吉田医院

吉田医院

吉田 雄一院長、吉田 早苗副院長

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1951年に開業以来、地域に根付いた診療を行っている「吉田医院」。外観・内観ともに、歴史を感じる趣きのあるクリニックだ。現在は初代院長の息子にあたる吉田雄一先生が院長を継承し、妻の吉田早苗先生が副院長を務めている。医師として豊富な経験を持つ両ドクターだが、ふたりとも朗らかで親しみやすく地域住民に親しまれている。マンションの建設が進み、世帯数も急増しているこの地域。地元住民の紹介で新たな住民も同院へ来院するというエピソードに、通院患者からの信頼の厚さがうかがえた。また、院内に飾られている多くの患者手づくりの作品にも、患者との絆を感じられる。長年、地域住民に慕われている吉田院長と早苗副院長に、医師をめざした経緯から診療や今後に至るまでたっぷりと話を聞いた。
(取材日2016年11月30日)

夫婦で診療する、地域に根付いた内科専門のクリニック

―医師をめざしたきっかけは何ですか?

【吉田院長】僕の生まれた1ヵ月後に、父がこのクリニックを開業しました。そして、高校生になって自分の将来について考えた時、実は医師とともに弁護士の仕事にも関心があったのですが、やはりこのクリニックを継ぐことが親孝行になるのではないか、と思い医師をめざしました。
【早苗副院長】私は人の役に立つ仕事をしたいと思い、私も同じように医学部と法学部への進学を迷っていたのですが、高校の恩師からアドバイスを受け、得意な理系を生かすべく医学部へ進学しました。大学では勉強に明け暮れる一方で、当時まだ珍しいバドミントン部に所属し、部活動にも励んでいました。院長は部活動の先輩にあたります。

―専門はどのようにして選びましたか?

【吉田院長】僕は将来、こちらに勤めることを見据えていましたから、内科に在籍しながらさまざまな診療科を回って勉強しました。中でも、この先開業医としての活動を考えた時に、内視鏡検査の必要性を感じ、消化器内科を専門に学びました。カメラ越しに遠隔操作をすることが好きでしたし、カメラを通して異常があるかどうかをその場で判断できるのは僕の性に合っていたのもあり、消化器内科は僕に向いていたと思いますね。
【早苗副院長】私の専門は循環器内科ですが、医師になった当時はまだエコーが普及しておらず、聴診器で心音や呼吸の微妙な変化を聞き分け、それに対してどのような薬を選択するかが医師の腕の見せ所でした。そうした職人技で治療するところに魅力を感じ、循環器内科を専門に選びました。

―開業に至るまでの経緯を教えてください。

【早苗副院長】結婚して子どもが生まれてからは、大学の医局に所属しながら、企業の健康管理部門で産業医として勤めていました。そちらでは健康診断で循環器に問題が発見された患者さんを診療したりと、主に循環器内科を専門に診ていました。その後、こちらで診療を行っています。
【吉田院長】僕が医師になって2年たった頃、父が病気をしたのを機に、病院での勤務の傍ら、こちらへ診療の手伝いに来るようになりました。ですから、父と僕と妻の3人の名前の並んでいる時期もありましたね。それからだんだんとこちらに勤める回数が増え、1992年10月に院長を継承しました。現在は僕と妻で、交替制で診療しています。



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