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重篤な合併症にもつながる生活習慣病
予防と健康診断の重要性

川野内科クリニック

(西宮市/西宮駅)

最終更新日:2019/10/08

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  • 保険診療

高血圧、糖尿病、高脂血症をはじめとする生活習慣病は、前記した3つの病気だけで全国に多数の患者がいるとされ、その数は年々増加傾向にあるという。そして、これらはいずれも脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な合併症を引き起こしやすいといわれる。阪神本線の西宮駅から徒歩4分の場所に院を構える「川野内科クリニック」の川野悦司院長は生活習慣病の治療に力を注ぐと同時に、その危険性に警鐘を鳴らし、早期発見と予防のための健康診断の受診も声高に唱える。そんな川野院長が生活習慣病の原因やそれを放置した場合の危険性、治療法、そして予防がいかに大事かを語ってくれた。 (取材日2019年8月9日)

重篤な合併症を引き起こしやすい生活習慣病。その原因と治療法、そして予防と健康診断の重要性

Q生活習慣病について教えてください。
A
1

▲予防と早期発見の重要性を語る川野院長

主な病名を挙げますと高血圧、糖尿病、高脂血症などですね。高血圧は読んで字のごとく、血圧が高い状態。将来的に脳梗塞、心筋梗塞などの血管性の病気になりやすく、その危険因子の一つです。糖尿病は、そこから腎機能が落ちる糖尿病性腎症や網膜症、神経障害などにつながりやすい。高脂血症は、いわゆる悪玉コレステロールの値が高くなる状態。そこから動脈硬化が進むと、これも脳梗塞や心筋梗塞の危険因子となります。どれも合併症の危険性があり、発症すると命にも関わる病気です。いずれもほぼ症状がなく気づかないうちに静かに進行するので、サイレントキラーともいわれます。30歳以降からリスクが高まるので、注意しないといけません。

Q生活習慣病の原因は何ですか。
A
2

▲禁煙を含めたトータル的な生活習慣の改善をめざしている

食事や生活スタイルなど、文字どおり生活習慣が主な原因を占めると思われている方も、多いのではないでしょうか。もちろんそれらが原因である場合もあるのですが、遺伝的要素も大きく関わっていると考えられるのです。ご両親や祖父母、きょうだいなどの近親者にこれらの病気を経験した人がいれば、自分もかかる可能性があると考えてください。生活習慣においては、たばこはとにかくリスクが高いです。当院でも喫煙者の患者さんには、やめていただくように指導しています。当院は禁煙の外来も設けています。食事面では塩分、脂分の多い食事を避けてカロリーコントロールをすること。適度な運動も必要です。

Q放置しておくと、どのような危険があるのでしょうか。
A
3

▲さまざまな機器を用いた検査が可能

やはり、合併症ですね。心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、脳卒中など血管性の病気へと進行しやすくなる。どれも最初はほぼ無症状なので、患者さんご自身で気づくことは少ないです。ですので症状が表れた時には、かなり進行していることも多いのです。今お話しした病気はいずれも命に関わるものです。たとえ命が助かっても、重篤な後遺症を残すことも少なくありません。そうなれば患者さんご自身も、ご家族も大変な思いをします。そんな人を、何人も見てきました。私はそのようなことを防ぎたいですし、後遺症を残すようなこともしたくない。そのために大事なのは、患者さんご自身に予防を強く意識してもらうことなんです。

Q生活習慣病と診断されると、どんな治療をしていくのですか。
A
4

▲一人ひとりの生活に寄り添った食事や運動指導を行う

食事指導と運動指導、そして必要な場合は薬をお出しします。この組み合わせですね。食事指導はその方の身長、体重から理想的な摂取カロリーを計算して、どういう内容の食事が良いかを指導します。私も毎日、生活習慣病にならないよう食事には気をつけていますので、具体的なメニューの提案もしますよ。運動指導は「1日これくらいは歩きましょうね」など、そういうお話をします。激しい運動ではなく、日常生活の中でできるような運動です。続けることが大事ですからね。治療は薬を出すことだと思われがちですが、それ以外による部分もかなり多いのです。食事指導や運動指導はすごく重要で、薬による治療はあくまでもその一部だと考えています。

Q生活習慣病にならないためには、どのようなことが大事ですか。
A
5

▲同院では忙しい人でも健康診断を受けられるよう工夫している

初期段階はほぼ無症状ですので、チェックポイントは健康診断を受けるしかありません。健診でしか、見つけられないともいえると思います。会社や行政が行っている健診を受けられるのであれば、必ず受けるべきです。当院でも健診を行っており、一般的な健診では見落とされがちなところも検査項目に盛り込んでいます。予約なしでも、かまいません。短時間で受けていただけて、内容によっては当日に健康診断書のお渡しも可能です。生活習慣病は誰でもなる可能性があり、男女差はないと考えます。生活習慣病は「ならない」ことが大事なんです。将来の命と健康を守るため、健診もお花見のように、年に1回の恒例行事にしていただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

川野 悦司院長

糖尿病や高血圧、高脂血症をはじめとした生活習慣病は、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる重大な病気の元にもなるものです。30歳くらいからリスクが高まりはじめ、実際に多いのは働き盛りの40~50歳代。生活習慣病は、とにかく「ならない」ことが大事です。初期はほぼ自覚症状がありませんから、定期的に健康診断を受けていただきたい。自分の体の状態を知っておくのは、すごく意味があることです。それだけで、将来の自分の命を助けることにつながるかもしれません。健診での病気発見は実際にありますし、もし病気だとわかっても、早期の対応が望めます。年に1回は必ず健診を受けて、安心して生活していただきたいですね。

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