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白根 一 院長、白根 授美 副院長の独自取材記事

白根医院

(安来市/荒島駅)

最終更新日:2022/05/12

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安来市荒島の国道9号線沿いに「白根医院」はある。院長の白根一(しらね・ひとし)先生は、1983年の開業以来、親切・信頼・向上・奉仕の4つの法人理念に基づき地域に医療を提供し続けてきた。地域で手薄な分野をフォローすることで、住民に健康で快適な生活を送ってほしいとの思いから、院長の専門である整形外科診療、白根授美(しらね・じゅみ)副院長の専門である眼科診療のほか、介護や美容医療のサービスも提供。加えて、整形外科の外来リハビリテーションのノウハウを生かし、通所リハビリテーション施設も運営している。そんな地域を支える存在をめざす白根医院の白根一院長と授美副院長に話を聞いた。

(取材日2022年3月30日)

整形外科と眼科を主軸に、地域にない医療と介護を提供

まずは医院の概要と開業の経緯からお聞きします。

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【白根院長】大学病院での勤務などを経て、今の土地にご縁をいただき、1983年に私の専門である整形外科の医院として開業いたしました。その後、2016年に、現在も副院長を務める娘が眼科を開設するのをきっかけに白根医院に改名して現在のかたちになりました。そこから、介護医療院や通所リハビリ施設などの介護サービスや、美容医療を展開していったのは、安来市の地域性が大きな理由です。この辺りは、あまり医療体制が厚いエリアではないので、地域基幹病院を含めてもすべての科目を網羅できているわけではありません。そんな地域の状況から「この地域にはない医療や介護の提供」を法人の使命として考えるようになりました。地域とともに発展していくことをめざして、地域の患者さんのためになることを積極的に取り入れるべく、スタッフ一丸となって日々、勉強に励んでおります。

院長先生の整形外科には開業時から長く通っている患者さんも多いそうですね。

【白根院長】私自身がお話し好きということもあり、患者さんとは近い距離感で関わらせていただいてます。外来診療以外に、長期入院にも対応できる体制を整えていることもあってか、当院の開業時から頼りにしてくださっているような、長いお付き合いの患者さんも少なくありません。さらに、患者さんだけではなく、勤続20年、39年といったようにベテランのスタッフが多いのも自慢です。質の高い医療を提供し続けるにはともに働くスタッフの環境も大切ですから、当院では働きやすい環境の整備に努めています。娘が副院長、その夫が事務長として加わってくれたことで、子育て世代の患者さんやスタッフにもよりきめ細かな配慮ができるようになりました。出産や育児休暇はもちろん、子どもの発熱などの急な欠勤もフォローし合える体制の構築などに尽力してくれ、本当に頼りにしています。

地域とのつながりで心がけていることはありますか?

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【白根院長】地域の方にとって、当院が「いつでも扉を開いている」存在になれるように意識しています。新型コロナウイルス流行以前には、毎年春には「桜まつり」というイベントを開き、医院の桜木を楽しんでいただくのはもちろん、娘がお琴を弾いて、その友人のフルート奏者にも来てもらってと、「ミニコンサート」を催したりもしていたんです。今年は初めての試みとしてウェブ開催でのミニコンサートとして実施してみましたが、毎年楽しみにしてくださっていた方も多いので、もう少し落ち着いたらイベントの開催も考えていきたいと思っています。遊びに来てもらったのをきっかけに、何でもない時から予防に通ってもらえるようになればうれしいです。さまざまなご縁で当院を選んで来てくださる地域の方々が、少しでも元気に、幸せになるようなお手伝いをしていきたいと思いながら日々診療しています。

患者の声に耳を澄ませ、ニーズに寄り添っていく

眼科の開設にあたりこだわられた点を教えてください。

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【授美副院長】私の人生のテーマは「エレガント」です。美しい心の在り方や行動、そして人への思いやりをまとめてエレガントと表現しています。医院の外観や内装を考えた時にも、このことを心がけました。待合の雰囲気もリラックスして時間を過ごしていただけるようにホテルのように明るく清潔で、いい意味で医院らしくない空間にまとめました。新型コロナウイルス流行の影響で、今は撤去していますが、キッズスペースにはたくさんの絵本を置いていたり、待合で大人の方に読んでいただく本も診療を待っている間に「何か一つでも学びをお持ち帰りいただけたら」と厳選した本を置くようにしたりと、工夫を凝らしています。また、当院には幅広い世代の患者さんが来院されますが、どんな方でも初めての来院は緊張されると思います。ですので、いらした方にはまず「安心感をお届けできるように」と、丁寧に接するということにはずっとこだわってきました。

