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岡村 靖久 院長の独自取材記事

岡村医院 腎・泌尿器科クリニック

(長岡京市/西向日駅)

最終更新日:2022/06/20

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阪急京都本線・西向日駅から車で6分、15台分の駐車場を有し、送迎バスも運行するなどアクセス便利な「岡村医院 腎・泌尿器科クリニック」。日本専門医機構泌尿器科専門医の資格を持つ岡村靖久院長は、尿管結石や膀胱がんの内視鏡手術、レーザー治療器を用いた前立腺肥大症の手術を導入するなど、泌尿器科領域の中でもより専門性を特化させ、送迎システムや気恥ずかしさを和らげる十分な待合スペースづくり、素早く適切な診断、スタッフ教育などに取り組み、患者の“通いやすさ”を追求している。「すべては患者さんのため」と地域への貢献に重きを置く岡村院長に、クリニックの診療の特色や、現在注力しているCVPや男性更年期症状の診療、今後の展望など幅広く話を聞いた。

(取材日2022年5月17日)

泌尿器疾患に特化した、手術・入院設備も有す専門医院

こちらのクリニックではどのような治療を行っていますか?

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頻尿・排尿困難・尿失禁などの排尿障害をはじめ、前立腺がんの検査、夜尿症の相談など泌尿器疾患全般について扱っています。また糖尿病などに伴う腎不全疾患治療も行っており、透析治療を専門とする分院も開設しています。本院は泌尿器科・腎臓内科、分院は人工透析と、専門性は異なりますが、高齢化に伴い複数の診療科にかかる患者さんも増えていることから、治療がスムーズに進むよう時には連携しながら医療を提供しているのが特色です。透析が必要か否かを診断する腎臓内科診療は当院で行いますので、まずは当院へお越しください。現在力を入れているのは、前立腺肥大症の低侵襲手術であるCVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)、男性の更年期症状に対する診療です。

手術や入院設備も整っているそうですね。

手術が必要な方を大きな病院へ託すとなると、通院時間や手術までの期間など患者さんの負担が増えてしまいます。当院は入院可能な有床診療所であり、また私が病院勤務時代に数多くの手術を行ってきたため、その環境と経験を生かして患者さんがより安心して通えるクリニックにしたいと考えたんです。当院継承後は正確な診断につなげるための先進機器や大規模病院と同程度の規模の手術室を導入し、現在は尿管結石のレーザー内視鏡手術や膀胱がんの経尿道的内視鏡手術なども行っています。手術件数も年々増えており、地域に貢献できているという手応えを感じています。ご高齢の方を中心に「できるだけ地元で」という声は多く、私もこの町に愛着があるからその気持ちに応えたい。これからもご希望に沿った治療を提供できるよう努めていきたいですね。

患者さんの送迎も行っているそうですね。

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長岡京方面コースと洛西方面コースの計2ルートを巡回する無料送迎バスを運行しており、今後は運行本数の増加や新コース増設も予定しています。もともと透析の患者さんのみのサービスで、泌尿器科などの外来の患者さんの送迎は行っていませんでしたが、私の長男の「外来の送迎もしたらいいのに」という一言で導入を決めました。運転免許証を返納したから助かっているという声も多く、もっと早くから取り入れていれば良かったと思っています。これからも患者さんや第三者の声に耳を傾け、より柔軟に対応できるクリニックにしていければと考えています。

前立腺肥大症の低侵襲手術、男性更年期症状治療に注力

注力しているという前立腺肥大症治療のCVPについて教えてください。

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従来の前立腺肥大症の手術は電気メスを用いて前立腺を削るものが主流でしたが、手術時間もかかる上、術中・術後の多量の出血や血尿のほか、排尿のための管を1週間ほど入れるため入院期間も長くなるなど、患者さんにとってリスクの高いものでした。一方、レーザー治療機器を用いるCVPは、術中・術後の出血が最低限に抑えていける低侵襲の手術だと思います。排尿のための管の留置期間は2~3日ほどで、そのぶん入院日数も短縮されるなど、患者さんにとってもメリットの大きい、前立腺肥大症の新しい治療法として力を入れています。このCVPは、関西圏はもとより全国的に見ても実施している医療機関はまだ少ないようです。

