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加藤 光男 院長の独自取材記事

ひらばり眼科

(名古屋市天白区/平針駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市営地下鉄・平針駅から徒歩3分。車と人の往来が多い通り沿いにたたずむビルの1階に、加藤光男先生が院長を務める「ひらばり眼科」がある。この地に開院してまもなく30年を迎える同院は、ノスタルジックな古い街並みと駅前独特のにぎやかさが混在するこの土地で、地域のかかりつけ医として長く住民に親しまれてきた。時代の移り変わりに伴い、診察スタイルも変化していると加藤院長は話す。患者のニーズに柔軟に対応するそのスタンスと、院長とともに患者の目の健康を守る「視能訓練士」の存在。これらを軸に、クリニックについてさまざまな話を聞いた。
(取材日2016年11月7日)

時代ごとにクリニックも『進化』し先端医療を提供

時代に合わせ、求められる医療に応えてきたそうですね。

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目に関する心配事があればまず頼ってもらえるような、地域のかかりつけ医院であり続けるためには、患者さんの要望を理解し、それに伴い柔軟に新しい知識を取り入れることが不可欠です。長く医療に携わっていると、時代によって求められる診療は変化し続けているのだと感じることも多いですね。開院して最初の10年ほどは、一般眼科を中心に、屈折の分野では専用の機器を用いた仮性近視の治療に努め、その後15年は、レーシック手術やオルソケラトロジーでの近視矯正や予防に力を入れてきました。現在もより良い治療を提供するために、新しい治療法が発表されたら積極的に調べてみたり、全国各地で行われる勉強会に参加したりして、常に最新の治療が提供できるよう努めています。

現在もなお、勉強の欠かせない毎日なのですね。

仕事や勉強が趣味と言ってもいいかもしれません。長年にわたり眼科を専門として学んできたことで、医療の進歩や変化を見てきました。だからこそ、学び続けることの重要さ、大切さを理解しています。そしてクリニックの役割として大切にしていることは、一次診療です。まずは、病気を早期に見つけ適切な治療へ行う。そのためには、的確に診断できるよう新しい検査機器を積極的に導入しています。また必要があればより専門的な医療機関へ紹介することもあります。

患者さんの層についてお聞かせください。

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全年齢通して幅広くいらっしゃいますが、小児眼科にも力を入れているのでお子さんも多いです。斜視、弱視や近視といった症状に悩まれている患者さんが、近隣だけではなく小牧市や知多市、豊橋市など遠方からも多く来院されます。検査や説明を丁寧に行うことが評判となって、クチコミも広まっているようです。これも優秀な視能訓練士が5人いるからこそですね。白内障手術では、医師の高い技術による日帰り手術を行っています。安全性にも配慮しており、短時間で終了し術後の回復も早いため日常生活への影響も少ないです。同日に両眼の手術もできるため、それを希望して来院される方も多いですね。特に当院では、遠視や近視、乱視を老眼と同時に改善できる人工水晶体の1つ「多焦点眼内レンズ」も選択していただけるのも特徴の一つ。多くの患者さんの要望に応えたいという一心で、レンズの種類も増やしています。

患者との懸け橋になる視能訓練士

白内障治療の特徴を教えてください。

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これまで培った屈折に関する知識を生かした、高いレベルのものを提供できていると思います。白内障手術では濁りを取り人工レンズを入れます。この時、重要となるのがレンズの選択です。というのも、この選択が術後の視力・見え方に大きく影響するからです。患者さんがどのような生活を送りたいのかを視能訓練士がカウンセリングを通して読み取り、レンズの特性などを交えながら説明します。その上で、患者さんに寄り添いじっくり時間をかけて一緒に選ばせていただくことが当院の特徴です。多くの患者さんのいる中で、診察時内にゆっくりとお話しするのは僕1人ではなかなか難しく……。しかし手術に関する悩みや相談など短い時間では解決しづらいことを、急かしてもいけません。患者さんにはストレスなく考えてもらえるよう、そして悩みを解決できるようサポートするため、視能訓練士が僕に代わり患者さんの話を聞いてくれます。

小児眼科ではどのような特徴があるのでしょうか?

