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医師と管理栄養士が連携
「患者が主役」の指導を行う

田中医院

(神戸市東灘区/摂津本山駅)

最終更新日:2023/02/15

田中医院 医師と管理栄養士が連携 「患者が主役」の指導を行う 田中医院 医師と管理栄養士が連携 「患者が主役」の指導を行う
  • 保険診療

膵臓から分泌されるホルモン・インスリンが作用しなくなり、高血糖状態が続く糖尿病。慢性的に高血圧の状態が続く高血圧症。どちらも自覚症状がないが、進行していくにつれ深刻な病気リスクが高まる病気だ。継続的な治療に加え、食生活・運動習慣の改善が必要だという。JR神戸線・摂津本山駅から徒歩7分の場所にある「田中医院」は、糖尿病や高血圧症、循環器疾患の診療に注力するクリニック。専属の管理栄養士による個別の栄養指導も行っていることも特徴だ。今回は田中良樹院長と管理栄養士の黒木真知子さんに詳しく聞いた。

(取材日2021年11月20日)

自覚症状がなく進行し、深刻な病気を招く生活習慣病。定期的な検診で体の状態を知り、早期改善をめざす

Q糖尿病とはどのような病気ですか?
A
田中医院 糖尿病が進行すると深刻な病気を招いてしまう可能性が高くなる

▲糖尿病が進行すると深刻な病気を招いてしまう可能性が高くなる

【田中院長】糖尿病とは、血糖値の上昇を一般的な範囲内に抑えるインスリンというホルモンが作用しなくなる病気です。その原因は現代の豊かな食生活にあるとも言えます。いつでもどこでもおいしいものが安く手に入ることで、自然とカロリーオーバーの状態に。加えて、長時間のデスクワークなど慢性的な運動不足により消費エネルギーが減少。結果血糖値が高い状態が続くことでインスリンが効きにくい体となり、血管を流れる血液の糖が全身の血管や神経を傷つけてしまうのです。自覚症状がないため気づかないことがほとんど。ところが進行すると脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害など深刻な病気を招いてしまいます。

Q高血圧症とはどのような病気ですか?
A
田中医院 高血圧症は食生活や運動不足が主な原因で発症しやすくなる

▲高血圧症は食生活や運動不足が主な原因で発症しやすくなる

【田中院長】高血圧症というのは慢性的に血圧が高い状態が続くこと。血圧は心臓から送り出された血液が動脈壁にかける圧力のことです。ところが強い圧力がかかり続けると動脈硬化を進行させてしまいます。そして硬くなった血管は十分に膨らまず血管壁への圧力が増してさらに血圧が高くなる悪循環を招いてしまいます。血管への負担が大きくなるにつれて、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞など血管にまつわる病気の発症・進行リスクが上昇。高血圧には塩分の多い食生活が原因だと言われていますが、意外とお菓子にも塩分がたくさん含まれています。間食を頻繁に口にする人、水分摂取が少ない人、運動不足の人などは注意が必要です。

Qこちらのクリニックではどのような治療を行っているのですか?
A
田中医院 管理栄養士による専門的な個別指導を行っている

▲管理栄養士による専門的な個別指導を行っている

【黒木さん】糖尿病、高血圧症のどちらに関しても、定期的に検診を受けて自分の血糖値・血圧を知り、コントロールをしていくことが大切です。当クリニックでは管理栄養士による個別の指導も取り入れているのが特徴。まずはチェックシートに3日間朝・昼・夜の食生活を記入していただいた後、食べるタイミングや量など、より詳しい内容を聞き取りします。その中から問題点を抽出します。「あれも駄目、これも駄目」としてしまうと患者さんが継続できません。ですから例えば「おやつをやめてください」というのではなく、「これぐらいの分量でこの時間に食べるようにしてください」と、無理のない範囲で改善していける具体的な提案を行います。

Q患者さんのモチベーション維持のために工夫していることは?
A
田中医院 モチベーション維持のためにコーチング法を導入している

▲モチベーション維持のためにコーチング法を導入している

【田中院長】当クリニックでは、医師と管理栄養士はあくまでもコーチ、患者さんが主役であるという立場で指導を行っています。糖尿病や高血圧症は少し改善したから終わりではなく、継続した治療が必要な病気。そのため日々自分で自分の体を意識することが大切です。医師や管理栄養士はもちろんサポートしますが、自分の身を守れるのは自分自身ですからね。患者さんに糖尿病ノートや高血圧ノートをお渡ししているのもその理由です。患者さん自身で管理し自分の状態を把握していただくことで、主体的に行動できますから。また改善を継続できている患者さんには、成果を認め褒める言葉をかけるなど、モチベーションを維持する工夫も心がけています。

Q病院や他のクリニックとも連携しているのも特徴の一つですね。
A
田中医院 前身の「田中小児科」の頃から地域の健康を支えてきた

▲前身の「田中小児科」の頃から地域の健康を支えてきた

【田中院長】当クリニックは1989年に私が継承して以来、地域とともに地域に根差した診療を行ってきました。そのため、甲南医療センターや神戸市立医療センター中央市民病院、六甲病院など、地域の近隣病院やクリニックとも連携しながら治療を行っています。医院や病院同士の連携だけではなく、紹介する医師もこれまで長く連携してきた間柄もあり、「〇〇科の〇〇先生」とその患者さんに適した医師を紹介するようにもしています。また各病院の糖尿病チームとも定期的に情報共有や意見交換を行うなど、専門的知識と技術の向上に努めています。これからも地域に住んでいる方々に安心感を与えられるようなクリニックであり続けたいですね。

ドクターからのメッセージ

田中 良樹院長

糖尿病も高血圧症も自分の体を管理するのは、「主役」である自分であることを意識して取り組んでいきましょう。私たちは、患者さんが主体的に行動するようサポートしていきます。例えば、「野菜を簡単に取れるから」と思って飲んでいる野菜ジュースは、意外と糖分が多くて驚かれる患者さんも少なくありません。体のためと思ってやってきたことが良くないこと、というのは実はよくあることです。ですが、ちょっとした習慣の見直しでコントロールできることはたくさんありますので、管理栄養士と連携しながら継続できる改善点を見つけ、食生活だけでなく運動の両面からも具体的な指導やアドバイスをしていきたいと考えています。

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