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清水 導臣 院長の独自取材記事

清水医院

(京都市右京区/山ノ内駅)

最終更新日:2022/04/25

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京福電鉄嵐山本線の山ノ内駅から徒歩1分の所にある「清水医院」。院長の清水導臣先生は、14年間、救命救急センターなどでさまざまな重症患者の治療にあたってきた。その中で、患者とじっくり向き合いながら、病気の早期発見・早期治療に努めたり、終末期医療について患者と一緒に考えたりしたいと思い、2021年に同院の院長に就任。多種多様な患者を受け入れてきた経験を生かし、従来から診療している整形外科とリハビリテーション科に加えて、内科やその他どのような症状にでも対応している。「丁寧な説明が、患者さんとの信頼関係をつくることにつながると思っています」と話す清水院長に、診療ポリシーや今後の展望などを聞いた。

(取材日2022年4月13日)

診療科にこだわらず、困ったら何でも相談してほしい

勤務医から開業医になろうと思ったきっかけは何でしょうか。

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病院で重篤な患者さんを診療する中で、地域医療の重要性を感じたことがきっかけです。心筋梗塞や脳卒中を引き起こした患者さんを診ると、重症化してから治療をするのではなく、そうならないための医療の必要性を感じることがありました。救急で運び込まれてきた終末期の患者さんに、これからどんなふうに過ごしたいのか、どんな治療を望むのかなどをお聞きした時には「今までかかりつけ医から、そんな話はされたことがなかった」と驚かれたこともありましたね。ですから、父が以前院長を務めて地域に根づいている当院で、薬の処方だけではない、長期的に患者さんの生活面まで考えて話をする医療を実現したいと思いました。患者さんと深く関わりながら、病気を早期に発見し治療につなげたり、終末期の過ごし方を患者さんやご家族と一緒に考えたりしたいと思っています。

病院勤務時代は、どのような患者さんを診ていましたか。

診療科にこだわらず、多種多様な重篤の患者さんを診ていました。外傷系では、交通事故に遭って意識不明や瀕死の状態のほか、全身骨折や腹部の臓器損傷、出血多量の人などの治療に携わっていましたね。内科系では、急性膵炎や急性肝炎など緊急手術が必要な人や、生命維持が自分の力ではできないため、人工呼吸器や緊急透析などに頼らざるを得ない人が多かったです。ドラマなどの影響で、救命救急センターに運び込まれてくる患者さんは、重症外傷が多いイメージかもしれませんが、実際は全体の6~7割が内科系の病気なんですよ。

こちらのクリニックの特徴は何でしょうか。どのような患者さんが来られますか。

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風邪から生活習慣病、切り傷、骨折、皮膚トラブルまで、幅広い症状に対応していることが特徴です。これまで、さまざまな患者さんの治療にあたってきましたから「体のことで何か困っている」「どの診療科を受診すればいいのかわからない」というようなときは、何でもご相談いただければと思います。また、患者さんの容体急変にもたくさん立ち会ってきた経験上、症状の悪化や重篤な病気のサインを感知する嗅覚は鋭いほうだと思っています。専門的な治療が必要かどうかをしっかりと見極め、適切な医療機関を紹介していますのでご安心ください。現在、近隣住民を中心に、子どもから高齢者まで幅広い年代の人に来ていただいていますよ。症状は、発熱などの突発的なものから、生活習慣病、リハビリテーションまで、患者さんによってさまざまですね。

患者と対等な立場で、一緒に治療をしていくことが理念

診療ポリシーは何でしょうか。

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患者さんと対等な立場で、一緒に治療をしていくことが当院の理念です。医師の独りよがりではなく、患者さんがきちんと理解し、納得した上で治療を進めることを大切にしています。ですから、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。例えば、検査が必要な場合は、その理由や検査を受けなかったときのデメリットなどを説明するほか、話した内容について、患者さんの理解が得られているかどうかもきちんと確認しますね。「医師に言われたから、仕方なく検査を受ける」のではなく、「必要性を理解した上で、納得して受ける」という状態に少しでも近づけたいんです。そうすることが、患者さんとの信頼関係をつくることにつながると思っていますから。

患者さんが来院しやすいように、取り組んでいることはありますか。

ウェブ予約を導入するなどして、待ち時間を短縮できるよう努めています。ウェブ問診もそのうちの一つですね。特に発熱の場合は、問診内容が決まっているので、来院前にウェブ問診で質問に答えてもらえれば、スピーディーに診察ができます。他には、スタッフが患者さんと気軽に世間話をすることでしょうか。一人暮らしの高齢の患者さんもいますからね。そういう患者さんが、ここに話をしに来るだけでもいいと思うんですよ。将来、当院が、そういった人が集う場になるのもいいなと思い、待合室をカフェのようにデザインしたんです。SNSを活用した情報発信なども行っていきたいですね。

患者さんとの印象的なエピソードはありますか。

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救命救急センターに勤務していた時に、交通事故で運び込まれてきた、ある患者さんのことが印象に残っています。車が大破するくらいの大事故に遭って、とてもひどい状態だったんです。治療は困難を極めましたが、われわれも患者さんも粘り強く続けました。いろんな部位を、合計6回も手術したんですよ。そんな患者さんが最終的に退院し、その後、わざわざお礼の手紙を持ってきてくれたんです。救命救急センターの医師が患者さんと接するのは初療のときだけで、入院後は関わることがないんです。だから、余計にうれしかったですね。医師をしていて本当に良かったと思いました。

右京区全体で頼られるようなクリニックをめざしたい

医師を志したきっかけは何ですか。

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祖父と父が医師だったので、医療が身近にあったことがきっかけでした。でも、小さい頃はサッカーが好きで、スポーツ業界への憧れも少しありました。ただ、サッカー観戦中も、医療スタッフに目がいきやすいんです。けがをした選手を素早く処置する医師を見て「何かあったときに、迅速に対処できる職業はいいな」と感じましたね。救急科を選んだのは、研修中にさまざまな診療科を経験する中で、最も自分の性格に合っていると感じたから。投薬をして1ヵ月後に経過がわかるような分野とは違い、救命救急は一刻を争うので、自分が施した治療が良くも悪くも結果にすぐに結びつくんです。そこにやりがいを感じましたね。

趣味や休日の過ごし方を教えてください。

最近はあまりできていないのですが、以前は、サッカーやフットサルのほか、冬はスノーボード、夏は琵琶湖でマリンスポーツなどをしていました。体を動かすのが好きなんです。かといって、ランニングなどはしませんが。一人よりも、趣味の合う仲間と一緒にスポーツをしながら、いろんなことを話せるのが面白いのかもしれません。趣味はもちろんですが、仕事も楽しくできるよう心がけています。気持ち良く働けるよう職場環境を整えたり、仕事のモチベーションが上がる何かを作ったりしながら、取り組んでいます。

今後の展望をお聞かせください。

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何か気になることがあれば当院に相談しようかなと、山ノ内地区だけではなく、右京区全体の人にも思ってもらえるようなクリニックをめざしたいです。そのためには、より良い診療を行うのはもちろんのこと、それ以外の面でも来院しやすい環境をつくっていきたいと思っています。将来的には、待合室で、予防医学などをテーマにした、誰でも気軽に参加できる健康講座を開くことなどを考えているんですよ。毎年、変化し続けるクリニックでありたいですね。プラスもマイナスの変化も柔軟に受け止めながら、成熟していきたいと思っています。今後、当院がどんな新しいことをしていくのかが楽しみだと皆さんに思ってもらえるように、頑張ります。

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