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高木 宏己 院長の独自取材記事

高木医院

(大阪市鶴見区/今福鶴見駅)

最終更新日:2020/03/31

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大阪市鶴見区、花博通沿いにある「高木医院」。開院から20年以上が経過しているが、院内は丁寧に整頓されており、とても清潔な印象だ。「特別なクリニックじゃないから、語れるほどのことは何もないんだけど」と少し照れながら登場したのは高木宏己院長。東大阪病院などで外科の医師としての経験を積み、1998年に開院。以後は地域のかかりつけ医として多くの患者に接しているベテラン医師だ。地域のかかりつけ医として幅広い診療を日々行いながら、訪問診療にも自転車で訪ねて行くという高木院長は、入局した医局が特にハードな外科医局であり「大変なことに挑戦しよう」という理由で選んだというパワフルな医師。穏やかな語り口調と内に秘めたパワーのバランスが心地良い高木院長に、いろいろと話を聞いた。
(取材日2019年6月11日)

どんな時でも、筋の通った治療を

開院に至った経緯を教えてください。

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近畿大学医学部を卒業して18年はがん免疫の研究、麻酔、救命救急とともに外科の医師として多くの手術に携わってきました。当時の外科はとても忙しく、自分で麻酔をして、開腹手術をして、術後管理もするような時代でした。夜中に呼び出されて緊急手術をすることも多々あり、体力がなくてはとても務まりませんでした。自分は体力に自信があり「大変なことにこそチャレンジしよう!」と考えて外科の医師になったのですが、年齢を重ねていけば当然、体力的な不安が出てきます。そこで、自分が自信を持って執刀できなくなる前に、外科の医師として手術をするのではなく、次のステップに進むべきだと考えて開院を決意しました。

どのような患者さんがいらっしゃっているのですか?

交通の便利が良い場所ではありませんので、近隣にお住まいの方がほとんどです。検診や予防接種、生活習慣病の管理のためにいらっしゃる方、感染症やケガ、やけどなど大がかりでない外科の治療の方……と、いわゆるかかりつけ医としての診療を希望される方がいらっしゃってくださいますね。患者さんは高齢の方が多いので、腰痛や肩こりを訴えてこられる方も多く、各種リハビリテーション機器も取りそろえておりますので、リハビリに通ってくださる方もいらっしゃいます。1998年にこちらに開業したのですが、そこから変わらずに通ってくださってる方も多くいらっしゃいます。中には、お引越しをされたのに遠方から来てくださる方もいて、すごくありがたく思っています。

先生が治療に際して大事にしていることは何ですか?

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医療というのは日進月歩ですので、治療方法はどんどん変わっていきます。実際に、医学が進歩し、外科的処置しか方法がなかった病気が内科的処置で治療をすることが可能になるなど、自分が医師になった頃から比べると考えられないようなこともできるようになりました。しかし、いくら時代が変わっても、いくら治療方法が変わっても、変わらないものはあります。また、変えてはいけない部分は確実にあります。そういった部分を決しておろそかにしたり、理由のないことをしたりしない、どんな時でも筋の通った治療をすることを大事にしています。それができなければ、患者さんとの信頼関係はつくれないと考えているからです。

これまでの経験を生かし、患者の不安を軽減したい

外科の医師としての18年が、診療に役立っていると思うことはありますか?

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とにかく、先ほどもお話ししたように、自分たちの時代は手術の数が多かったんですよ。今の時代なら薬で対処できることでも、当時は手術しか対処方法がなかった。だから、本当にたくさんの手術を経験しましたし、多くの方々の術後管理も担当させていただきました。時代が変わり、内視鏡での手術が主流になったり、薬での治療ができるようになったりと変化はありますが、肉眼で病巣を見てきたことは患者さんにアドバイスをする上でも役に立っているんじゃないかなと思います。患者さんは病気に対して不安な気持ちをお持ちですので、その気持ちをほぐすために自分の経験をお話しすることもできますし、そういう時には外科の医師としての経験が役立っているなと感じます。

訪問診療にも積極的に出かけていらっしゃるのですね。

社会としてはもちろんですが、当院の患者さんも高齢化していますから、必要に応じて出かけています。特別なチームがあるわけではなく、私が自転車で訪問しているんです。基本的には、当院に通ってくださっていた患者さんが、何らかの事情で来院できなくなった場合に対応しておりますので、患者さんとは顔見知りです。ご本人はもちろん、ご家族ともどもお付き合いがある場合が多いですし、これまでの診療の中で培ってきた関係もあります。自宅での療養に不安な気持ちをお持ちの方も多いので、私が行くことで、患者さんにもご家族にも、安心して在宅での生活を送っていただける手助けになればと思っています。

訪問診療で大事にしていることは何でしょうか?

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必要にされていることを的確に行うことです。年齢やご本人の希望、ご家族の希望、いろいろとあると思います。それを丁寧に聞き取り、できることは何かを丁寧に考え、筋の通った治療をする。訪問診療はご自宅に伺いますので、クリニックのような設備が整っているわけではありませんが、やらなくてはいけないことの基本は変わりません。訪問だから、病院だからとやり方を変えるのではなく、筋道を立てて丁寧な診療をするという意味では変わらないですね。ただ、私が訪問してるということは、患者さんは何らかの理由で外出ができない状態にあるということです。そこに行くわけですから、私自身はできるだけ元気に対応することを心がけ、患者さんやご家族に少しでも元気になってもらえるようにとは思っています。

来てくれた患者と向き合い、心のこもった診療を

かかりつけ医を見つけたいと思う時、何を基準に選べばよいでしょうか?

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一つは近いことですよね。かかりつけ医を持つ一番のメリットは、気軽であるということだと思いますので、通院に時間がかからない場所が良いと思います。そして、次に何でも相談できるということじゃないでしょうか。日々の不調を相談できなくてはいけませんので、気軽に何でも聞けることは大切ですよね。ひとくちに医師と言ってもさまざまな考え、さまざまな性格の先生がいらっしゃいます。最終的には人と人との相性というか、「この人がいいな」という人に出会えたらいいんじゃないかなと思いますね。

先生がめざしているのはどんなクリニックですか?

とにかく、私は自分のクリニックを敷居が高い場所にしたくないと思っています。便利な場所にあるわけではないですし、当院の場合、通りがかりにふらりと立ち寄るようなことはあまりないと思うんです。ということは、患者さんたちはわざわざ受診に来てくれている。そんな人たちが遠慮しなくてはいけないような環境は嫌だなと思いますね。だから、患者さんとはざっくばらんに何でも話せるような関係をつくっていきたいと思っています。小さな疑問や不安も気軽に話してもらえるのが理想です。クリニックに行くのが気が進まなくなれば、その分健康にも影響が出るでしょう。だから、来てくれる人にとって気軽に受診できるクリニックが理想です。

それでは最後に、先生から読者へメッセージをお願いします。

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特に他にない治療をしているわけではありませんので、大げさなことを言うことはできないのですが(笑)、来てくださった患者さんとは丁寧に向き合い、心を込めた診療をしたいと思っています。理由のない、医師として筋の通らないことは決していたしません。また、ご来院の際はどんな些細なことでも気軽に話してくださって結構です。不安なこと、セカンドオピニオン、何でも大歓迎ですよ。皆さんの健康維持のために少しでもお役に立てれば、自分がここに開院したかいもあるというものです。自分が医師になってから得た経験を皆さんに還元できるよう、これからも努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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