安全で思い出に残る出産をめざす
産前産後にわたる充実のサポート
小石マタニティクリニック
(豊橋市/豊橋駅)
最終更新日:2024/12/04


- 保険診療
女性にとって一生に幾度とない大きなライフイベントでもある出産は、不安も多く伴うことがある。それゆえに、穏やかに安心して出産したいと誰もが望むのではないだろうか。「小石マタニティクリニック」では、ソフロロジー式和通分娩を通して、安全性に配慮することはもちろんのこと、心のこもった温かな医療の提供を大切にしている。隣接する小児科クリニックとも密に連携し、産前産後や生まれた子どもへの充実したサポート体制が整うのも特徴の一つだ。「分娩や産前・産後の期間が素晴らしいものだったと記憶に残ることは、お母さんにとっても、また生まれてくるお子さんが健やかに成長していく上でも大切です」と語る小石麻子理事長。妊産婦が安心して過ごせるようにするための同院の環境づくりについて詳しく聞いた。
(取材日2023年12月19日)
目次
産前産後を通して安心して過ごせる環境づくりをめざす。小児科との連携も強み
- Q妊産婦が過ごしやすい環境づくりについて教えてください。
-
A
▲リラックスして過ごせるようエステも受けられる
感染症が流行している時期であったとしても、安心して過ごしていただけるように工夫しています。メール呼び出しシステムでご自宅で待機でき、お子さんはいつでもキッズルームで保育士がお預かりしています。また、リラックスしていただくための工夫も重要ですね。妊娠・出産は体に負担が多くかかる場合が多いですから、分娩後は皆さんに、体をリラックスさせていただきたいという思いから、エステとシャンプーを皆さんに提供しています。また、妊娠中の定期健診とは別にオンラインで気軽に質問できるような体制も作っています。
- Q妊産婦のメンタルケアにも注力されていますね。
-
A
▲入院中もおいしい食事が食べられるようレストランを備えている
コロナ禍以降で、妊婦さんの不安はより大きくなったと思います。妊娠・出産を前向きに喜ばしく過ごしていただくためのソフロロジー式和痛分娩について詳しくお伝えをしています。教室では、実際に当院で出産する様子をチームを組んで動画で撮影し、お見せするようにしました。分娩前にイメージができていることで不安などが軽減されている気がします。出産は本来、エンドルフィンなどのホルモンの増加により、人生で最も幸せを感じられる時です。その幸せを分かち合える環境を整えています。
- Q開催されている教室やイベントについても教えてください。
-
A
▲心のこもった温かい医院でありたいと話す小石理事長
コロナ禍以降、人と人のコミュニケーションが薄れ、出産の喜びを分かち合う熱量が少なくなったと感じています。私たちは感染対策を行った上で、教室のあり方や出産後の面会を人とのつながりを大切にできる場所として再出発しています。ソフロロジー教室では、妊娠中の過ごし方や和痛分娩について詳しくお伝えし、安心して出産に臨める準備に取り組んでいます。おなかの赤ちゃんと大切な時間を過ごすための教室として、胎教教室やハッピーママ教室があり、マタニティーヨガやベビービクスなどのエクササイズも行っています。マタニティーコンサートも開催し、地元の音楽家の方や当院スタッフが協力し合っています。
- Q助産師さんの活躍も大きいそうですね。
-
A
▲産後のケアルームや授乳スペースも充実している
当院の助産師は多くの取り組みをしています。例えば妊産婦さんや新生児を助けるための技術を磨いていけるよう蘇生法を学ぶ体制を院内で整えたり、助産師が担当する相談専門の外来を設けたり、さまざまな教室の企画も行っています。産後ケアでは当院で分娩されたすべての方に、助産師によるオンライン訪問を実施し、育児や授乳、生活における負担を軽減していけるようにサポートしています。近年は産褥期のうつといった産婦さんの心の病が問題となっています。迅速に妊産婦さんの抱える問題に気づき、安心して育児をしていただけるような環境を提供していきたいと切に願い、助産師によるサポート体制を整えています。
- Q隣接する小児科クリニックとの密な連携も安心につながります。
-
A
▲さまざまな教室を開催し、健康で楽しめる妊婦生活を支える
お母さんだけでなく赤ちゃんも陣痛のストレスを乗り越えて生まれてきます。日本では新生児の死亡は世界的に見ても最も少ないですが、命に大きく関わってくるのが出生時だと考えられます。子宮の中で温かく守られていた赤ちゃんが外に出ていくことで呼吸や循環、環境の変化がダイナミックに起こります。ですから、小児科のクリニックと密に連携が取れるのは、赤ちゃんの予後に大きく関わってくると考えています。何か問題があった場合に小児科の医師がすぐに赤ちゃんを診察できたり、出生後も小児科医師の専門的な目で診察をしていけることは、お母さんたちの安心につながると思っています。