多種多様な検査で疾患を早期に発見し
健康寿命の延伸につなげる
みどりヶ丘クリニック
(北九州市小倉北区/西小倉駅)
最終更新日:2024/08/09


- 保険診療
内科、小児科、胃腸内科、消化器内科、外科、肛門外科、麻酔科、救急科と幅広い診療を行う「みどりヶ丘クリニック」。院長を務める裴惺哲(はい・せいてつ)先生は、さまざま診療科で研鑽を重ねてきたキャリアと、救命救急で培った迅速な判断力を生かし、多種多様な痛みや不調に、日々真摯に向き合っている。「みどりヶ丘クリニックに行けばなんとかなる。そう、地域に頼ってもらえるようなホームドクターをめざしています」とほほ笑む院長が掲げるのは、地域の健康寿命の延伸だ。CT、内視鏡検査などを用いたさまざまな角度から病気の早期発見をめざし、日々の診察の基本となる健康診断にも注力。また短時間で結果がわかる小児のアレルギー検査、子宮頸がん・帯状疱疹ワクチン接種などにも取り組んでいる同院について、院長に詳しく解説してもらった。
(取材日2024年7月18日)
目次
小児アレルギー検査、ワクチン接種、CT・内視鏡検査、痛みの治療まで幅広く対応し、生活の質の向上へ
- Q適切な診断のため、CTなどの検査機器を導入されていますね。
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A
▲充実した環境で、患者の意思を尊重しながら治療を進めていく
CT検査、超音波(エコー)検査、心電図、エックス線、胃・大腸カメラ、呼吸機能検査、血液検査装置などの機器を導入し、適切な検査かつ迅速な診断につなげています。CT検査は、脳出血、脳梗塞、肺がん、肺炎、肺気腫、胸水、大動脈解離、肝臓腫瘍、胆嚢炎、胆石、膵臓がん、腎臓腫瘍など、さまざまな疾患の発見に有用です。また血液検査では発熱や咳、全身倦怠感などの急性疾患、糖尿病といった生活習慣病など、把握できる病気が数多くあります。これらの充実した環境は、患者さんの全身状況を把握しやすいことや病気の早期発見をめざせるのはもちろん、患者さんは各診療科に通わずに済みますので、ご負担軽減にもつながるでしょう。
- Q健康診断や各種検診にも取り組まれているそうですね。
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A
▲先進の内視鏡検査装置を導入。健康に関することは何でも相談を
生活習慣病に関する健康診断とがん検診は特に力を入れて取り組んでいます。糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、悪化するとさらなる疾患を招いてしまう恐れがありますので、そうならないための手立てを講じることが重要。早期発見という意味では、胃と大腸の内視鏡検査もそうですし、がんに限らず早い段階で病変を見つけることに努めています。予防に関しては、患者さん自身に日常生活で取り組んでいただきたいことも多々ありますので、提携している病院で栄養相談もしていただけます。食事や運動など、生活を見直すことで予防が望める病気はたくさんあります。健康寿命延伸のためにも生活習慣改善と定期的な受診を呼びかけています。
- Q小児科診療や、小児のアレルギー検査も行っているとか。
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A
▲先進のCT検査装置を完備。血液検査の結果はその場で説明
私自身、小さな子どもが3人いますので、子育て世代の大変さはリアルタイムで実感中です。子どもは特にさまざまな病気にかかりますから、そのたびにきょうだいにうつったり、時には親が感染することも。そのため、親子一緒にという受診のしやすさを重視しています。予防接種も行っており、お子さんの予防接種の際にご自身の診察を希望することも可能ですので、お気軽にご相談ください。また指先の一滴の血液で調べられる小児のアレルギー検査も実施。検査結果が出るまでは30分と短く、指先だけの採血なので、2〜3歳の小さなお子さんでも受けられます。安心して幼稚園や保育園の給食を食べさせたいという方はぜひご活用くださいね。
- Qこちらではどんなワクチン接種が可能でしょうか?
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A
▲予防のため幅広い種類のワクチン接種に対応
小児以外の方には、子宮頸がんワクチン、RSウイルスワクチン、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン接種を行っています。最近特に多いのは、子宮頸がんワクチンへのお問い合わせや相談です。子宮頸がんワクチンの接種を逃してしまった方へのキャッチアップ接種が2025年3月で終了し、以降は自費での接種になってしまうため、気になる方はお早めにご相談ください。また帯状疱疹は発症後に痛みが残り、日常生活に大きく支障を来してしまうことも。50歳以上の方は接種可能ですので、痛みのない生活を送るためにもご検討いただければと思います。いずれも健康寿命の延伸のために大切なワクチンです。質問や相談はいつでもお聞かせくださいね。
- Q首・肩・腰・膝・痔などの痛みの治療にも対応されています。
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A
▲明るく開放感あふれる院内。幅広い世代が安心して受診できる環境
私は日本外科学会外科専門医の資格を持っており、開業までは外科、麻酔、救急、消化器内科、肛門外科を経験したおかげで、痛みへの幅広いアプローチ方法を学べました。そのうちの一つであるブロック注射は、痛みを感じる部位の神経付近に麻酔薬を注射することで痛みの改善をめざします。特に肩や腰などに行うことが多いですね。またイボ痔、切れ痔、痔ろうなどの肛門疾患では、入院も切除も必要としない日帰り手術にも対応しています。痛みの中には一刻を争う疾患も考えられますが、救急医療で身につけた迅速な判断力がお役に立てるのではないでしょうか。痛みで悩んでいる方は、お子さんから高齢の方まで年代問わずお気軽にご相談ください。