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医療法人 わくい耳鼻科

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涌井 慎哉 院長

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阪急千里線の北千里駅から阪急バスで約10分、小野原東5丁目バス停から徒歩約3分の住宅地に「わくい耳鼻科」がある。14台分の駐車場も確保され、車でも快適に通院できる。受診の際は、24時間受付の診療予約システムで希望の時間帯を予約する。長時間待たされたり、順番制のように診療時間が読めなかったりすることが少なく、特に仕事の都合などで来院できる時間が限られる人にとっては便利なシステムだ。院長の涌井慎哉先生は、病気になりにくい体づくりの必要性を感じて漢方を研究。西洋医学の薬だけに頼るのではなく、漢方薬や鍼灸を併用して、体の自然な力を高めるよう総合的に診療を行っている。独自の診療についてのこだわりなど、涌井院長に話を聞いた。
(取材日2018年1月23日)

「音」に対する興味から、耳鼻科の医師をめざす

―医師をめざしたきっかけを教えてください。

中学生の頃は英語教師になろうと本気で考えていました。ラジオで英会話の語学番組を聞いて、きれいな英語の発音に憧れたのがきっかけです。高校も文系クラスに進んだのですが、ある日、同じクラスの友達に付き合って「生物」の授業を受けてみました。卵や細胞についての講義は、それまで文系の勉強ばかりしてきた私にとって新鮮で、とても魅力的で面白いと感じました。季節は秋で受験まで日がなかったのですが、思い切って理系に進路変更して、医学部を受験することにしたのです。

―「音」に対する興味から耳鼻科を専攻されたそうですね。

英語の発音を明瞭に聞き取りたいという願望から、ラジオの音やテープレコーダーの音などが気になるようになり、より良い音を求めてさまざまなことを試みる中で徐々にオーディオの分野への興味が強くなってきました。高校時代は電気店を巡るのが趣味の一つになっていたくらいです。それから、医学部に入って耳鼻咽喉科の講義の中で音を感じる仕組みなどについて話を聞いた時、非常に興奮しました。「こういうことをずっと研究していければ面白いだろうな」と。そうして学生の頃から耳鼻咽喉科の研究室に出入りし、先輩の先生方にいろいろな話を聞いたり、自分の考えを聞いてもらったりしながら過ごしてきました。こうして自然に耳鼻咽喉科をめざすようになってきたわけです。

―補聴器の開発に取り組まれたそうですね。

大学病院時代、担当していた一つに難聴の外来がありました。そこではさまざまな難聴の検査をはじめ必要な方には補聴器を適合させることも行います。ある日、自分自身で補聴器の音を聞いてみると「なんとやかましい不明瞭な音なんだろう」と驚いたんです。オーディオ好き人間にはとても耐えられるものじゃなかったんです。いろいろ測定をしてみると、補聴器の音が元の音と比べて無残にも歪んでしまっていることがわかったので、オーディオの知識を駆使して音が歪まない補聴器を作ってみようという気持ちがわいてきたのです。そうしてできあがった試作品を患者さんに聞いてもらうと「これは随分はっきり聞こえる」と非常に好評だったんですよ。そこで、あるメーカーとタイアップして新型補聴器の開発に取り組んでいたのですが、そのメーカーが倒産ということになり、残念ながら製品化は夢と消えてしまいました。



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