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大西 用子 先生の独自取材記事

産科・婦人科 松本クリニック

(京都市下京区/五条駅)

最終更新日:2021/10/12

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京都市下京区にある「産科・婦人科 松本クリニック」のモットーは、女性を生涯にわたってサポートすること。女性医師や助産師がさまざまな体の不調や悩みに答えることはもちろん、出産前後の食事や環境の準備など細部にも目を配る、こまやかな診療を行っている。クリニックには松本央(まつもと・ひさし)院長、松本文絵副院長、大西用子医長の3人の医師が在籍。常に2人の医師が待機する2診制を採用し、患者の待ち時間の短縮にも努めている。「女性の体は人生のステージに合わせてさまざまな変化が起こります。その変化をサポートして、より楽しく日々を過ごしてほしい」と穏やかに話すのは医長の大西先生。クリニックの診療の特徴や、産婦人科医師として大切にしていることなど、たっぷりと語ってもらった。

(取材日2020年4月20日)

アットホームな雰囲気で幅広い年代を受け入れる

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

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まずはアットホームであること。そして女性医師が常駐していることです。産婦人科クリニックには、明確に「病気」だと言える症状がある方ばかりではなく、さまざまな悩みや心配事を抱えた人が訪れます。人には話しづらいこと、恥ずかしいなと感じるような場合もあるかもしれません。だからこそ「気軽に足を運べるような雰囲気」であることがとても重要だと考えています。当院は分娩も扱ってはいますが、大きな病院に比べれば小規模な施設です。なので、このサイズ感だからこそできる、患者さんそれぞれのニーズに合わせた対応を大切に日々の診療を行っています。

患者さんのニーズに応えるために工夫していることはありますか?

一つは受付に相談窓口を設けていることです。この相談窓口では、私や看護師が患者さんの悩みを直接伺います。診察室に入ることはありませんので内診は行いません。小さなお子さんから高齢の女性まで幅広く相談をいただきますが、中でも15歳頃の思春期の女の子の心と体の悩みをとても大切に考えております。思春期特有の悩みにも丁寧に向き合っていますので、なんでも相談してくださいね。また、 二つ目に産後ケアとしてのショートステイやデイケアにも取り組んでいます。これは、定期の入院期間では不十分な方にご活用いただいており、京都市の「スマイルママ・ホッと事業」に先駆けて当院独自で行ってきました。他にも、産後のメンタルヘルスケアも特に重視し、患者さんだけでなく、そのご家族へのアドバイスもさせていただいております。「患者さんが求めているものは何だろう?」ということを第一に考え、患者さんと丁寧に向き合う診療を心がけています。

現在はどのような患者さんがいらしているのですか?

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女性医師が在籍しているという点が安心感につながっているようで、小さなお子さんから高齢の方まで、幅広い年齢の女性にご来院いただいています。産婦人科というと「若い女性が行くところ」というイメージがあるのか、時々「私なんかが来てもいいの?」とおっしゃる方がいますが、どんな年齢の方でも来ていただいていいんです。お子さんの場合はケガや発疹などが心配でということもありますし、閉経後であっても、ホルモンバランスが変わることで起きる疾患はたくさんあります。女性の自分の体に向き合うのは、どの年齢でも大切なことです。臆することなく、産婦人科に足を運び、年代に合わせて変化する自分の体と上手にお付き合いしてもらいたいと思います。

出産という舞台に向かう妊産婦を徹底サポート

出産のサポートも手厚くされているのですね

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私たち産婦人科の医師が他の診療科の医師と違うのは「出産」に携われるところだと思います。「命」が誕生する瞬間に立ち会えるということは、まさに産婦人科医師の特権。何度立ち会っても感動しますし、体の底から湧き上がるような喜びがあります。最初は外科医師を志した私ですら、この瞬間にはいつも「やっぱり産婦人科を選んで良かったな」と思います(笑)。ただし、その喜びの瞬間を無事迎えるまで、妊婦さんはさまざまな疑問や不安を乗り越えなくてはなりません。そこで、当院では妊娠中から出産後まで、手厚いサポートができる体制を整えています。

具体的にはどのようなサポートが受けられるのですか?

