全国のドクター9,331人の想いを取材
クリニック・病院 160,992件の情報を掲載(2020年11月27日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市中央区
  4. 春日野道駅
  5. 医療法人社団 丸山耳鼻咽喉科医院
  6. 丸山 晋 院長

丸山 晋 院長の独自取材記事

丸山耳鼻咽喉科医院

(神戸市中央区/春日野道駅)

最終更新日:2020/04/08

76564 %e4%b8%b8%e5%b1%b1%e8%80%b3%e9%bc%bb%e5%92%bd%e5%96%89%e7%a7%91%e5%8c%bb%e9%99%a2

阪急神戸本線春日野道駅、阪神本線春日野道駅それぞれから徒歩5分にある「丸山耳鼻咽喉科医院」は、長年にわたり神戸の地に根差してきた。江戸中期から続く医家の9代目である現院長・丸山晋先生が先代から継承した。「納得・満足・安心」を提供したいと話す丸山先生は、治療法を工夫して通院回数を減らし患者の負担を軽減、状況や今後の見通しをしっかり説明するなど常に患者に寄り添い、日々診療にあたっている。「“よかったね”ってホッとして笑顔になってもらいたい」と穏やかにほほ笑む丸山先生に、得意とする分野や診療の際に心がけていること、情報発信に対する考え方など幅広く話を聞いた。
(取材日2019年4月22日)

耳鼻科家系4代目の合言葉は「納得・満足・安心」

医師の道を志した理由を教えてください。

1

父方、母方ともに江戸中期からの医師家系で、私は9代目です。明治時代日本で耳鼻科が始まった頃、曽祖父・丸山忍が京都で開業をし、私は耳鼻科の医師としては4代目。尊敬するご先祖様や親戚が皆医師という環境からごく自然に医師を志していたのですが、ふと気がつけばなぜだか「将来は医者になる」と思っていた状況に、「これは洗脳だ」と反抗した時期もありました(笑)。自分の道は自分で決めると、法曹界に憧れていましたね。世の中の嫌なことやつらいこと、悲しいことを少しでも減らす仕事をし、社会に貢献することが、自分にはやりがいがあると感じ、医師を志しました。医師になった後は精神科や産婦人科など他科の道も考えましたが、外科的な処置も、内科的な思考もある耳鼻咽喉科を自然と選択していました。父からは、医師になれとも耳鼻科になれとも言われた覚えもなかったのに、結局は医師になり、それどころか他科ではなく耳鼻科を選んでいました。

得意としている分野は何でしょうか。

日本耳鼻咽喉科学会の耳鼻咽喉科専門医、日本気管食道科学会の気管食道科専門医の資格をもっており、耳鼻喉などの耳鼻咽喉科・頭頸部外科の領域や気管食道科領域においては、全般に一定以上のレベルの診療を行っていると自負しています。プロですから、仕事の質が高くて患者さんのお役に立てるのは当然のこと。めざすのは、疾患によって苦痛・悲しみ・不安を持っている患者さんという一人の人間に、医師も一人の人間として、尊厳を重んじて、対面すること。そして、疾患の治療を通して、人の苦痛・不安・悲しみを除去することです。その結果、患者さんには「納得・満足・安心」を感じてもらえるのだと考えています。必要と判断すれば、あるいは、患者さんがご希望になるのであれば、然るべき他の医療機関へご紹介申し上げて、連携して治癒へと導けるよう尽力していきます。

医療機関との連携にも注力しているのですね。

2

患者さんがベストな医療を受けるために、ベストを尽くします。患者さんが笑顔になり「他ではなくてここに来て良かった」と思ってもらえるように。患者さんにメリットがないといけませんからね。また、私自身も「私が診て治療をしてよかった」と思えるように、医療を提供し結果を出さなければいけませんし、信頼できるほかの機関に協力を仰いだり治療を託したりするのは当然のことです。一方、他院で治療を受けたものの問題が解決せずに当院においでになる方も多いです。他院の先生も私も同じ国で同じ医学教育を受けた医師ですから、同じ患者さんを診たら同じことを考え、同じ治療をする可能性があります。それでは結果も同じで、問題が解決しません。他院での処方内容をわかるようにしてお持ちいただくことも、医療機関を受診するときの大切なコツの一つです。

患者にもその家族にも、にっこり笑ってもらいたい

患者と接する際に心がけていることは?

