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堤 真吾 副院長の独自取材記事

松浦医院

(東大阪市/瓢箪山駅)

最終更新日:2022/01/06

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瓢箪山駅よりにぎやかな商店街を抜け徒歩10分ほど。のどかな雰囲気が残る路地にある「松浦医院」は、地域密着型のクリニックとして地域の医療に貢献し続けているクリニックだ。開業以来「地域の皆さんのために」をモットーに診療を行う同院は、松浦文昭院長を中心に休日診療や訪問診療はもちろん、介護や病児保育に至るまで地域のニーズに応えるべく尽力している。「どんな症状でも来てくれた人はまず診る。患者さんを選ばず、来てくれた人は温かく迎え入れたい」と話してくれたのは堤真吾副院長。今回は、取材中に訪れた患者にも温かい声をかけていた穏やかで優しい雰囲気の堤副院長に、さまざまな話を聞かせてもらった。

(取材日2021年7月30日)

地域の人々に安心を提供する場所をめざす

まずは、松浦医院の概要について教えてください。

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当院は、現在の院長である松浦文昭先生のお父さまがこの地に開院されたクリニックです。以来40年、地域医療に貢献するべくスタッフ一丸となって診療にあたってきたと聞いております。私が副院長として携わるようになってからはまだ3年ほどですが、「地域の皆さんのために」という思いを大切にしているクリニックだなと日々感じますね。その思いの表れの一つとして、訪問診療にも数多く出かけていますし、介護や病児保育など地域の皆さまの助けになるような事業も積極的に行っています。ですから、松浦医院は単純に医療を提供するだけの場所ではなく、地域の皆さんに安心を提供する場所なのだと思っています。

どういった患者さんがいらっしゃるのでしょうか?

当院は外科、内科、整形外科、リハビリテーション科を標榜していますので、普段は地域の方を中心に小さなお子さんから高齢の方までさまざまですね。主訴も小さなケガから体調不良、健診やリハビリテーションまで幅広いです。近年は発熱の外来を設けていますし、新型コロナウイルスワクチンの接種も行っていますので、このウイルスに関するご相談も多くあります。また当院は休日診療を行っているため、休日は遠方から足を運んでくださる場合も多いです。なんにせよ、この辺りは高齢でお一人暮らしの方も非常に多い地域。あまり難しく考えず気軽に来て、安心して帰っていただくことが一番です。「こんな人には来てほしくない」なんてことはありませんので、気軽に来てください。

訪問診療にも積極的に対応されているのですね。

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そうですね。地域の医療ニーズに応えるためにも、訪問診療は欠かせません。先ほども申し上げましたが、この地域は高齢の方が非常に多い地域なんです。独居の方も多く、年を重ねれば医療にアクセスすることが難しくなるのは当然のこと。「もし自分だったら?」と考えても、家で療養生活を送る時、顔を知っている医師が診てくれれば少しは安心できるのではないかと思います。私たちが必要とされるのは決してクリニックの中だけではありません。せっかくわれわれと縁を持ってくれた患者さんですから、場所を変えても責任を持ってわれわれにできることをする。ともに笑って、時には悩んで、いろいろと話し合いながら患者さんがより良い人生を送る手助けができればと考えています。

患者の考えやニーズを知り、丁寧で誠実な診療を

堤先生が副院長に就任した経緯について聞かせてください。

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副院長就任前までは沖縄の琉球大学で外科医として働いていました。松浦院長と出会ったのもこの時です。初期研修では消化器一般外科の医師として、消化器がんの手術も多く経験しました。忙しくも充実した毎日だったのですが、実家の寺を営む父が体調を崩したのをきっかけに出身地である奈良に戻ることを決断。そのことを先に関西に戻って松浦医院を継承していた松浦院長に相談したところ、「一緒に働こう」と誘ってもらって今に至ります。実は自分は僧侶でもあり、今は実家の寺の仕事と医師の仕事、二足のわらじを履いています。そんな自分を理解してくれて、気持ち良く働くことができる今の環境にはとても感謝しています。

大学病院で働いていた時と違いは感じることはありますか?

