当院での治療の後は、いつものかかりつけのクリニックでの診療に戻っていただきたいと思っています。だから、土日にやっている当院を探して来院された方には、その時に必要な治療を適切に行い、その方のかかりつけ医に引き継げるようにと思って対応を進めています。また、社会人の方でも平日に休みを取りづらいからか、土日にお越しいただく方もいらっしゃいますね。日曜日に開いていて良かったという患者さんの声もあったようで、お役に立てていることをうれしく思っています。

最後に、患者さんに伝えたい取り組みがあれば教えてください。

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感染症に対する対策も徹底しています。インフルエンザをはじめとした多くのウイルス性の感染症対策として、オゾンを活用した空気洗浄の設備を導入しました。院内感染をおそれて、医療受診ができなくなってしまうのでは本末転倒ですし、特に空調設備を利用する夏や冬は、窓を開けて院内の換気をすることができないので。スタッフをはじめ、来院された皆さんにもウイルス対策にご協力いただき、誰もが安心して通院できるクリニックとなるよう環境を整えております。少しでも体調に違和感を感じたり何か相談したいことがありましたら、お気軽にご来院ください。

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