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水野 秀和 院長の独自取材記事

みずの内科クリニック

(一宮市/布袋駅)

最終更新日:2019/08/28

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一宮市で60年以上続く「みずの内科クリニック」。水野秀和先生が、3代目院長として就任する節目で隣の敷地に移転し、新たに開業という形をとった。建物の新設にあたっては、水野院長のこだわりを随所に反映し、院内はゆったり落ち着いた雰囲気。また、車で移動する人が多い地域柄、駐車場は18台分のスペースを備えるなど、高齢層の患者でも受診しやすいよう、細かな配慮がなされている。水野院長は、同院に戻る前に複数の病院で研鑽を積んできた。医師が多い都市部の大規模病院、へき地医療を行う病院、地元の市民病院、とそれぞれ特徴がある現場で幅広い疾患に対応し、経験を重ねたという。「地域住民の健康寿命を延ばすことが使命」と話す水野院長に、診療に対する思いなど聞いた。
(取材日2018年11月2日)

尊敬する上司の背中を追い呼吸器内科の道へ

おじいさまの代からのクリニックを移転し、新規開業されたそうですね。

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医学部卒業後にいくつかの病院で経験を積んだ後、ここに戻ると同時に隣の敷地に移転し、3代目の私が院長に就任する形で新規開業しました。先代の院長だった父も、まだ現役で診療にあたっています。当院は高齢の患者さんが多いので、今回開院するにあたっては、なるべく皆さんにくつろいでいただけるよう、内装にもこだわりました。待合室はスペースを広くとり、問診票を書くための机も別に用意して、スタッフと一緒に書いていただけるようにしました。また、薬の処方は基本的に院内処方にしています。薬の管理やスタッフの教育など大変な面はありますが、患者さんの負担や手間を少しでも減らすことができるのではないかと思っています。

先生は呼吸器内科がご専門とのことですが、この道に進まれたきっかけは?

医師の道をはっきりと選んだのは高校生の時です。やはり近くで父の背中を見て育ったので、憧れがあったのかも知れません。そんなきっかけだったので、最初は父と同じように循環器内科を専門とすることも考えていました。しかし、研修医として一宮市立市民病院にいた時に出会った、呼吸器内科の部長の先生がきっかけとなり、最終的には呼吸器内科を専門に選びました。先生の人柄や診療内容を見ていて、「こんな医者になりたい」と強く思うようになり、その後ろ姿を追いかけていくうちに呼吸器が面白くなっていって。呼吸器内科で診るのは、基本的には肺だけですが、臓器としては感染症やアレルギー、がん、膠原病など、疾患は多岐にわたります。急性期から慢性期まで幅広く診ることができるのも魅力的でした。また、緩和医療にも興味があったので、そういう意味でもいろいろな患者さんに関わることができるだろうと思いました。

救急医療からへき地での医療など、幅広くご研鑽を積まれたそうですね。

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一宮市民病院で2年間の初期研修中に呼吸器科をめざすと決め、3年目からは名古屋の掖済会病院に移りました。呼吸器が充実している上、ドクターヘリもあるような環境で、救急でも知られる病院です。掖済会では、呼吸器科の一通りの症例を経験し、救急と当直の担当もしました。外来の先生が当番を持ち回りして救急対応する病院もありますが、掖済会は救急専門の先生もたくさんいたので、救急専門の考え方が学べました。4年間の勤務を経て、都市部から離れ、岐阜の東海中央病院に移りました。そちらでは医師が少なかったため、いろいろな疾患をオールマイティーに診る経験をすることができました。その頃には父の後を継ぐことを視野に入れていたので、より幅広い知識を身につけられたことはとても貴重な経験でした。その後は、開院前に地域の患者さんのことをもっと知りたいと思い、一宮市民病院に戻った後に開業に至りました。

専門分野を極めつつ幅広く診療できる医師をめざす

こちらではどのような患者さんが来院されていますか?

