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各分野の専門スタッフが連携し
チームで取り組む不妊治療

ミオ・ファティリティ・クリニック

(米子市/東山公園駅)

最終更新日:2026/04/30

ミオ・ファティリティ・クリニック 各分野の専門スタッフが連携し チームで取り組む不妊治療 ミオ・ファティリティ・クリニック 各分野の専門スタッフが連携し チームで取り組む不妊治療
  • 保険診療

一般不妊治療であるタイミング療法と人工授精、高度生殖補助医療に分類される体外受精や顕微授精、さらに先進的な医療など、さまざまな領域の不妊治療に対応している「ミオ・ファティリティ・クリニック」。無精子症治療のための精巣生検をはじめ、女性・男性ともに専門性の高い治療が院内で完結できるよう体制が整えられている。医師・看護師・培養士・医療事務が密に連携し、生命誕生のためにチーム一丸となって取り組んでいることも同院の強みだ。ここでは同院の心臓部である培養室で働く培養士の杉嶋美奈子さんと志村陶子さんに、生命の誕生という専門的な領域に関わることへの思い、スタッフ同士の連携体制など質の高い医療を実現するための取り組みなどについて聞いた。

(取材日2026年4月16日)

各セクションのプロフェッショナルが密に連携し、質の高い生殖医療の提供をめざす

Qこちらでは生殖医療の専門医療を提供されているそうですね。
A
ミオ・ファティリティ・クリニック 胚培養士の写真右の杉嶋さんと写真左の志村さんに話を聞いた

▲胚培養士の写真右の杉嶋さんと写真左の志村さんに話を聞いた

【杉嶋さん】不妊の原因はご夫婦ごとに異なりますので、それぞれの背景に寄り添いながらその方に合った治療や情報をしっかりお伝えし、適切にカスタマイズした医療を提供することを当院では大切にしています。「優しい心と温かな人の手による医療提供」を意識しながら、できるだけ負担なく通っていただける環境も整えています。医師だけでなく、看護師や培養士、医療事務部、受付スタッフ、管理栄養士、臨床心理士など、それぞれの専門スタッフがチームで支えているのも強みです。技術面でも研究面でも新しいことに挑戦し続けており、「ここで治療して良かった」と思ってもらえるような医療を提供することをスタッフ一同心がけています。

Qクリニック内に培養室があるとお聞きしました。
A
ミオ・ファティリティ・クリニック 培養室は他のスペースから隔離して衛生管理を徹底している

▲培養室は他のスペースから隔離して衛生管理を徹底している

【杉嶋さん】私たち培養士は培養室で卵子や精子、受精卵を扱う治療の中心的な作業をしています。できるだけ体内に近い状態で受精卵を育てるため、培養環境の厳格な管理を心がけており、出勤したらそのチェックから始めます。朝は特に忙しく、午前中に行われる採卵の対応や精液処理、培養中の胚の観察や凍結保存、胚移植のある患者さんの胚融解の処置などの対応を行います。患者さんへの説明を担当することも。午後も、他部署とミーティングや、ホルモン値のチェック、媒精・顕微授精、胚移植……と、多くの業務を行います。忙しくしていますが、人員はしっかり確保していただいていて、クオリティーを維持しながら遂行できていると感じています。

Q専門性の高い医療を実現するために心がけていることは何ですか?
A
ミオ・ファティリティ・クリニック 「温度・湿度・照明などの管理徹底を心がけています」と杉嶋さん

▲「温度・湿度・照明などの管理徹底を心がけています」と杉嶋さん

【杉嶋さん】生命を扱うという高い倫理観を持って、培養室での作業に一切妥協せず、常に初心を忘れず向き合うことが大切だと考えています。また、生殖医療の一番の目的は「健康なお子さんを授かっていただくこと」なので、治療のリスクについても研究を重ねながら慎重に向き合っています。生殖補助医療技術では将来にわたる安全性を考え続けることも重要ですから、目の前のご夫婦だけでなく、その先の世代まで見据えた医療をめざし、院内にあるラボでは研究や新しい技術開発にも積極的に取り組んで、難しいケースの方にも新しい選択肢を届けられるよう努めています。臨床と研究の両方から、生殖医療の発展とご夫婦の願いに貢献していきたいです。

Qさまざまなセクションが協力しチーム医療を行っているのですね。
A
ミオ・ファティリティ・クリニック 採卵のための処置は培養室の隣にある手術室で行っている

▲採卵のための処置は培養室の隣にある手術室で行っている

【志村さん】当院の生殖医療部には培養士以外に、凍結保存胚・精子の更新管理などを行う情報担当スタッフが1人います。また、例えば採卵を実施する際に関わるスタッフは、実際に卵子を採取する医師、患者さんの全身管理を行う麻酔科の医師、採卵の介助を行う看護師2人、採取された卵胞液中の卵子を確認する培養士とその介助を行う培養士の計6人ですが、患者さんが採卵日を迎えるまでには外来での卵胞観察、ホルモン値測定のための採血、薬剤の管理や投薬指示、コスト計算や受付業務などリプロダクティブユニットで働くすべてのスタッフが関わることになります。その全員で、プロ意識を持って最善の治療をめざすことが当院のチーム医療です。

Q培養士の仕事のやりがいや魅力についてお聞かせください。
A
ミオ・ファティリティ・クリニック 卵子や精子、受精卵は、培養士が一つ一つ大切に扱って育まれる

▲卵子や精子、受精卵は、培養士が一つ一つ大切に扱って育まれる

【志村さん】培養士の仕事は、受精の手助けと受精卵のお世話です。胚の発育を静かにそっと支えて見守る陰のサポーターですが、やはり受精卵が順調に育つようサポートでき、患者さんが妊娠・出産につながったと知れたときの喜びは格別です。これはチームで医療に取り組んでいるからこそ、感じさせてもらえる喜びなのだと思います。また、卵子や精子、受精卵の様子を直に観察できることも魅力の一つです。受精卵には1個ずつ個性がありますし、胚移植まで至らない胚が天寿を全うする姿もしっかりと見届けています。こうした生殖医療のことを広く知っていただきたいと思い、SNSでの情報発信も始めました。「いいね!」を頂けると励みになります。

ドクターからのメッセージ

見尾 保幸院長、尾崎 智哉副院長

【尾崎副院長】当院では先進的で革新的な治療の実施に努めています。スタッフのレベルも非常に高く、特に心臓部となる培養士は高い志を持って業務にあたってくれています。各セクションが自立し、それぞれ専門的な立場から患者さんにアプローチしていること、またチーム医療によるクオリティーコントロールがシステムとして機能していることは当院の強みです。【見尾院長】チームで生殖医医療に取り組みたいという思いで、当院を開院しました。医師の指示によってスタッフが動くピラミッド型の組織では十分な成果は得られません。チーム医療によってそれぞれが力を合わせて質の高い医療を提供することで、生殖医療の駆け込み寺をめざしています。