授美先生が担当されている眼科には、どんな患者さんが多いのでしょうか。

【授美副院長】老眼やコンタクトレンズでのトラブル、緑内障疑い、結膜炎などのご相談も多いのですが、白内障や眼瞼下垂などでお悩みの方も少なくありません。開業後、白内障の手術の待ちが長い、手術を受けてくれる医院が少ないという切実なお悩みを患者さんから聞く機会があり、白内障や眼瞼下垂の手術を行うことのできる体制を整えました。眼瞼下垂の手術には形成外科の先生に、白内障の手術には経験豊富な眼科の先生に来ていただいています。これからも、患者さんの声に耳を澄ませて、今この地域で必要とされていることをしっかりとキャッチして勉強を続けながら、できることを模索していきたいと思っています。

こちらには視能訓練士も在籍されていると伺いました。

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【授美副院長】現在、3人の視能訓練士が在籍しています。これはこの医院の規模としてはかなり多いほうだと思います。視能訓練士は、眼科で医師の指示のもとに眼科検査を行う、国家資格を有する専門的な医療技術者です。当院では、視能訓練、検査、健診業務、ロービジョンケアを一手に担ってくれていて、眼科医の片腕ともいえる本当に頼もしい存在です。にもかかわらず、まだあまり社会的に認知が進んでいない存在でもあるので、パンフレットを置いたりして周知も行っているところです。安来市の3歳児半健診の際には、健診機材と視能訓練士を毎月派遣して、幼児の目の健康の確認を行うということもしています。地域への医療貢献ができると同時に、視能訓練士という存在を知ってもらう上でとてもいい機会だと思っています。

医療資源の少ない地域でも医療を選択する自由を

眼科医療のことで知っておいてほしいことはありますか?

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【授美副院長】デジタルメディアとの付き合いが増える中、今世界中で子どもたちの近視が増えています。強度の近視になってしまうと、大人になってから網膜剥離や黄斑症などさまざまな目のトラブルのリスクも上がってしまうので、親御さんには早めに専門医療機関への受診を心がけていただきたいです。また、最近はコンタクトレンズのトラブルで来院される方も少なくないので、ご使用の際には定期的な受診をお勧めします。当院でもコンタクトレンズの取り扱いは行っていますが、処方箋だけの発行もできますので、気軽に検査に来ていただきたいです。一緒に目の健康を守っていきましょう。

今後の展望についてお聞かせください。

【白根院長】医療機関の数が少ない地域に位置する当院だからこそ、この地域にはない医療や介護をいつも提供し続けることのできる場でありたいと思っています。医療資源の少ない地域にあっても、医療を選択する自由を患者さんに提供したいのです。世代交代をしながらも永続的に医療提供できるよう、スタッフ教育や人材確保にもしっかり尽力してまいります。当院では広範囲に及ぶ医療や介護のサービスを提供できるように努めていますが、地域には皮膚科を始め、従事するものの少ない診療科があるなど、まだまだ課題も多くあります。将来的には必要な診療科の医師をもっと確保して、新たな医院開業のサポートなどもしながら、地域に手厚い医療体制を敷くことができるような包括的な連携を築いていきたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

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【授美副院長】医療は日進月歩で進化しています。新しい優れた治療があっても、そのことを知らなければアクセスすることができません。具体的な不調や症状がなくても、定期的に医療機関を受診することで、病気の早期発見につなげることができるのはもちろん、先進の治療法などの情報を知る機会にもなると思います。ご自身の健康を守れるような知識や知恵を身につけて、健康維持にお役立ていただければうれしく思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ボツリヌス毒素製剤注射/初回1万6500円~(2回目以降2万2000円~)
※別途、初診料1100円、再診料550円が必要です。

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