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成清 道博 院長の独自取材記事

なりきよ医院

(高槻市/富田駅)

最終更新日:2019/08/28

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高槻市にある「なりきよ医院」はJR摂津富田駅と阪急富田駅のどちらからも徒歩1分と交通至便。胃腸内科・外科・肛門外科を標榜し、地域住民の健康維持に努め、特定健診はもちろん、多岐にわたる検査・健診、在宅医療を行っているクリニックだ。「ちょっと調子が悪いから商店街に買い物に行くついでに行こうかな……といった感じで、ホームドクターとして活用してもらえたらいいなと思っています」と話してくれたのは成清道博(なりきよ・みちひろ)院長。大学病院や関連病院で消化器疾患や外科に従事してきた医師である。内視鏡やエコー、心電図と幅広い専門的な検査に対応しながらも、どこか気さくさが感じられる同医院。成清院長に、医療にかける想いやこだわりなど、往診で忙しい中で話を聞かせてもらった。
(取材日2017年12月13日)

命を落とさないためにも、気軽な気持ちで定期検診を

医院の特徴はどんなところでしょうか?

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特徴は、内視鏡検査や検診だけでなく、外科や肛門外科や循環器科と幅広い範囲を網羅し、それぞれの疾患に対して専門的な検査をしているところ、あとは在宅医療をしているところかなと思います。身体の中の入口から出口までといった感じで、消化器から肛門まで全般を見ています。僕は以前、大学病院や関連病院で働いていたのですが、大きな病院は立地的にも町中から外れますし、何よりも待ち時間が長くなりがちです。もちろん大掛かりな検査や手術など、大きな病院でなくては実現できないこともたくさんありますが、まずは地域の方が気軽に行けて、ちゃんとした検査や治療を受けられる場所をつくることが僕の目標です。また在宅医療で訪問した時も、患者さんやご家族には普段通りにしていただけたらとも思っています。ですからここは、町の病院の気さくさで、わかりやすく、温かい診療に努めるかかりつけ医だと思ってもらえたらうれしいですね。

特定健診にとどまらず、がん検診にも対応されているんですね。

勤務医時代に外科の医師としてがんの診断などもしていましたし、国立がんセンターでのがん研究にも携わっていたんです。ですから、その経験を生かしてがんの早期発見にも役立ちたいなと思っています。肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がんの検査を実施していますので、市からの受診票が届いた時に受診していただければ、70歳以上の方などは無料で受けていただけることもあります。早期に発見できれば、多くの人が命を落とさなくても済む確率は上がります。自覚症状がない時にこそ、検査をしてもらいたいなと思いますし、「何かおかしいな」と思うことがあったら、ためらわずに相談してもらいたいなと思いますね。

外科も標榜されていますが、具体的にはどんな患者さんがいらっしゃるんですか?

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僕自身は消化器外科に長くいたんですが、当院では消化器の手術とかそういうことではなく、基本は一般外科ということになります。けがをしたり、火傷をしたり、切ったりといった外傷に対応させていただいています。日常の中でちょっとしたけがって起こるじゃないですか。救急車を呼ぶほどの大けがというわけではないけれど、薬局で自分で薬を買って対処するのはちょっと心配なけがであったり、通院してきた時についでにご相談いただいたりといった感じです。それから夜中にけがで救急病院にかかったけれども、ケアのために通院するのが距離的に大変……と言った場合に来ていただいたりもしています。それから肛門外科として、痔の日帰り手術も行っています。

痔の症状が現れたら、一人で悩まずに早めの受診を

肛門外科を受診される方はどんな方が多いのですか?

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年代でいうとさまざまで、高齢の方だけでなく学生の方も多いです。多くの方が痛みや出血などの症状に悩んで悩んで病院を探して来てくださっています。肛門外科というと恥ずかしい気持ちから敬遠されることも多く、そのため我慢しすぎて症状がかなり悪化してから来院される方も多いんです。肛門や大腸の病気は早く見つけて早く治せば、ほとんどの場合は心配することはないですし、治療期間もそう長くはかかりません。診察も治療もそう怖いものではないんですよ。それから、痔の症状は男性だけでなく、女性の方にも現れます。妊娠や出産がきっかけになることもあります。恥ずかしいからと放置せずに、受診してもらえたらいいなと思います。

肛門外科の診察の際に、特別に気をつけていることはありますか?