3

患者さんはつらいことや嫌なことがあって来院します。好きで来るわけではありません。嫌なことつらいことを解決してほしくて忙しい中をわざわざ仕方なく来ているのです。そして、少しでも大切に扱われて少しでもベストの医療を提供してもらいたいと考えています。そういった不安をくんで接します。医師は病気を治療する専門家なので、治療するのは当然ですが、その知識や技術を使って何をするのかが重要です。私たちは患者さんのつらさを取り除き、「納得・満足・安心」を感じてもらうのが仕事です。治療に際しては、今の状況を説明し、今後の見通しを説明します。同じ疾患を同じ治療で同じ経過で経験するのでも、ご自分の現状と今後の見通しを知っているのといないのとでは、不安や苦痛の度合いがまるで違いますし、安心して治療に専念できるでしょう。それは子どもの患者さんでも同じです。

治療に際し、注意していることはありますか。

仕事や家事、育児など皆さんそれぞれに事情があり、通院が負担になることも多いです。慢性疾患であれば最初こそ続けて診ないといけませんが、治療の見通しがついたら、なるべく来院しなくていいような治療スケジュールを立て、「困ったらいつでも診ます」というスタンスにしています。誰でも口に出さなくても、医院になんか来たくないですよね。なるべく早期に、お金がそれほどかからず、ちゃんと治るのがベスト。どれだけ立派な治療計画を考えても、患者さんが通院できなかったり、途中でやめてしまったりすれば、結局は治せません。できなければ絵に描いた餅。きちんと見通しを立てて実行可能な治療をちゃんと実行する。安心して治療に専念できる環境を提供したいと思います。

患者さんのことを徹底して考えていることが伝わってきます。

4

私がめざすのは、プロの医師として疾患を治療することを通じて、一人の人として、一人の人である患者さんの不安・苦痛・悲しみを除去することなのです。患者さんが当院を受診して納得・満足・安心を得ることはもちろんですが、家で患者さんの帰りを心配して待っているご家族の方に患者さんが医院でのことをお話しすると、ご家族の方もご一緒に「よかったね」ってホッと笑顔になれる、そういう医療を提供したいと思っています。

「何でも伝えて」希望や要望はメモ持参で受診を

先生とお話ししていると、「誠実」という言葉が浮かびます。

5

なるべくそうありたい、善良で真摯に向き合おうと思っています。かつては「医師は黒子であるべき」と考えていました。患者さんが病気になり元気になった時の「ありがとう」という言葉の中に、「誰かに助けられた」と負い目を感じている気がしたんです。しかし数年前に私自身頸椎症を発症し、医師に感謝することの意味がわかりました。それまでも患者は自分の子ども、親、兄弟と思って親身に接してきたつもりですが、自分が患者になったことで、もっとこうしようという気づきもありましたね。悪いことは単体で来ることはなくて、悪いことがあったとしても、何か良い気づきを教えてくれるんだなと思いました。

花粉症対策などの情報発信も積極的に行っているようですね。

花粉症をはじめとしてアレルギー性鼻炎に悩む人は実に多くおられます。でも仕事や家事、学校などで、医院を受診できる人はそのうちの限られた方だと思います。通院が難しい方が、少しでも快適に花粉症と戦っていけるように、ホームページに情報を載せています。人様のお役に立たせていただけるのであれば、世の中を少しでも良くするのに自分がいくばくかでもお役に立つのであれば、それは医師としては本望です。医院での診療がもちろんメインでありますが、それだけでもないと思っています。その一つが情報発信です。ホームページには、花粉症だけではなく、他の疾患についても、各種お役立ち情報を載せています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

6

患者さんは医療において「素人」だからこそ、希望や要望は何でも言っていただきたいと思っています。例えば、耳鼻科は口・鼻・喉など誰もが触られるのが嫌なところですから、「苦手だ」「嫌だ」「怖い」など思っていることを医師に伝えてほしいんです。しかし診察室に入った瞬間、身構えてしまって言い忘れてしまうケースも多いので、箇条書きのメモを医師に渡すなど、メモをもとに医師と話すのもお勧めです。患者さんは医院に行ったら我慢するべきと考えている人も多く、中には「医師の機嫌を損じてはいけない」などと考えている方もいます。そんなことはあってはならないし、リラックスして何でも思うところをお話しいただければ、こちらも患者さんの希望や状態を把握できて期待に添えるような治療ができます。当院はそうしたスタンスでやっていますので希望や要望があれば何でも言っていただきたいですね。

Access