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無理なく継続しやすく保険も利く
チーム医療で取り組む禁煙治療

かとうクリニック

(新居浜市/新居浜駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

喫煙率が高かった昭和の時代から禁煙推進に取り組み、1993年の開業以来禁煙指導を続け、1994年ニコチンガム発売開始とともに自由診療による禁煙治療を始め、2006年には保険適用になった禁煙治療に精力的に取り組んできた「かとうクリニック」の加藤正隆院長。「毎日が世界禁煙デー」をモットーに、医師や看護師・事務員などのスタッフ、薬局薬剤師が連携したチーム医療で患者の禁煙をサポートしている。カウンセリングでは、患者一人ひとりの禁煙に対する準備状況を踏まえ、禁煙できない理由を考えて自ら対処方針を見つけられるよう努めている。加藤院長に、喫煙・受動喫煙の健康への影響や、新型タバコの健康影響、医療機関で禁煙治療を受けるメリット、治療中に注意すべきことなどを詳しく聞いた。

(取材日2020年12月28日)

スタッフ全員によるチーム医療で、患者一人ひとりに合った治療方法を提供

Q喫煙・受動喫煙が健康に及ぼす影響について教えてください。
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▲喫煙により吸収するタールや病気をわかりやすく伝えている院長

喫煙はがんや脳卒中、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、糖尿病、認知症、骨粗しょう症、う歯、歯周病、不妊症などの病気の発症リスクを高め悪化させるほか、子どもの低出生体重にもつながります。喫煙者は吸い口を持つ手を口に運ぶため新型コロナウイルスに感染しやすく、細胞のACE2受容体の活性が高まるために重症化を招きやすいことがわかってきています。受動喫煙でも、喫煙によるほぼすべての病気が起こると言っても過言ではありません。乳幼児突然死症候群や胎児発育不全、流産や早産、繰り返す中耳炎、呼吸器感染症、小児がん、言語能力の低下、落ち着きのなさ、将来の肥満・糖尿病の原因ともされています。

Q加熱式・電子・水タバコなど、紙巻以外のタバコはどうでしょう?
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▲加熱式タバコ・電子タバコ・水タバコが含む有害物質を示す資料

紙巻以外のタバコにも有害物質が含まれています。しかし、紙巻よりは危険が少ないとの誤った情報が拡散されていることに気をつけなければなりません。例えば、加熱式タバコの主流煙は紙巻タバコと変わらない種類の有害物質を含み、健康への影響は大きく変わりません。電子タバコは、溶液の主成分であるプロピレングリコールが加熱過程で発がん物質に変化します。また水タバコは、一度で1時間ほど吸い続けることもありますので、1回の使用で紙巻タバコより多くのニコチン・タールなどの有害成分を摂取してしまうことがわかっています。どのようなタバコであれ、どんな形に変えられても、タバコはすべて有害であることを認識する必要があります。

Q医療機関で受ける禁煙治療のメリットを教えてください。
A
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▲呼気一酸化炭素測定器で有毒物質の一酸化炭素取り込み量を測定

喫煙を続けるのは「ニコチン依存症」という病気です。自分の意志だけで禁煙を続けようと思っても、1~3日でニコチンに対する渇望感が強くなり、長続きしないことが多いのです。医療機関で飲み薬や貼り薬のような禁煙補助薬の処方を受ければ、禁煙を始めても喫煙欲求がかなり少なくなることを見込め、つらさが少なく禁煙継続が期待できます。しかし、タバコを吸う習慣は染みついているので、医師によるカウンセリングを受け、喫煙を回避するためにどのような行動をとるべきか自分で考えて決断し、それを実行することが大切になります。また、一定の条件を満たせば健康保険が適用され、治療費が抑えられるのもメリットです。

Q具体的にはどのような禁煙治療を行っていますか?
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▲オンライン診療を実施している院長

ドロップアウトしそうな患者さんには、標準治療よりもこまめなサポートを行うなど、オーダーメイドの治療が不可欠と考えています。禁煙治療はカウンセリングに時間を要するので原則として予約制ですが、思い立った時にすぐに取りかかることが大切ですので、予約がなくても可能な限り対応するようにしています。再診は予約制で、受診忘れがないようフォローし、治療終了後も10年間禁煙継続状況を確認しています。さらに、2020年12月より、一定の条件を満たせば、診療と診療の間や治療終了後も禁煙治療アプリによる支援を保険適用で受けることが可能になりました。また、企業からの要請でオンライン診療にも取り組んでいます。

Q治療中、日常生活で取り組むべきことをお聞かせください。
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▲院内の「禁煙は愛ミュージアム」では禁煙推進資料を展示している

タバコや喫煙用具を処分し、喫煙所やタバコを販売している店には近づかず、飲食店は屋内完全禁煙店を選ぶなど環境を整えましょう。喫煙と結びついていたコーヒーやアルコールを控え、食後は早く席を離れることや、起床時の喫煙欲求を緩和するために洗顔や歯磨きなど朝の行動順序を変えてみましょう。口寂しいときは水分補給や氷を口に含む、ガム・昆布などを噛む、吸いたくなったら深呼吸をする、散歩や体操など体を動かすのも良いでしょう。さらに、「周囲の方に禁煙を勧める」のはよい取り組みです。周囲の方の禁煙は受動喫煙防止になり、もらいタバコの可能性が減って、お勧めした自分自身にとっては再喫煙への大きな抑止力となります。

ドクターからのメッセージ

加藤 正隆院長

日本人の感染性疾患以外の死亡につながる最大の危険因子はタバコです。新型コロナウイルス感染症の発症や重症化、死亡率を高める大きな原因でもあります。改正健康増進法の施行で多くの職場や飲食店が屋内禁煙になり、三密を避けるため喫煙所が閉鎖され、リモートワーク推奨で在宅時間が増え、会食や飲み会が減っている今こそ禁煙に取り組む絶好のチャンスです。当院は「毎日が世界禁煙デー」をモットーにスタッフ全員によるチーム医療で禁煙治療に取り組んでいます。効果が期待できる禁煙補助薬を使い、個々に合ったカウンセリングが受けられ、つらさが少なく無理なく成功への期待が高まる「医師と一緒に取り組む禁煙治療」を始めてみませんか。

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