親御さんの不安を取り除くことに力を注いでいます。例えば弱視は8歳頃までに治療を終了しておかないといけません。タイムリミットのある病気のため、親御さんの悩みや不安も大きなものとなります。ですので、カウンセリングには特に力を入れています。また小さいお子さんの場合、上手に検査ができないこともあるんですよ。当院では子ども好きな視能訓練士が対応しますので、お子さんも遊び感覚で楽しく検査や治療に取り組んでいます。他院では緊張して上手に検査が受けられなかったお子さんが、上手に検査を受けられるようになった、というお声もいただき、親御さんにも厚い信頼をいただいていると実感しています。

診療に深く関わる、視能訓練士について教えてください。

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視能訓練士は国家資格を持つ専門技術者で、一般的な検査はもちろん、斜視や弱視の治療・訓練のエキスパート。その存在は、眼科診療においてなくてはならないものです。確かな技術を持った視能訓練士が検査することでより精度の高い検査結果へとつなげられるのです。当院では5名の視能訓練士を含め総勢13名が在籍し、患者さん一人ひとりに向き合う診療を行っています。患者一人ひとりに目を配り、気を配り、心を配り「より良い治療のためにできること」を常に考えてくれているのもありがたいですね。また、患者さんから受けた質問や相談を踏まえ、どんなふうに治療を進めたいか、といった要望も患者さんに代わり僕に伝えてくれます。

視能訓練士の皆さんは、医師と患者さんの懸け橋のような存在なのですね。

白内障手術や小児眼科での治療は、検査結果があればプランを立てられるものではありません。治療で求めるものは、患者さんによって全く異なります。簡単に手術を終えられて、ある程度見えるようになれば十分という方もいれば、眼鏡なしでの生活を望まれる方もいらっしゃいます。数値だけでは捉えきれない、患者さん一人ひとりの性格や生活習慣も踏まえることが欠かせないのです。患者さんの希望に合わせたプランを立てるためにも、やはり彼女たちがいなくては始まりません。治療を進める中で、患者さんに最も接することになるのは視能訓練士です。治療時は、患者さんと言葉を交わしたり、気持ちをくみ取ったりしながら、常に患者さん寄り添い、何を望んでいるのかを一緒に考えていくことが大切とスタッフに指導しています。

すべては患者のために。患者に真摯に寄り添う

視能訓練士の皆さんとのコミュニケーションで気を付けていることは何ですか?

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患者さんと深く接している彼女たちだからこそ気付けることは、とても多いと思っています。ですので、提案には必ず耳を傾け、積極的に取り入れるよう実践しています。常にいろいろと工夫して「こうしたほうが良いと思う」ということは提案してくれますね。待ち時間の改善であったり、お子さん向けのおもちゃを用意したり。診療はもちろんそういった心配りも、とても僕一人ではできないことですので助かることばかりです。セミナーなどには自分から参加したいと言ってくれますし、常に勉強熱心なスタッフでいてくれるのでうれしい限りですね。

医院の信条、モットーはありますか?

僕の尊敬する先生が言っていることなのですが、「すべは患者さんのために」ということですね。ありきたりに聞こえるかもしれませんが、これに尽きると思います。今より良く見えるようにすることはもちろん、今の状態をキープしてこれ以上悪くならないようにすることも患者さんのためには大切なことです。医師と視能訓練士が連携を取り、これからも高い水準の医療技術を提供し続けていきたいと思います。

今後の展望についてお聞かせください。

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患者さんに先端の医療を提供するために、常に吸収し還元することは今後も継続していきたいですね。そして、患者さんへのサポート力をより強化するためにも、多くの視能訓練士の育成に貢献できたらと考えています。視能訓練士が、医師と同等に治療の説明ができるようになれば、僕たち医師にとってもとても助かります。何より患者さんにとっても、相談できる相手が増えて安心感にもつながると思うのです。不安を抱える患者さんに寄り添うのは、医師も視能訓練士も同じ。だからこそ、より高いスキルを持つ視能訓練士を育てることは、患者さんの健康と安心のためにも、一層力を注いでいきたいですね。

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