どんな方が対象なのでしょうか。

前立腺肥大症で投薬治療を受けている、ご自身で尿道に管を入れて排尿する「自己導尿」をしているなど「日常生活で困っている方」にご提案させていただく手術です。尿が出ないというのは苦痛や不安を感じますし、外出や旅行もままなりません。また自己導尿されている方は1日複数回、ご自身で尿の破棄をする必要があるなど負担が大きく、管の持ち運びなどの手間もあります。手術後も服薬を続ける必要がある患者さんもいらっしゃいますが、長時間の運転に対する不安が軽減される、管なしでの排尿を実感できるなどのメリットが期待でき、多くの方にとって満足度の高い手術になるのではないかと考えています。

男性の更年期症状についても詳しく教えてください。

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40代から60代の働き盛りの男性が、自律神経の乱れや男性ホルモンであるテストステロンの減少などによる更年期症状を訴えて受診するケースが増えています。症状は広く知られる女性の更年期障害と同様に、顔のほてりや発汗、メンタル不調、仕事に対する意欲の低下などがあり、男性特有のものとしては性欲の減退などがあります。仕事や家庭でのストレスも原因の一つであり、新型コロナウイルス流行下においてはさらに患者さんの増加、症状の悪化が出てくるのではないかと考えています。今までずっと症状があっても「どこを受診したらいいかわからない」と放置し悪化してしまった方も少なくありません。男性の更年期症状の治療は難しいものですが、まずはしっかりと時間をかけてお話をお聞きしたり、場合によってはテストステロンの補充療法を行ったりして、一歩一歩じっくりと症状の改善をめざしていきます。

終末期まで対応。地域の中核専門医院として地元に貢献

現在はどのような診療体制でいらっしゃいますか?

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長年一緒に働いてきた丹後中央病院の福井勝一医師をはじめ、京都大学から数人の先生方に来ていただき、診療を行っています。福井医師も日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の資格を持っていますので、泌尿器に関するお悩みはなんでもご相談ください。スタッフ一人ひとりにいつも私が伝えていることは、「安全」かどうかということ。手術でも外来診療でも、準備でも後片づけでも、一日を終えた時に「安全第一」であったかどうかを振り返り、患者さんの安心につなげていってほしいと伝えています。それが何より患者さんの命を守る私たちの務めだと思っています。

今後の展望について教えてください。

ご自宅や介護施設などで療養中のがん末期の患者さんの中には、痛みのコントロールなど医療行為が必要となって入院先を探しても、受け入れてくれる医療機関がなかなか見つからないことがあります。当院は入院設備のある有床診療所であり、これまでもそうした患者さんを受け入れてきましたが、今後はさらに受け入れ数を増やしていきたいですね。この地域にお住まいの泌尿器科系のがん末期の方々が最期まで安心してお過ごしいただけるよう、地域における受け皿となれたらと考えています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

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泌尿器科は敷居が高く治療に行きづらい科だといわれますが、中には重大な病気が隠れている人がいるかもしれません。環境を整えれば恥ずかしさから躊躇していた方も、クリニックに行くことをためらわなくなるのではないかと考えました。例えば、送迎システムや心和らぐような空間づくり、適切で素早い診断、治療につなげるための先進機器の導入、スタッフ教育ほか、男性と女性が待合室など同じ空間にいても気まずくないよう十分な広さを取るなどの配慮もしています。誰もが来院しやすい、最先端の医療の提供をめざす専門性の高い地域の中核クリニックとして、地元の皆さまに貢献していきたいと考えています。

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