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東内 雄亮 院長の独自取材記事

東内医院

(神戸市北区/田尾寺駅)

最終更新日:2021/10/12

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神戸電鉄三田線・田尾寺駅より徒歩約5分の「東内医院」は1989年開業のクリニック。2020年1月の新築リニューアルと同時に、先代の父から継承した東内雄亮(とうない・ゆうすけ)先生が院長に就任。地域住民のかかりつけ医として一般内科を中心に、専門とする胃・大腸内視鏡検査にも力を入れる。「自分自身の限界を理解することが何よりも大切」と謙虚に語る東内院長は、自らの知識や技術を過信せず、他の医師の意見を聞いたり適切な病院への早期の紹介など柔軟な対応を心がけているという。“誠実”という言葉が似合う東内院長に、継承までの経緯や医院の特色、患者と接する際に心がけていること、そして消化器内視鏡専門の医師としてどのような内視鏡検査を提供しているのかなど、幅広く話を聞いた。

(取材日2021年1月14日)

一般的な内科の診療から内視鏡検査まで幅広く対応

医院の歴史と院長就任までの経緯を教えてください。

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1989年に父が当地に開業した、30年を超える歴史を持つクリニックです。父の姿を見て育った私にとっては医師以外の職業が思い浮かばず、父に「継いでほしい」など言われたことは一度もありませんでしたが、私自身は迷うことなく医療の道に進みました。大学卒業後は消化器内科を専門とし、神戸赤十字病院、六甲アイランド甲南病院、三田市民病院など主に救急病院を選んで勤務しました。その理由は、さまざまな疾患の窓口となる地域のクリニックである当院をいずれ継ぐという思いがあったため、救急疾患から離れてはいけないと考えたからです。また経験を積む中でがん治療に携わりたいという気持ちも膨らみ、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)にも勤めました。この経験は現在まで大いに役立っています。そして2020年1月、父から継承し私が院長に就任すると同時に建物も新築し、リニューアル開院しました。

クリニックの特色を教えてください。

風邪や腹痛、生活習慣病などなど一般内科の診療を中心とした、いわゆる「町のお医者さん」です。私は消化器内科を専門にしてきたことから胃・大腸内視鏡検査にも力を入れていますが、開業医師として一番大切にしているのは一般内科であり、日本内科学会総合内科専門医の資格も取得しています。たとえメインの病巣が腹部でなくても、症状がおなかに出てくることもありますから、消化器内科の医師としてそうした症例をたくさん見てきたことは一般内科を診る上での強みではないかと考えています。ただし、私自身がすべての疾患をわかっているわけでも、治療できるわけでもありません。そこは謙虚に、自分自身の限界を理解しなければいけないと意識するようにしています。

先生の誠実さが伝わってくるお言葉です。

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幸いなことに、現在は循環器内科を専門とする父もともに診療しています。少しでも診断に迷うようなことがあれば父に相談したり一緒に考えたりできるので、とても恵まれているなと感じています。また当院では胆石など胆嚢の疾患、心臓・肝臓・膵臓・腎臓の各疾患や動脈硬化などの診断ができる超音波検査も2人で行っています。万が一入院や手術といった処置が必要な場合は、勤務経験がある三田市民病院や済生会兵庫県病院などその疾患に合わせて適切な医療機関をご紹介しますし、もしそれ以外の病院をご希望されるのであればそことしっかり話をつけ、患者さんのご要望に添えるよう努めています。

病院で行うような大腸内視鏡検査を地域で提供していく

患者さんと接する際に心がけていることは何ですか。

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一番に心がけているのはわかりやすく、患者さんが納得できる説明をすることです。理解しづらいような難しい話をして、「煙に巻かれてしまったな」というふうに後から患者さんが思わないように、できるだけ専門的な言葉は使わず平易な言葉に置き換えてお伝えしています。また絵を描いて図示することでイメージを持ってもらったり、なかなか理解していただけないときでも根気強く何度も説明をしたり、患者さん一人ひとりに合わせて対応するようにしています。場合によってはご家族にお越しいただいて、お話しさせていただくこともあります。

