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水岡 寛 院長の独自取材記事

水岡医院

(東大阪市/放出駅)

最終更新日:2019/11/25

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放出駅から徒歩10分ほど、マンションや戸建住宅が立ち並ぶ住宅街の一角にある「水岡医院」。開業から約50年にわたり、地域に暮らす人々の健康を見守ってきた。2014年には、父親である先代の後を継いで水岡寛先生が2代目院長として就任。それに伴い、全面バリアフリーの医院へとリニューアルした。診療においては、患者に不安なく治療を受けてもらうため、特に安心・安全を重視する水岡院長。「何らかの処置をする際などにも、スタッフ同士でダブルチェックもしくはトリプルチェックできるような体制を整えています」と語る。さらに、患者一人ひとりの状況に応じた栄養指導も行うなど、常に患者目線の診療を心がける水岡院長に、医院継承の経緯や診療の際の心がけ、在宅診療に対する思いなど、幅広く聞いた。
(取材日2019年9月10日)

長年地域に根差して、子どもから高齢者まで幅広く診療

お父さまが開業された医院を引き継がれたのですね。

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はい。2014年に院長に就任しました。父がこの地に「水岡医院」を開業したのは50年ほど前。5~6歳の頃に放出へ引っ越してきたのを覚えていますね。以前はこの医院の隣が診療所だったのですが、引き継いだことを機に、すぐ横のこの場所に全面バリアフリーの医院を建て、リニューアルしました。勤務医だった頃は消化器内科を専門としていたのですが、院長就任後は父が標榜していた内科、小児科を引き継いでいます。

医院を引き継ぐきっかけはあったのですか?

やはり父親が高齢になってきたことでしょうか。医師になると決めた頃から開業することを念頭に置いていましたが、もちろん初めのうちは勤務医をしていました。勤務医と開業医ではまったく質が違いますので、早めにノウハウを得る必要があると感じ、10年ほど前から徐々に実家を手伝うことにしたのです。父は頑固な性格で、診療方針ではぶつかることも多かったですね(笑)。勤務医の頃は専門の分野しか診ることがありませんでしたが、こちらでは診たこともない疾患に出合うこともありました。また街のかかりつけ医は、より患者さんの生活に密着しているため、患者さんが求める情報は細部にまで及びます。あやふやな知識ではごまかしが利かないと思い知らされ、とにかく勉強しました。もちろん院長となった今でもまだまだ勉強することは多いですね。

どんな患者さんが通院されていますか?

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以前はご高齢の方が中心でしたが、新しいマンションや一戸建てが建設され、ここ10年ほどで周辺の雰囲気は大きく変わってきました。現在は若いファミリー層が増え、幅広い年齢層の方が通院されています。主訴としては、風邪などの感染症や生活習慣病、喘息、咳喘息などの呼吸器疾患の方が多いですが、当院では予防接種にも力を入れており、それを受けに来る子どもたちも多いですね。ホームページでは、予防接種の予約が可能なだけでなく、予防接種のスケジュール管理ができるスマートフォン用のアプリケーションもご紹介していますので、一度ご覧いただければと思います。また、予防接種は病気ではありませんよね。健康な状態で来られた方は健康なまま帰っていただきたいという思いから、医療安全対策委員会を設け、スタッフたちと協力して院内感染はもちろん安全管理に十分配慮しています。

安心・安全を特に重視し、患者目線の診療を心がける

クリニックの診療理念をお聞かせください。

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当院は街の中の小さな医院です。大規模病院のような特化した技はありませんが、診療理念にはこだわっています。私は、医療とは国のセーフティーネットの一つであると思っているんです。警察が悪人から国民を守るように、病院は病気から人々を守る責任があるということです。加えて、医師は、病気を治すための行為の向こう側にある、患者さんの生活や日常を守ることまで担っていると思っています。ですので、「運動してはいけない」、「お酒を飲んではいけない」など、できないことばかりを並べ立てて生活の質の低下を感じさせるのではなく、その方が「できること」を探して差し上げたいと思っています。