まずは、出産に関することを学べるマザーズクラス、出産が間近になると助産師による個別サポートを受けていただき、安心して出産の瞬間を迎えられるように準備します。当院では立ち会い出産をご希望の場合、立ち会えるのはご家族だけに限りません。親戚でもお友達でもご希望があれば対応いたします。喜びの瞬間を多くの人で迎えたいという場合には、遠慮なくご相談くださいね。また、産後家に帰ってからのサポート体制が整っているかなども確認し、私たちにできることをお手伝いさせていただきます。副院長も出産子育て経験者ですし、私は3人の子どもの母で高齢出産も経験しています。不安なことはなんでも聞いてください。

出産経験者がサポートしてくれると妊婦さんも心強いでしょうね。

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私は産婦人科医師は「出産」という舞台のプロデューサーだと考えています。主演女優は妊婦さんです。女優をサポートするマネジャーやメイクさん、スタイリストさんがいるように、ここでは助産師や看護師がサポートします。妊婦さんは主演女優なわけですから、多少のわがままは許されるんですよ。大きな舞台を終えたらおいしい食事がしたいのは当然なので、当院の食事は見た目にも美しくおいしいと思いますよ。また、疲れた心と体をケアしていただけるようアフターヨガやフットマッサージも提供しています。兄弟がいる場合は、子連れでの入院も可能です。出産は人生の中でも記憶に残る大舞台。その舞台が成功に終わるよう、私たちプロデューサーが動くのは当然のこと。力を合わせて、素敵な舞台にしていきましょう。

女性の生涯を通してサポートしていきたい

年齢を重ねた女性たちの悩みに関してはいかがですか?

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更年期と呼ばれる時期に差しかかった女性たちに伝えたいのは「無理をしないで」ということです。更年期の症状は生理痛やPMS(月経前症候群)と同じで、人によって実にさまざまなんです。「母はこうだったから」「友達はこうだから」と人と比較し、自分の体調不良を「甘え」のように思ってしまう方も少なくないのですが、とんでもないことです。人それぞれなのだから、人と違って当然なんです。人生、時には我慢も必要ですが、必要以上に我慢することはありません。日常生活を快適に過ごすためにお薬や漢方薬は役立ちますし、サプリメントを上手に使うのも一つの方法です。年齢を重ねても健康でいるための下地づくりにもなります。どうぞ気軽に相談してください。

少子高齢化の時代、こちらのクリニックが果たす役目についてどのように考えていますか?

時代が移り変わり、出産する人の数は少なくなっているのが現状です。でも、だからこそ私たちは「妊娠して良かった」「子どもを産んで良かった」と喜んでもらえるような出産をサポートしたいし、核家族化や近隣のつながりが薄い時代の中で、迷うことなく子育てに向かえるような道しるべでありたいと思います。また、うまく妊娠につながらないご夫婦のサポートもしていきたいと思っています。もちろん、妊娠・出産だけでなく、人生100年時代、いくつになっても生き生きと暮らせるよう、病気の発見や治療もしていかなくてはなりません。女性の生涯を通してサポートできるようなクリニックでいたいと思っています。

それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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当クリニックの歴史は古く、あと数年で開院100年を迎えます。これまでにクリニックを守り続けてきた先代たちの思いを引き継ぎ、これからも患者さんの心と体に丁寧に寄り添えるよう、クリニック一丸となって頑張っていきたいと思います。「恥ずかしいから」「内診が嫌だから」と足が向かない気持ちは、同じ女性としてよくわかります。しかし、女性の体はデリケートで常に変化していくものです。病気はもちろん、病気ではななくても不調を感じることがあれば、まずは足を運んでください。今のその勇気の一歩が、その後の人生をより豊かに過ごすための一歩になるかもしれません。私たちはいつもここで皆さんのことをお待ちしています。

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