患者さんがとても悩んできてくださる姿を見て思うんですが、やはりどこか恥ずかしいという気持ちをお持ちの方は多いと思います。ですから、患者さんが男性の場合、診察中は診察室に女性スタッフは出入りを控えてもらうようにしています。逆に女性の患者さんの場合は、必ず女性スタッフがいるようにしています。少しでも緊張や恥ずかしさを和らげリラックスして診察や治療を受けてもらえるように、デリケートな部分だからこその気遣いはしているつもりですね。それから、局所麻酔でできる範囲の手術に関しては、週に1回、土曜日の外来後にここで手術をしています。初診の当日というわけにはいきませんが、なるべく早く苦痛を取り除けるようにと考えています。

痔の治療法に関して、手術以外はどんな方法があるんですか?

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種類や場所にもよりますので、一概には言えないのですが、痔は生活習慣病といった側面があると思います。生活習慣はもちろん、食生活や排便習慣は痔の原因の一つになります。仕事の関係などで排便を我慢する癖をつけてしまうとか、過剰なストレス、冷え、仕事中の体制など、さまざまな要素が考えられます。ですから、薬などで症状を抑えながら、そういった習慣を改善していくことで症状が和らぎ治ることも多いです。患者さんの日常を注意深く聞き、また現在の状態を正確に把握することで、手術だけではない解決方法が見つかる場合もあります。そのためにも、恥ずかしがらずに現在の状態をありのままお話しいただけることが大切になってきますね。

何かのついでに立ち寄れる、そんな場所でありたい

先生が開業を決意した理由は何ですか?

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僕の理想は気軽にふらっと来てもらえる病院なんですよ。というのも、僕の父ががんで亡くなったんです。おそらく健診なんかも受けていなくて、がんがわかって亡くなるまでに3ヵ月くらいでした。それで「もっと気軽に健診を受けてもらえるような場所があれば、父みたいな人が少なくなるかもしれない」と思ったのが開業を決意した大きなきっかけの一つです。人って健康な時に、自分の体についての興味って持てないものだと思うんです。しかし、人がずっと健康でい続けるということはなかなか難しいです。「”何かのついで”が早期発見にもつながる」と僕は考えているので、買い物やお出かけのついでに、健診を受けに来てもらえる病院をつくりたいと思っています。

より健診を受けてもらうために、心がけていることはありますか?

こまめな声かけは一つですね。それから、自分の身体の状態をわかりやすく理解してもらうことです。そのことが自分の健康を自分で守ることにつながるんじゃないかなと思うんですよ。例えばここで検査をして、何かが見つかったとしますよね。そこで、大きな病院での検査や治療をお勧めする。けれど、その時の状態をきちんと理解してもらえなければ「わざわざ遠くまで検査に行くのはちょっと……」と放置してしまうことにもつながりかねません。放置されてしまうと、せっかく早期発見できても意味がないんです。お一人お一人に自覚的に健康を維持してもらうためにも、健診の前後、治療の前後、在宅医療で訪問した時にきちんと現状を理解してもらえるようにお話しするように心がけています。

今後の展望や目標を聞かせてください。

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検査に関しては専門の先生に来ていただいたりして、きちんとした検査を続けていく。そして、できるだけ苦痛の少ない検査をすることを心がけたいと思います。それから、病院という場所はちょっとしたことが喜びに変わり、ちょっとしたことがショックにつながる場所だと思うんです。そのことを忘れることなく、患者さんと笑顔の信頼関係を結べるように努力したいと思います。わからないこと、不安なことはなんでも聞けるような場所でありたいです。「どこに相談に行ったら良いかわからない」という時こそ、ホームドクターとして頼ってもらえるようになれたらなと思います。駅からも近いですので、何かのついでに自分や家族の健康を守るために、ふらっと立ち寄ってくれる人が一人でも増えるよう、頑張っていきたいです。

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