こちらの内視鏡検査の特徴について教えてください。

特に大腸内視鏡検査は挿入の際、肛門から盲腸に達するまでの間で入れ方によっては痛みが出てしまい、そのせいもあって受診までのハードルがとても高い検査といえます。そのハードルをクリアして何とか一度は受けていただいても、大腸内視鏡検査は定期的に受けていただく必要のある方もいらっしゃいますから、「もう二度と大腸内視鏡検査はしたくない」と思われてしまっては、患者さんにとって不利益となりかねません。それを避けるために可能なかぎり痛みを減らすことが重要だと考え、大腸に負担をかけず痛みの出にくい「軸保持短縮法」という手法を用いて検査を行っています。この方法をどうしても勉強したくて、その手技を会得された先生のいらっしゃる神戸赤十字病院で後期研修をさせていただき、力を入れて勉強してきました。

第一に、痛みに配慮していらっしゃるのですね。

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もちろん軸保持短縮法を用いても、患者さん全員が痛みなく検査できるわけではありません。おなかの手術経験があり癒着があるなどしてその手法が使えないなど、どうしても痛みが出てしまうケースがあります。そこは鎮静剤などお薬の助けも借りながら、どんな形を使っても「楽に受けてもらう」を最優先に考えて大腸内視鏡検査をご提供しています。また設備面でも、詳細まで見られる拡大内視鏡を導入し、大規模病院と同等レベルの精密検査が可能です。会社などの健康診断で便潜血が陽性だった、血便がある、下痢や便秘が続くなど便通に異常がある方のほか、40歳を過ぎたら一度、検査を検討していただきたいですね。当院では胃カメラ・大腸内視鏡ともに、働き世代の方が受けやすいよう平日に加え、土曜日も実施しています。

患者に寄り添い、ともに考えながら歩んでいく

感染症対策について教えてください。

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発熱など風邪症状のある方は、あらかじめお電話でご連絡をいただくようご協力をお願いしております。その際になるべく患者さんの少ない時間帯の来院を要請したり、またはお車でいらした方なら車内で待機していただいたりするほか、インフルエンザの患者さんが来られたときのために設けていた感染症対策のお部屋でお待ちいただいていますね。父のアドバイスもあって広めに作った待合の席間、受付にはパーティションを設置し、椅子などは定期的に消毒するよう徹底しています。また受診までの順番がわかる受付発券システムを導入し、受付さえ済ませればご自宅に戻られても、車の中でも、どこでもスマホやパソコンなどで順番が確認できます。長時間待つストレスも軽減できるだけでなく、待合室が密になりにくいので感染症対策にもつながっています。

今後の展望について、何か考えていることはありますか?

私が一番自信を持っている胃・大腸内視鏡検査の件数はどんどん増やしていきたいですし、内視鏡検査でもこの地域の方々の健康に貢献したいと考えています。もちろん「内視鏡しかありません」というクリニックになるつもりはありません。患者さん方も、おそらくどんな疾患でも診てもらえるだろうと思ってご来院いただいているはずですから、地域のかかりつけ医としての役割を同時に、しっかりと果たしていきたいと思います。

地域の方にメッセージをお願いします。

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以前は大きい病院に行かないと大腸内視鏡検査はできませんでした。大きな病院で受ける利点がありますが、町のクリニックには小回りが利き、患者さんに応じて対応できるという、ならではのメリットがあります。まずはそのハードルを下げて、もし気になる症状があるのなら気軽に受診してください。私は「何でも自分ひとりでわかっている」とは思っていませんし、患者さんにとって不利益にならないよう病院へのご紹介なども柔軟に対応しています。消化器領域に限らず、かかりつけ医としてご希望に添えるよう一緒に考えていきたいと思っていますので、何でもご相談ください。

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