生活習慣病の患者さんに対する栄養指導も行われているようですね。

例えば、「甘いものは控えるように」とアドバイスした糖尿病の患者さんから、「じゃあ、何だったら食べられますか?」と聞かれることもあります。患者さんが求めているのは、生活に密着した具体的なアドバイス。それで、栄養学についても勉強し、適切な指導をするよう努めてきました。またそのためには、患者さんから情報を引き出すことも重要になります。患者さんの何気ない一言が治療のヒントになることもあるからです。それで、まずは食習慣や飲酒の習慣など、お一人お一人の生活状況をよくお聞きしし、その上で、それぞれの状況に応じた栄養指導を行うよう心がけています。指導の結果はどうなのか、血液検査などで確認しながら経過観察していくようにも努めていますね。

診療の際には、どんなことを心がけていますか?

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常々大切に思っているのは、安心・安全の大切さです。皆さんに、不安なく安心して治療を受けていただきたいのです。それで、基本的なことですが、医療ミスなどを起こさないよう細心の注意を払っています。何らかの処置をする際などにも、スタッフ同士でダブルチェックもしくはトリプルチェックできるような体制を整えています。また、患者さんとのコミュニケーションも大切にしていますね。普段から患者さんには、「何でもいいので、情報を持ってきてください」とお伝えしています。お一人お一人の患者さんと時間をかけてお話しし、最近心に引っかかったちょっとしたことなどを聞き出すように心がけています。さらに、患者さん本位であるために、院内・院外処方どちらにも対応。「院内処方だと薬局に寄る手間が省ける」と、ご高齢の方や子ども連れのお母さんから喜んでいただいていますね。

地域のかかりつけ医として、在宅診療にも力を入れる

在宅診療にも力を入れていらっしゃいますね。

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2015年に在宅療養支援診療所として届け出を行いました。現在、6人の患者さんを2週間に1回の頻度で訪問させていただいています。もちろん、重症の方の場合は毎週伺うこともあります。「先生に来てもらえてうれしい」と、喜んでいただけることが多いですね。今まで通院できていた患者さんが、病院に通うのが難しくなってこられると、ご本人もご家族も不安に感じられると思うのです。そうした場合でも、かかりつけの医院で引き続き在宅で診てもらえるなら、安心できるのではないでしょうか。基本的には、当院に通院されていた患者さんを在宅で診るケースが多いですね。「通院できなくなるかもしれない」という不安を抱えている方は多くいらっしゃいます。在宅診療を行うことでそうした不安を取り除いて差し上げたい、かかりつけ医として最期まで患者さんをお支えしたい、といった思いは強いですね。

ブログでの情報発信もされていますね。何か思いがおありですか?

情報ってたくさんあるじゃないですか。それらの情報の受け取り方は人それぞれだと思うのですが、メディアは強調したいところだけを伝える傾向があるようにも感じるのです。そして、多くの人はメディアの情報に左右されてしまいがち。立場が変われば違う側面もあったりします。一方向から物事を見る危険性について注意喚起したいという思いがあって、ブログというかたちで情報発信しています。例えば、病気や治療のことだけでなく、社会情勢や話題の出来事など、いろんなことを書いていきたいですね。ずぼらですのであまり更新できないかもしれませんが、私の人となりも知ってもらえると思いますので、一度見ていただけるとうれしいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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内科を標榜するクリニックとして、内科疾患の診療を究めていきたいですね。常に先端の知識を吸収して、患者さんに還元していきたいと思っているんです。そのために、勉強会にも積極的に参加するよう努めています。また当院では、病気の治療にとどまらず、いろいろなご相談もお受けしたいと思っています。予防接種のスケジュール相談だけでも結構です。常に「患者さんが求めていることは何か?」と問いかけて診療していますので、皆さんのご意見も伺いたいですね。私が育ったこの土地に開業し、街づくりの一端を担わせていただきました。愛着ある地域の皆さんの健康と生活を守るという仕方で還元していきたいと思っていますので、お気軽にお越しください。

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