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岡本 仁史 院長の独自取材記事

岡本眼科

(東大阪市/八戸ノ里駅)

最終更新日:2020/04/01

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近鉄奈良線・八戸ノ里駅から徒歩5分の場所にある「岡本眼科」は、1975年の開院以来、長年地域に根差して診療を続けてきた眼科クリニックだ。白内障手術を中心に、院長の専門である緑内障や、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症に加えて、ものもらい(霰粒腫)や結膜炎、さらにはドライアイなどの眼部不快感などの診断および治療を幅広く行い、わかりやすく丁寧な説明で患者一人ひとりが自身の病状を理解できるようにサポートしている。先代からの診療スタイルを受け継いできた岡本仁史院長に、眼科診療で心がけていることや目の健康についてのアドバイス、今後の展望などについて話を聞いた。
(取材日2018年7月12日)

届かない声をくみ取ることが大切

眼科医師になろうと思ったきっかけは何ですか?

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眼科の医師だった父や先輩たちの話を聞く中で、医師は人助けを実感できる職業であると感じ、医学部への進学を決めました。眼科を選んだのは父親の影響もありましたが、実習でさまざまな科を回ってみて、最も興味を惹かれたのが眼科だったのです。人間が目から取り込む情報というのは、五感の中でも大きなウエイトを占めており、それが遮断されることで生活の質は大きく低下してしまいます。視覚を回復させて、多くの人に幸せをもたらす眼科医師は、とてもやりがいのある仕事だと感じました。実際に自分が手術を担当した患者さんが、「見えるようになった!」と心から喜んで笑顔を見せてくれることは、私にとって何ものにも代えがたい喜びです。

院長に就任されるまでの経緯をお聞かせください。

大学卒業後は、大阪大学医学部附属病院の眼科で研修医として勤務し、その後は大阪労災病院、市立豊中病院や大阪厚生年金病院(現・大阪病院)などで臨床経験を重ねました。手術技術の研鑽に努め、特に専門である緑内障においては、数多くの手術実績を積んできました。先端の手術法を取り入れたり、自らのアイデアで新しい技術を開発したりする一方で、若手の指導にも取り組み、多くの後輩医師を育てました。1996年からはアメリカのオークランド大学眼研究所に2年間留学し、帰国後は、国立病院機構大阪南医療センターに9年間勤務しました。ここでは眼科部門責任者として、若手医師の育成に力を入れ、臨床の「いろは」から、学会発表や、手術の極意まで、多くの若手医師を指導しました。開業すると手術の件数が減るので、勤務医を長く続けていましたが、父が高齢になってきたこともあり、2008年に岡本眼科の診療に加わりました。

大先輩であるお父さまからは、どのようなことを学ばれたのですか?

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先代の父からは、患者さんに対する接し方を学びました。「患者さんの届かない声をくみ取ってあげなさい」ということです。その方がどんな不安を感じているのか、何か聞きたいことがあるのではないかなど考えながら、できるだけわかりやすい言葉を使って、病気や治療内容を理解してもらい、安心して治療が受けられるように、時間をかけて説明をすることを心がけています。何の目的で、この治療するのかを、ちゃんと理解してもらうことが大切で、「では、お薬出しておきますね」だけでは、いけないと考えています。特にお薬の副作用については、治療前にきちんと説明した上で、治療開始後も気になることはないか、常にお聞きするようにしています。治療方法が複数あるような状況では、いくつかの治療法について、それぞれの特徴と問題点を説明した上で、患者さんに最も適した治療を患者さんとともに考えつつ、適切なアドバイスを行うようにしています。

緑内障・白内障治療のスペシャリスト

ご専門である緑内障についてお聞かせください。

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緑内障は症状のないままゆっくりと進行する視神経の病気で、失明原因の第1位を占めます。早期に病気を見つけて治療を行う必要がありますが、自覚症状に乏しいため発症していることに気づかないケースが多いのです。緑内障の検査は、視野検査、眼圧測定などのほかに、当院では光干渉眼底三次元画像解析・血管撮影装置(OCT・OCTA)という検査機器を導入して、早期診断をめざしています。治療は点眼治療で眼圧を下げていくのが基本ですが、お薬で効果が得られない場合は緑内障のタイプに応じて、レーザー線維柱帯形成術(SLT)というレーザー治療を行うなど適切な方法で対応します。緑内障はまだまだ病気の周知が遅れているため、当院では他の目の症状で受診されている患者さんにも、緑内障が隠れていないか必ずチェックするようにしています。

