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乾 登史孝 院長の独自取材記事

いぬいクリニック

(大阪市平野区/出戸駅)

最終更新日:2021/10/12

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大阪メトロ谷町線の出戸駅、喜連瓜破駅より徒歩圏の、長居公園通沿いにある「いぬいクリニック」は、1990年に開業した脳神経外科、神経内科、内科、リハビリテーション科を標榜。CTやMRI、エコーなど数々の検査機器を備え、幅広い診療を行っている。2019年1月、約30年にわたり院長を務めた乾松司(いぬい・しょうじ)先生が理事長に、長男の乾登史孝(としたか)先生が院長にそれぞれ就任し、二診体制となった。2020年からは、リハビリテーションを拡充し、患者のニーズに応える体制を整えている。乾登史孝院長にクリニックの特徴や診療スタイルなど、じっくりと話を聞いた。

(取材日2020年12月11日)

脳神経だけでなく体全体を診るトータルヘルスケア実践

院長就任から2年を迎えました。病院勤務時代とはどのような違いを感じていますか。

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近畿大学医学部を卒業後、脳神経外科に入局しました。父と同じ専門となったのは、父に望まれたことではありませんが、父の影響は強かったと思います。病院勤務時代、脳神経外科では手術がメインですので、外来は週に2回程度。まずは検査し、手術するかしないかという、脳神経を診ることに特化していたので、患者さんの全身を診たり、聴診器を当てたりすることもあまりありませんでした。2019年から当院で、外来診療を中心に理事長と二診制で診療していますが、「この患者さんの一助となれるか」という気持ちは同じです。患者さんの病気だけでなく、生活やご家族のことなど全体を見渡して、診療を行っています。

どのような患者さんが来られていますか。

日本脳神経外科学会の脳神経外科専門医が2人いるということで、近隣にお住まいの方の脳神経疾患の治療、手術後や、認知症の患者さんをはじめ、脳ドッグを受けられる方は近畿圏から来られる方もおられます。私が勤務医時代に手術させて頂いた患者さんはもとより、理事長である父が30年以上前に手術した方も来院されていますよ。また、高齢の方や身体障害をお持ちの方が、リハビリテーションのために来院されることも多いですね。

このクリニックの特徴をお聞かせください。

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まずは、理事長と私の、脳神経外科専門医による二診体制を敷いているところです。そして、MRI、CT、超音波(エコー)検査、脳波など検査機器の導入にも力を入れています。脳神経疾患のサインは頭痛だけでなく、睡眠の質の低下、平衡感覚、しびれ、めまいなどさまざまな症状があります。私どもで対応できないとなれば、病院と連携を取り専門施設を紹介をいたします。また、全身を診るプライマリケア、トータルヘルスケアを行っており、専門としている脳神経だけでなく、お体のどの部分でも気になることがあれば、些細なことでもすぐ相談いただきたいですね。皆さんに寄り添ってともに対処法を時間が許す限り考えていければと思っています。あとは、多彩なリハビリテーション治療を実施していることが挙げられると思います。

脳神経だけでなく、地域のかかりつけ医として全身を診ているのですね。

病気は全部どこかつながっているんです。生活習慣病から認知機能低下につながることもあるという医学的根拠も確立しています。ですので、全身を診ることは何より大切なんです。全身疾患は当然ながら、フレイルやサルコペニアの方、疾患の予防も含め、生活のバランスを考えた、ご自宅から出かけられなくなった方のリハビリテーションまで幅広く提供できるよう努めています。少しでも困っていることがあれば、まずはお話を聞きますよ、というスタンスで診療しています。

