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鎮静剤を用い、同日検査も可能
苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査

天白宮田クリニック

(名古屋市天白区/塩釜口駅)

最終更新日:2025/06/25

天白宮田クリニック 鎮静剤を用い、同日検査も可能 苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査 天白宮田クリニック 鎮静剤を用い、同日検査も可能 苦痛に配慮した胃・大腸内視鏡検査
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中高年になると一度は受けたほうがよいとされる胃と大腸の内視鏡検査。気になる症状がある人や定期的な検査が必要な人にとっては、通いやすく、医師が話しやすいこと、そして苦痛の少ない検査が受けられることがクリニック選びのポイントとなるだろう。内視鏡検査の豊富な経験を持つ宮田雅弘先生が院長を務める「天白宮田クリニック」も、苦痛に配慮した胃と大腸の内視鏡検査に注力。大腸の内視鏡検査は土曜日も含め診療日は毎日行っている。「大腸内視鏡検査の必要があり、実は胃も気になるという方には同日検査をお勧めしています」と宮田院長。来院が1回で済むというメリットがあるほか、同院では希望すれば鎮静剤の使用も可能で苦痛の軽減も望める。同院で受けられる内視鏡検査について詳しく教えてもらった。

(取材日2025年5月20日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q胃と大腸の内視鏡検査を同じ日に受けることは可能ですか?
A

はい、当院では土曜日も含め診療日は毎日午前の診療後に同日での検査を行っています。胃と大腸、両方の内視鏡検査が必要な方にとっては、来院が1回で済む点で利便性が高いと思います。鎮静剤を使用すると車の運転ができませんので、ご家族が送迎される場合、送迎も1回で済みますね。便潜血検査が陽性だったことをきっかけに受診され、「実は胃の調子が悪い」「数年前にピロリ菌の除菌をしたがその後検査していない」といったように、胃と大腸ともに検査をしたほうがよいと思われる方に同日検査をお勧めしています。ただ、不安だから別々の日にしたい、仕事の都合がつかない、という方もいらっしゃるので、患者さんのご希望に合わせています。

Qかかりつけ医で内視鏡検査を受けるメリットを教えてください。
A

病院は設備が整い、マンパワーがあり、救急対応も可能で入院もできて手術もできますが、内視鏡検査に関していえば病院だから良い検査というわけではありません。検査内容も技術も同じです。通い慣れたクリニックのほうが、予約が取りやすく、行きやすく、待ち時間が少なく、万が一、検査後に不調を感じてもすぐに相談できるというメリットがあります。かかりつけ医であれば日頃から話しやすく、自分の体のことをわかってくれているという安心感もあるでしょう。定期的に検査が必要であれば、なおさらだと思います。

Q内視鏡検査は痛みや苦痛があるのではないかと不安です。
A

当院ではご希望の方に鎮静剤を使用しています。全身麻酔には、鎮静、鎮痛、筋弛緩の3つの要素がありますが、内視鏡検査で使うのは鎮静で、これは意識のみ消失させることを目的とした麻酔です。大腸の検査ではこれに鎮痛薬も少し混ぜています。検査中の患者さんの状態には個人差があり、ウトウトした状態で検査を終える方もいれば、中には完全に寝てしまう方もおられます。検査中は酸素飽和度を測定し、看護師が1人ないしは2人ついて、鎮静剤を使っていない方にはお声がけしたり体を優しくさすったりしています。当院では検査後、アンケートを実施しており、より不安や負担の少ない検査実施のために、患者さんの声を積極的に取り入れています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と事前説明を受ける
天白宮田クリニック 問診と事前説明を受ける

医師による問診では、既往歴や服用している薬の確認、出血など検査時のリスクについて説明される。抗血栓薬を飲んでいる場合は事前に主治医とやりとりを行うほか、緑内障を発症していると鎮痛剤が使用できないこともあるため、問診は丁寧に行われる。検査の日程は電話予約が可能だが、大腸内視鏡の場合は下剤を処方するため検査前の受診が必要。検査前日の夕食は軽めにし、21時以降は水やスポーツドリンク以外の摂取は控える。

2事前処置で検査に備える
天白宮田クリニック 事前処置で検査に備える

胃の内視鏡検査では、検査前に胃の中の泡を消すための薬を飲み、経口内視鏡の場合は喉に、経鼻内視鏡の場合は鼻腔内に麻酔を施す。大腸の内視鏡検査では事前に下剤の服用が必要。来院したら個室で服用し、水様の便になるまで待つが、同院では専用トイレがあるので人目を気にせずに済む。自宅で服用してから来院することもでき、その場合は、従来の下剤より少量で済むもの、便秘の人に適したものなど下剤の種類を選ぶことができる。

3胃と大腸内視鏡検査を同日に受ける
天白宮田クリニック 胃と大腸内視鏡検査を同日に受ける

胃と大腸の同日検査は午前の診療時間後にスタートする。胃の検査を先に受け、そのまま大腸の検査を受けるので、あらかじめ大腸の検査用の検査着に着替えておく。胃の検査が終わると、体位の変換、ファイバーの取り換えなどが行われ、大腸の検査に移る。鎮静剤を使っていない患者は、画像を見ながら医師と話をすることも可能。ポリープ切除などがなければ2つの検査を受けても時間は30分程度だ。

4検査後、処置室へ移動して休む
天白宮田クリニック 検査後、処置室へ移動して休む

鎮静剤を使用して検査を受けた場合は、検査終了後、目が覚める薬によって起き上がることができるようになるので、看護師に付き添ってもらい処置室へ移動、ベッドに横になって休む。処置室なのでいつでも看護師の目が行き届いている。休む時間は人により10分程度から1時間ほど。

5検査結果の説明を聞く
天白宮田クリニック 検査結果の説明を聞く

洗面所でうがいをし、着替えを済ませて、診察室で検査結果を聞く。細胞を採取した場合は検査に出されるので、1~2週間に再び来院して結果を聞く。鎮静剤の使用により、ぼーっとして説明を忘れてしまうこともあるため、同院では所見を紙に書いて渡しているという。「忘れたらまた聞いてください。何回でも説明します」と宮田院長。

ドクターからのメッセージ

宮田 雅弘院長

胃と大腸の内視鏡検査は、がんなど重篤な病気の早期発見に非常に役立つ検査です。胃がんはピロリ菌を除菌すれば大丈夫と思われがちですが、実はリスクがなくなったわけではありません。除菌後の胃がんはむしろ増えており、定期的な検査が必要です。大腸内視鏡検査については、受けたくない検査ナンバーワンだと思いますが、がん死亡者数でいうと、大腸がんは女性で第1位、男性では第2位です。ポリープさえ取れば大腸がんで亡くなる方を減らせると思っています。内視鏡検査はぜひ受けてほしいですね。そのため当院では患者さんの声に耳を傾け、検査時の苦痛や負担の軽減に努めています。また当院では、条件はありますが大腸CT検査も可能です。

宮田 雅弘院長 天白宮田クリニック
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