貴院は手術にも対応されているそうですね。

2014年に手術室を新設し、院内で眼科手術に対応できる設備と清潔環境を整えました。手術件数として最も多いのは、白内障の日帰り手術です。白内障はレンズの役目を果たす水晶体が濁ってくることで、視力が落ちたり視界がぼやけて見えたりする病気で、加齢とともに誰もがかかる、言ってみれば白髪になるみたいなものです。濁ってしまった水晶体は、取り除いて人工のレンズに入れ替えるのですが、この「水晶体再建術」という手術を、私は勤務医時代から数多く行ってきました。2017年の12月からは多焦点眼内レンズ使った白内障手術も行っています。また、クリニックで白内障手術を受ける場合、普段お世話している気心の知れた看護師が手術室に入るので、患者さんにも安心して手術を受けてもらえると思っています。加齢に伴い、下まぶたからはみ出した白目の表面を、縫合し治療する結膜嚢形成術も、日帰りで行っています。

どのような患者さんがかかりつけにされていますか?

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1975年に父が開業して以来、この地で40年以上にわたって眼科診療を続けてきました。昔から住んでいる地元の方だと、親子3代にわたって通院される患者さんもたくさんおられます。当院の診療スタンスは、丁寧な検査と診察をもとに、適切な診断・治療を行って、病気の回復に導くことです。患者さん一人ひとりにかける時間が長いため、その分待ち時間は他院に比べるとどうしても長めになってしまいます。ですが、その点について患者さんに伺うと、ほとんどの方が「少々時間がかかっても、きちんと診てくれるほうがうれしい」とおっしゃられます。「待ったかいがあった」と感じていただけるような質の高い医療をめざし、地域住民の健康を支えていきたいと思っています。

一人ひとりの患者の気持ちに寄り添う診療

大切にされていることは何ですか?

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治療を行うだけでなく、患者さんの気持ちを第一に考えたいと思っています。そのためには、まずスタッフを大切にすることと、院長としてスタッフの信頼を得ることです。スタッフ同士のチームワークの良さは、そのままクリニック全体の雰囲気の良さにつながります。スタッフ全員に、患者さんの気持ちを第一に考えるという私の診療スタイルと、治療方針を理解してもらった上で、患者さんに気持ち良く診察を受けてもらうためにチーム一丸となって診療に励んでいます。基本的なあいさつはもちろん、きちんと顔を見て声かけをするなど、気さくで明るく和やかな雰囲気づくりを全員で心がけていますね。スタッフ自身が、「うちの先生に診てもらったら良いよ」と、知人の方を紹介してくれることも多いです。

先生がめざすクリニックについてお聞かせください。

目がゴロゴロするなど、「違和感を自覚しているが、医学的には特に問題がない」といった、いわゆる不定愁訴に対して、「大丈夫です」と言ってしまうのではなく、どうすれば不調が緩和されるかを一緒に考えていく医院でありたいと思っています。診察中はカルテや書類など書かないといけないものがたくさんあっても、できるだけ相手の顔をしっかり見て診察して、患者さんの話を引き出すように意識しています。他院で見落とされてしまった病気や、症状を訴えても相手にしてもらえなかったケースも、当院では患者さんに寄り添い、きちんとサポートしていますので、「ここの先生ならちゃんと診てくれると聞いたので」と、受診される方も多いですよ。

読者へのメッセージをお願いします。

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目は自覚症状が出やすい部分なので、視力の低下や見え方の異常など、何らかの違和感があるときは、きちんとした精密検査を受けましょう。緑内障や白内障の早期発見のためにも、40歳を過ぎたら5年に一度は受診することをお勧めします。手元が見えにくくなる老眼や、目が疲れやすい人は正しい眼鏡が必要です。些細なことでも、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

白内障手術:37万~42万(片眼)

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