理学療法士が中心となるリハビリテーションを拡充

リハビリテーションにたいへん力を入れられていると伺いました。

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理事長がクリニックを開設してからずっと地域医療や認知症予防に力を入れてきました。フレイルは認知機能低下、そして認知症へとつながっていく可能性があります。認知症の方は社会的に孤立する時間が長くなり、社会的孤立の方は生活習慣病リスクが高く、病気が管理されていない状態に陥ることも。すべてがつながる悪循環なんですよね。この地域は独居の方も少なくなく、周囲から孤立しておられる患者さんもいらっしゃいます。どこかに悪いところがあるから通院する、治療しているではなく、生活の一つの習慣として通院する、ということも大事です。短時間でも通院して体を動かす。それは些細なことかもしれませんが、少しでも患者さんの生活を豊かにできればと思っています。自宅でテレビを見て、ぼーっとしているだけ、寝込んでしまうようなことにならないよう、まずは活動すること。リハビリテーションが本当に必要かどうか見極めるのも医師の仕事です。

2階と3階にリハビリ施設がありますね。どのようなことが行われていますか。

当院には、理学療法士、柔道整復師、あんまマッサージ師、鍼灸師が勤務しています。2階は痛みを和らげることが目的で、電気治療、牽引治療を中心とした機械を介した疼痛緩和がメインとなっています。3階では、理学療法士とともに筋力強化、ストレッチ、歩行練習、バランス練習、マシンを使ったトレーニング等やストレッチなどが行われます。また、訪問リハビリテーションも専任の理学療法士により行われています。リハビリルームに理学療法士がいることで、手術や治療後の方、検査結果的に病気ではないが、活動性が落ちている方などへ、運動機能、認知機能を維持するために、「リハビリに通われてはどうですか」と提案できるようになったことは大きいです。全身を診るかかりつけのクリニックとして、提供できる幅が広がり、心強いです。

患者さんが希望する施術を受けられるようにもしているそうですね。

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保険診療内のリハビリは短時間で物足りないという声が多かったため、昨春から「ハビリス・いぬい」として、自費のリハビリやパーソナルトレーニングなどに対応しています。理学療法士とマンツーマンのトレーニングをしたり、マッサージや鍼灸師の施術など、お一人お一人のご要望に合わせてご提供しています。施術時間も最大で40分間可能となっております。また、定期的にヨガ教室も実施していますよ。今後、疾病予防のためのトレーニングなどをもっと広めていきたいと考えています。

会話を通じ患者一人ひとりに合った治療の提案を

院長が患者さんと接する際に心がけていることはありますか。

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オーダーメイドな治療です。患者さんのキャラクター、バックグラウンドなど、すべてを気をつけて診て、お一人お一人、診療時の雰囲気、心持ちなどをできるだけ察知するように心がけています。よく通院される患者さんであれば気さくに世間話をしながらも、何か変化はないか、把握するよう努めていますし、緊張されている患者さんには丁寧に、時には元気よくコミュニケーションをとっていますよ。会話を通じて、患者さんが言い出せないことも、聞き出していけるように努めています。

クリニックとリハビリルーム、多くのスタッフがいらっしゃいますね。

非常勤スタッフを合わせると50人ほどになります。「患者さんファースト」のポリシーは全員共有していますが、スタッフがメンタル的にもフィジカル的にも健康、元気でないと、それは実践できないんですね。なので、「スタッフファースト」という面も大切にしています。1対1でスタッフとの面談を行っていますし、常時、些細なことでも問題提起をしてほしいとスタッフに伝えています。多くの患者さんが訪れる中、スタッフ全員、患者さんを第一に考え、本当に尽力してくれています。

来院を考えている方、そのご家族にメッセージをいただけますか。

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健康相談、不安、不調。どんな些細なことでも構いません。力になれないこともあるかもしれませんが、お体のこと、困ったことがあれば、なんでもお話を伺います。また、昨夏から感染症予防対策と待ち時間軽減のため、午後の診察時間を延長し、来院の分散化を図っています。スタッフには負担をかけてしまっている面があるのですが、ソーシャルディスタンスを保ち待ち時間を軽減するために、続けていきたいと考えています。幅広い検査、診療、リハビリテーションに対応していますので、患者さんご自身だけでなく、ご家族の方でも、気になることがあればご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

◆シンプル脳ドックコース(頭部MRI/MRA・頚部MRA)/1万5000円
◆フル脳ドックコース(頭部MRI/MRA・頚部MRA・頸動脈エコー・心電図・血液検査)/2万5000円
◆自費リハビリ/20分2500円

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