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年齢層で言うとご高齢の方が多いですね。一般的な風邪などの症状でかかる方はもちろん、父の専門である循環器内科、私の専門である呼吸器内科の診察を求めて来られる方もいらっしゃいます。呼吸器疾患と他の上記の病気は密接に関係しているので、例えば心臓が悪い方は呼吸器にも症状が出ることがあります。そういった時は、父の意見も聞きながら近い距離で連携が取れるのが強みですね。連携と言えば、開院直前まで勤務していた一宮市民病院では、現在も非常勤として毎週お手伝いさせてもらっているので、入院が必要になった患者さんもスムーズにご紹介ができる体制をとっています。当クリニックと病院を行き来しているので、自分の目で患者さんの状況を把握することができ、私にとっても安心ですね。

呼吸器内科で力を入れていることは何ですか?

呼吸器内科というと「どんな症状でかかったらいいかわからない」という方もいらっしゃいますが、一番イメージしていただきやすいのは気管支喘息の診療かなと思っています。喘息は、来院するまでに時間がかかり、診断を受けていない方も多いですが、治療しないといずれ悪くなっていってしまう病気です。ご自身が苦しい思いをすることにもつながってしまうので、そういう事態にならないように管理できたらいいなという思いがあります。あとはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)というタバコで肺が悪くなる病気ですね。自覚症状が出にくく、咳やたんが出たり、息苦しいというところまで行く頃には結構症状が進んでいます。なかなか完治が難しい病気なので、まずは早期発見と、禁煙が大切という意識を持っていただきたいです。社会的な啓発活動も必要かもしれないですね。

こだわりの設備について教えてください。

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呼吸器科なのでエックス線はもちろん、喘息を早期診断するための機器があります。呼気の中のNO(一酸化窒素)を測るもので、咳が長引いている方によく使います。あとは、肺活量を検査する、スパイロメーターと呼ばれるものですね。肺の状態がわかるので、迅速に診断をつけることができます。呼吸器は治りづらい病気が多いのですが、進行を食い止めることは期待できるので、病気のことをまず知ってもらうことが大切です。内科の中でも、特に呼吸器のクリニックは少ないと思いますので、私のような専門の医師たちが頑張って治療していかなければいけないと思っています。

地域の健康寿命を延ばすことが使命

検査はどのようなものを行っていますか?

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呼吸器科でいえば、睡眠時無呼吸症候群の検査ですね。提携会社と協力して、ご自宅に機械を送り、就寝時につけてもらいます。泊まりの検査ではないので、不安感は少ないと思いますし、簡易検査ではありますが、データを集計して無呼吸であれば、治療に入っていきます。治療を始めれば、完全には治らなくても、心臓の負担軽減につながります。血圧もそうだし、すべてに関わってくる病気なので、生活習慣病の一種のようなものかなと考えています。この他、通常の健康診断で来られる方も多いですね。一通りの検査ができますし、いつも通っているクリニックで健診ができると、診察も一緒にできたり、過去のデータもあるので、総合的に診ることができますね。

舌下免疫療法もされているそうですね。

これは呼吸器というよりアレルギーの診療になりますが、今アレルギー性鼻炎の患者さんがすごく多くて、人口の3分の1になるくらいなんじゃないかといわれているほどです。さらに、その中の1割~2割くらいの方は喘息を発症しやすいという現状があります。ですから、喘息を診ることも大事ですが、その前にアレルギー全体として、鼻炎とかアトピー性皮膚炎なんかもひっくるめて対応したほうがいいかなという思いがあって。全身に出てくるアレルギー治療の一環として、舌下免疫療法を始めました。治療自体は3年から5年と長いんですが、将来的な改善をめざすことができますし、毎年苦しめられるようであれば、治療したほうがいいのではないかと思っています。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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呼吸器という専門はありますが、どういった症状でも一度足を運んでいただきたいと思っています。私もできる限り力を尽くし、自分で対応できないことはしかるべき施設をご紹介します。開業医として、地域の健康寿命を延ばすことが私の使命だと思っているので、そこをしっかり担いつつ、専門を生かして、将来的には在宅医療まで診られるようになっていきたいです。一人で抱え込んだり来院を後回しにしてしまうよりは、とりあえず何かあったらご相談していただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

健康診断/3000円~12000円

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