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医師と理学療法士が連携
生活機能の向上を図るリハビリテーション

ゆうファミリアクリニック

(名古屋市天白区/植田駅)

最終更新日:2025/06/03

ゆうファミリアクリニック 医師と理学療法士が連携 生活機能の向上を図るリハビリテーション ゆうファミリアクリニック 医師と理学療法士が連携 生活機能の向上を図るリハビリテーション
  • 保険診療

慢性的な関節や筋肉の痛み。「スポーツをしているから仕方がない」「加齢による衰えだから仕方がない」「受診するほどでもない」と考え、痛みを我慢している人も少なくないだろう。日常生活に大きな支障を来す前に、整形外科を受診し、治療やリハビリテーションを開始することが大切だ。「リハビリはどんな状態からでも始められる」と話すのは、「ゆうファミリアクリニック」の山内悠司院長。痛みやケガの程度にかかわらず、ためらわずに受診してほしいと言葉に力を込める。同院には、理学療法士や柔道整復師などのスタッフが在籍。院長による診察と検査、運動療法を中心とした理学療法士によるリハビリにより、痛みの改善や回復をめざす。どんな人がリハビリの対象になるのか、また診察からリハビリまでの流れについて、詳しく聞いた。

(取材日2024年10月8日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような人がリハビリの対象となるのでしょうか。
A

スポーツによるケガや腰や膝の痛み、交通事故の後遺症、関節リウマチなどにより生活に支障を来す場合、リハビリを行って改善をめざします。リハビリは、決して重症の方だけが受けるものではありません。骨折やケガの手術後に行うリハビリもあれば、手術を必要としない慢性的な関節や筋肉の痛み、加齢による運動機能の低下、スポーツ中に感じる体の動かしにくさを解消するためのリハビリもあります。つまり、リハビリはどの症状の段階からでも介入できるのです。痛みの原因を突き止め、患者さん一人ひとりに合わせた目標を設定し、リハビリを通じて生活しやすい状態をめざします。

Qどのようにして痛みの原因を突き止めるのでしょうか?
A

医師による問診と検査により、痛みの原因を探り診断をします。治療計画を立てる上で、医師による適切な検査と診断は欠かせません。当院では、エックス線検査やCT検査、超音波検査を行っています。超音波検査では、関節を動かしながら超音波を当て、筋肉や関節の炎症、血流の状態を確認します。リハビリはあくまでも治療方法の一つ。整形外科での治療方法は、注射治療や投薬治療、リハビリ、手術などさまざまです。ほかの治療と並行してリハビリを行うこともありますし、基幹病院で手術をしてから当院でリハビリを開始することもあります。リハビリを行う場合、理学療法士が中心となり、医師の診断を踏まえてメニューを決めています。

Qこちらで行っているリハビリの特徴を教えてください。
A

運動療法は、運動により筋機能の回復や関節の安定性の保持をめざすリハビリ方法です。患者さんによって、「日常生活に支障を来さないようにしたい」「運動パフォーマンスを上げたい」など、めざすゴールはさまざま。症状や年齢、患者さんの希望も考慮し、リハビリ計画は長期的なものと短期的なものを設定します。また、自宅でできるリハビリ方法を考えることも、リハビリスタッフの重要な役割です。自宅と通院によるリハビリを継続することで、生活や運動をしやすい状態をめざします。また当院には、運動療法によるリハビリを行う理学療法士のほか、柔道整復師も在籍しています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師による問診、ヒアリング
ゆうファミリアクリニック 医師による問診、ヒアリング

問診票をもとに、医師が症状や痛みが出た時期などをヒアリング。問診内容は理学療法士などのスタッフにも共有され、リハビリ計画を立てる際の材料にするという。診察では、手術歴や治療歴、どの程度の回復をめざしたいのかを伝えることも重要だ。「肩凝りを解消し、ドライヤーを支障なく使えるようになりたい」「スポーツ中のパフォーマンスを上げたい」などの具体的な目標を伝えておこう。

2超音波やエックス線などによる検査、診断
ゆうファミリアクリニック 超音波やエックス線などによる検査、診断

炎症を起こしている箇所や痛みの原因を突き止めるため、超音波やCT、エックス線による検査が行われる。超音波検査は関節を動かしながら動的な観察を行い、静止画ではなく実際に関節が動く中での異常をチェック。血流が増加し、炎症が起きている個所が判明すれば、その流れで注射の治療も同時に行える。検査結果をもとに診断し治療方法を決定。治療方法はリハビリ、投薬治療、神経ブロック注射など多岐にわたり適切な治療を行う。

3リハビリのプログラムを計画
ゆうファミリアクリニック リハビリのプログラムを計画

医師と理学療法士、ほかスタッフが連携し、リハビリの計画が立てられる。理学療法士により筋肉の状態や関節の可動域が評価され、問診と検査の結果と合わせてメニューを設定。患者の希望も考慮しながら、リハビリ内容が決められる。同院には中学生から90代まで、幅広い年代の患者がリハビリに通っているという。患者の症状や年齢、生活に合わせた計画作成を常に行っている。

4治療、リハビリの実施
ゆうファミリアクリニック 治療、リハビリの実施

理学療法士による運動療法を中心にリハビリを実施。同院にはベッド型の水圧マッサージ器などの物理療法機器もあるが、リハビリ室には必要最低限の機器のみを設置し、圧迫感を排除。患者の「病院は怖い」という気持ちに配慮し、気軽に訪れやすい環境づくりにも力を注いでいるそうだ。通院頻度と期間は患者によってさまざまだが、週に1、2回、1回20分程度リハビリを行うという。

5セルフトレーニングの提案
ゆうファミリアクリニック セルフトレーニングの提案

同院では自宅でできるトレーニング方法を提案。タオルやペットボトルなどの身近にあるものを使った方法から、道具を使わない方法まで、患者の症状やトレーニングができる時間と空間に配慮した内容が決められる。患者に説明する際は、わかりやすい言葉を選び、寄り添いの姿勢を大切にしているという。リハビリの経過は医師と共有され、随時適切な治療、リハビリ内容が検討される。

ドクターからのメッセージ

山内 悠司院長

部活動でのケガや交通事故の後遺症、慢性的な腰痛など、関節や筋肉の痛みに対し、どんな状態からでもリハビリによって機能回復を図ることはできます。痛みを我慢している方は、気軽にご相談ください。患者さんの症状やお悩みに合わせて、リハビリ内容を考えます。ですが、整形外科で行う1回20分程度のリハビリだけでは、症状の回復・改善が難しいため、ご自宅での継続的なリハビリが必要です。患者さんが継続しやすいメニューを考え、説明する際はなるべく医学用語を使わないようにしています。さらに、「リハビリはつらい。病院は怖い」といったイメージを払拭できるような環境づくりを心がけ、患者さんと一緒に痛みの解消をめざします。

山内 悠司院長 ゆうファミリアクリニック
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