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慢性痛も諦めない
スタッフと二人三脚で行うリハビリテーション

森整形外科リハビリクリニック

(守口市/土居駅)

最終更新日:2023/12/22

森整形外科リハビリクリニック 慢性痛も諦めない スタッフと二人三脚で行うリハビリテーション 森整形外科リハビリクリニック 慢性痛も諦めない スタッフと二人三脚で行うリハビリテーション
  • 保険診療

腰痛や膝痛、五十肩など体のどこかに痛みを抱えている人は多いだろう。だが、痛くても何とか生活できるからと我慢したり諦めたりしている人も少なくないのではないだろうか。痛みを抱えながらでは、生活の質が落ちるだけでなく、精神的な負担も大きくなってしまう。「森整形外科」の森裕展院長は「痛みを我慢して痛みが慢性化してしまう前に受診し、適切な治療を受けることが大事です」と話す。同院では、特にリハビリに注力しており、理学療法士や作業療法士など多くのスタッフが在籍。そんなリハビリスタッフは、患者一人ひとりの痛みに寄り添い、同じ目標に向かって患者と二人三脚でリハビリを進めている。今回は、多くの人が抱える痛みに対し、整形外科ならではのアプローチや患者自身が取り組むべきことなど、詳しく話を聞いた。

(取材日2023年4月14日)

痛みの緩和をめざすリハビリ。クリニックだけでなく自宅でも能動的に行える工夫を

Q慢性的な痛みとは? 放置した時のリスクはありますか?
A
森整形外科リハビリクリニック 痛みが慢性化する前に受診し、適切な治療を受けることが大事

▲痛みが慢性化する前に受診し、適切な治療を受けることが大事

一般的には3ヵ月以上続く痛みは慢性的な痛みと言われていますが、痛みが慢性化してしまうと、その後の治療に時間がかかり患者さんも大変です。できれば痛みが発症してから3週間以内にクリニックを受診し、治療を始めることで慢性的な痛みにつながらないようにすることが大事です。慢性化する痛みはいくつかパターンがありますが、よくあるのがぎっくり腰のように急性の痛みが起こった後、安静にして少し良くなったからと放置しているうちにまた痛みが強くなり、結果的に慢性化してしまうパターンです。特に、腰・肩・首は慢性化しやすいので、最初の段階で適切な治療をスタートすることで、痛みが慢性化してしまうことを防ぐことが重要です。

Qこちらではどのようなリハビリが受けられますか?
A
森整形外科リハビリクリニック 理学療法士や作業療法士が患者とマンツーマンでリハビリを実施

▲理学療法士や作業療法士が患者とマンツーマンでリハビリを実施

当院のリハビリは、基本的に理学療法士や作業療法士が患者さんとマンツーマンで行います。体を動かしながらアプローチする運動療法と心理面からアプローチする認知行動療法を組み合わせて行うなど、医学的エビデンスに基づいた方法で進めます。リハビリは、クリニックだけで行えば良いわけではなく、通院しない日をどう過ごすかで成果に大きな差が出やすくなります。ですから、当院ではSNSを使って、リハビリスタッフが実際に運動をしている動画を送り、それを見ながら家でも体を動かしてもらえるようにするなど、さまざまな工夫をしています。これは患者さんのモチベーションを高めることにもつながるのではないかと思っています。

Q痛みは精神面ともつながりが深いのですか?
A
森整形外科リハビリクリニック 一人ひとりに適したリハビリを提供できるように心がけている

▲一人ひとりに適したリハビリを提供できるように心がけている

慢性化してなかなか治らなくなった痛みの治療には、その患者さんがどのような痛みを抱えているかを知ることが重要です。痛みにはさまざまな種類がありますが、社会的要因や心理的要因で痛みが続く場合もあります。初めは急性期といって警告のような痛みですが、精神的な負担が大きくなることで痛みが増したり続いたりすることもあるのです。例えば、腰が痛いことが原因で仕事がうまくいかなくなると、精神的にもつらくなり、痛みが複雑化することも考えられます。医学的な見地から問診を行い、患者さんとの細かなやりとりの中から本当に困っていることに近づくことで、その患者さんに適したリハビリを提供することができるように心がけています。

Q痛みがある時、整形外科を受診するメリットを教えてください。
A
森整形外科リハビリクリニック 痛みの原因を見極め、適切な治療を行う

▲痛みの原因を見極め、適切な治療を行う

すごく腰が痛いと思っていたら実は腹部大動脈破裂だったというように、その痛みが命に関わるような病気の恐れもあります。ですから、整形外科では基本的に問診と検査をし、痛みの原因を見極めることで適切な治療を始められるように努めています。また、急性期の痛みには痛み止めの服用や注射などの選択肢もありますが、整形外科では、このように検査、投薬、注射、リハビリなどのさまざまな治療を組み合わせることができ、1+1が2以上の効果を作れるようめざせるんです。幅広い治療選択肢の中から、その患者さんのそのタイミングに適した治療を選択し提供できることが、整形外科を受診するメリットだと思います。

Qリハビリスッタフについて詳しくお聞かせください。
A
森整形外科リハビリクリニック 週に2回朝の勉強会を行い、スキル向上に努めている

▲週に2回朝の勉強会を行い、スキル向上に努めている

当院には理学療法士と作業療法士が合わせて12人在籍しています。患者さんに、3ヵ月後にはどうなりたいかという目標をお聞きしながら、それに基づいて治療計画書を作り、リハビリプログラムを組むようにしています。リハビリは薬と違い、スタッフと患者さんがパートナーとなり1つのゴールに向かって頑張ることが大事なんです。それにはやはりお互いの相性も大事だと思うので、3ヵ月くらい様子を見ながらペアリングを考えていきます。そして、スタッフのスキルが磨かれてこそ成果につながると考えていますから、週2回朝の勉強会を行ったり、外部から心理の先生に来ていただいたりして、スタッフ一同スキル向上に努めています。

ドクターからのメッセージ

森 裕展院長

整形外科は、子どもから高齢者まで患者さんの年齢層が幅広いです。人によって痛みの症状はさまざまですし、目標とするところも違うでしょう。ですからなるべく患者さんの意向に沿った治療法を提案できるようにしています。慢性的な痛みを抱えたまま放置している方も多いと思いますが、早めに受診して自分の今の状態を正しく知り、投薬やリハビリなど適切な治療を受けることで、痛みの少ない生活を取り戻すことをめざしましょう。また、当院では、痛みが出た時に患者さんが前向きに痛みと向き合うことができるよう、自宅でも能動的にリハビリができるようにさまざまなサポートをしています。心配事があればいつでも相談してください。

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