大学病院で外科医として働いていると、基本的には診断された患者さんにお会いするんですよ。目の前にいるのは病名もわかっていて、手術をすることが決まっている患者さんなんです。一方、今はその逆で、自分が診断しないといけない。「この人はなぜ体調が悪くなっているのか? どんな検査をすればいいのか?」を考えなくてはいけないし、診断してもどんな治療をするか決めていかなくてはいけない。そこは大きな違いですね。以前より幅広いニーズに応えられるように準備しなくてはいけないので、手術とは違う緊張感があります。ただ、当院にも多くの先生が所属してますので、より専門的な判断が必要だと思えば専門の先生に相談できます。チーム医療の体制はここでもできているので、その点に関しては安心して診療できますね。

患者さんに接する時、心がけていることはありますか?

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患者さんの考えやニーズを知ることですね。同じ病気で同じような数値が出ていても、患者さんが願っていることって全然違うものなんですよ。そこをくみ取らなくては良い治療にはなりません。診療時間はどうしても限られていますが、その中でも傾聴を心がけ、よく観察することが大切だと思います。そして、患者さんが来てくださったということを尊重するということ。数あるクリニックの中から選んで来ていただいているわけですから、不安なまま帰してはいけないと思います。もちろん、大学病院などに比べればできる検査は限られていますが、必要な検査を行い、適切な治療をする。より高度な医療が必要であれば大きな医療機関へ紹介するなど、できることを丁寧に誠実に行う。当たり前のことですが、当たり前を当たり前にすることを忘れないよう心がけています。

難しく考えることなく、気軽に受診してほしい

多くの人のかかりつけ医である松浦医院ですが、かかりつけ医はどのように探したらいいでしょう?

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一つは通いやすいことですね。通いやすさは体の状態や年齢によっても違うと思うのですが、通うのがおっくうになるような場所ではないほうが良いと思います。そして、人として「なんとなくいい感じ」と感じること。結局は人と人なので相性はあります。性格的に合う人がかかりつけ医であれば、なおいいでしょう。最後にしばらく通ってみて判断すること。お互いに一目でどんな人かまではわかりませんので、ちょっと時間をかけて付き合ってみると良いのではないかと思います。何度か通っていればお互いに相手がわかってきて、より理解し合えると思うので、そこまではとりあえず通ってみる。それで合わないと感じるようなら、別のクリニックを探すと良いですね。

そもそも、かかりつけ医を持つメリットは何ですか?

その人の変化をずっと見ててもらえるということですね。普段から接していれば、検査数値のちょっとした変化や見た目の変化から見えてくるものもありますし、「こんな時はこうなる傾向があるんだな」「この薬は体質的に合わないんだな」など、かかりつけ医だからこそ把握している情報もたくさんあります。医師はそういったすべての情報を総合して診断、治療していきますので、よりその人に合った健康管理の方法が見つけやすくなります。病院にかかるほどでもない不調の相談もしやすいかもしれませんね。いろいろな医療機関にかかるのが悪いわけではありませんが、かかりつけ医がいれば処方薬の管理も楽になると思います。短期的にというよりも長期的に見た時にこそ、メリットを感じてもらえるのではないでしょうか。

それでは最後に、地域の皆さんや読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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医療機関という場所は、皆さんにとって不安だったり怖かったりする場所なんだと思います。でも、だからこそ日頃からこまめに受診して、不安の種を育てないようにしてもらいたいなと思います。不安なことはなんでも話してください。緊張してうまく話せなければ、メモにしてきてもらっても構いません。私たちのできる精一杯でお応えします。他にも「何科を受診すればいいのかわからない」「このくらいで受診していいのかな?」と思うかもしれませんね。どんな症状でも、どんな程度でも受診したら駄目なことはないんですよ。私たちはそういう不安を取り除くためにここににいます。難しく考えることなく、ぜひ気軽に来ていただけるとうれしいです。

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